更新日: 2024.02.13 その他年金

現在、年収400万円で暮らしています。年金も年400万円受け取りたいのですが、難しいでしょうか?

現在、年収400万円で暮らしています。年金も年400万円受け取りたいのですが、難しいでしょうか?
老後も、今の生活水準を下げたくないと考えている人は多いでしょう。もしも老後にこれまでの年収額と同じ額の年金を支給されれば、いうことはありません。それでは、現在年収400万円の人が、老後に年金で同額を受け取ることは可能なのでしょうか。本記事では、年金の仕組みや計算方法、年金受給額を増やす方法について解説します。

【PR】SBIスマイルのリースバック

おすすめポイント

・自宅の売却後もそのまま住み続けられます
・まとまった資金を短期間で手に入れられます
・家の維持にかかるコスト・リスクが無くなります
・借り入れせずに資金を調達できます

FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

年金を毎年400万円受給することは可能?

そもそも年金を毎年400万円(月あたり約33万円)受給するためには、現役時代の年収がいくら必要なのでしょうか。まず、老齢基礎年金の満額は令和5年度で79万5000円です。そのため、年金を毎年400万円受け取るためには、老齢厚生年金を320万5000円受給しなければなりません。
 
老齢厚生年金の年金額は「報酬比例部分+経過的加算+加給年金額」で計算できます。このうち大部分を占めるのが報酬比例部分なので、今回、老齢厚生年金の受給額は報酬比例部分のみとします。
 
報酬比例部分の計算式は、加入期間が平成15年3月以前の場合は「平均標準報酬月額×7.125÷1000×加入月数」です。平成15年4月以降の加入期間については、「平均標準報酬月額×5.481÷1000×加入月数」で計算します。
 
上記の式から、仮に加入月数が480ヶ月(平成15年4月以降)で320万5000円を12で割った額である約26万7000円を毎月受給すると、必要な平均標準報酬月額はおよそ121万8223円になります。ただし、標準報酬月額の最上等級は32のため、年収がいくらであっても報酬月額は65万円となります。
 
これらの結果から、基本的には年金を毎月400万円受給することは、年収がいくらであってもできないということになります。
 

【PR】SBIスマイルのリースバック

おすすめポイント

・自宅の売却後もそのまま住み続けられます
・売却金のお使いみちに制限がないので自由に使えます
・家の維持にかかるコスト・リスクが無くなります
・ご年齢や収入に制限がないので、どなたでもお申し込みいただけます

年収400万円の場合の年金はいくらになる?

それでは、年収が400万円だった場合、実際の年金受給額はいくらになるのでしょうか。先述したように、老齢基礎年金の満額は令和5年度で79万5000円です。老齢厚生年金の受給額(平成15年4月以降に480ヶ月加入)についても先述の計算式で計算しましょう。
 
年収400万円だと報酬月額は21等級で34万円であるため、老齢基礎年金の受給額は「34万円×5.481÷1000×480ヶ月」でおよそ89万4500円になります。老齢基礎年金額と老齢厚生年金額を合わせるとおよそ168万9500円、月あたり約14万800円が年金受給額になります。
 

年金額を増やす方法はある?

年金額がおよそ163万6881円だと足りないという場合は、何らかの方法で増やすことを考えなければなりません。例えば、働く期間を増やすのもひとつの方法です。国民年金の受給資格を満たしている場合は60歳までしか加入できませんが、厚生年金は70歳まで加入できます。そのため、厚生年金は480ヶ月以上に加入月数を増やすことが可能です。
 
また、繰下げ受給を活用するという手もあります。繰下げ受給とは、受給時期を65歳よりも遅らせることで受給額が加算される制度です。1年遅らせると8.4%加算され、その後は1ヶ月毎に0.7%が75歳まで加算されます。仮に75歳まで受給を遅らせたとすると84%加算されるため、年金受給額が2倍近くになります。
 

年収400万円で同額の年金を受給するのは難しい

年収が400万円の場合、受給できる年金額はおよそ160万円になります。老後に同額の年金を受給することは、年金の仕組み上難しいといわざるを得ません。しかし、厚生年金の加入月数を増やすことや、繰下げ受給によって年金受給額を増やすことは可能です。
 
また、iDeCoやNISAなどを活用して、老後資金を準備してもよいでしょう。措定される年金額ではとても足りないという人は、これらの方法を検討してみてはいかがでしょうか。
 

出典

日本年金機構 老齢基礎年金の受給要件・支給開始時期・年金額
日本年金機構 老齢厚生年金の受給要件・支給開始時期・年金額
日本年金機構 は行 報酬比例部分
日本年金機構 令和2年9月分(10月納付分)からの厚生年金保険料額表(令和5年度版)
日本年金機構 年金の繰下げ受給
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー