【素朴な疑問】年金って長生きすればするほどもらえるのですか?上限の年齢はないの?
配信日: 2024.02.20
ところで、年金はいつまで受け取れるのでしょうか。今回は、年金を受け取れる上限の年齢など、受給について知っておきたいことを紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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年金を受け取れるのは何歳まで?
結論からいえば、年金を受給できる上限の年齢は決められていません。90歳でも100歳でも受け取れます。体力に個人差はあるものの、通常は年齢を重ねるほど就労は難しくなります。
年金を受給する年齢になれば、若い頃と同じように働ける人はそういないでしょう。仕事を続ける人もいますが、時間を制限するなど収入も現役の頃に比べて低めになるのが一般的です。
そのため、年金受給年齢に上限を設けてしまうと、その後の生活が成り立たなくなる人がほとんどです。健康なままで生涯を終えられる人もいれば、介護が必要になる人もいます。
年金は、そういったさまざまな人の老後生活に欠かせない収入源です。そのため、上限を設けることはできません。年金は、受給者本人が亡くなるまで受け取れます。
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生涯で受け取れる年金はいくらになる?
令和3年度から、年金は原則として0.4%引き下げになっています。日本年金機構が令和4年4月分(6月15日支払い分)から支払われる年金の一例としてあげている年金月額は、夫婦2人の場合で21万9593円です。
仮に夫婦で65歳から20年生きるとすると、21万9593円×12ヶ月×20で5270万2320円となります。
受給者本人が亡くなったときは報告が必要
年金受給者本人が亡くなったときは、受け取る権利が喪失します。そのため、受給権者死亡届(報告書)を提出しなければなりません。
ただし、受け取っていない分の年金がある場合や死亡した月分までの年金は、生計をともにしていた遺族が「未支給年金」として受け取れます。未支給年金を受け取れるのは、配偶者や子ども、孫といった3親等内の親族です。
年金は本人が亡くなるまで受給できる
年金には、受給可能な年齢の上限は設けられていません。本人が亡くなるまで受け取れます。そのため、生存中に年金が途絶える心配はありませんが、受給額には個人差が出ます。今後受給額が引き下げになったり開始時期が遅くなったりする可能性もあります。年金をもらっても必要な生活費に満たない人も多いでしょう。
そのため、早くから受給できる年金を把握しておくことが大切です。現在は繰上げ受給など早く年金を受け取れる制度もあります。また、逆にお金に余裕がある場合は、繰下げ受給をするとよいでしょう。
なぜなら、繰り下げた期間分受給額が増額されるためです。自分に合ったスタイルで年金を受給し、快適な老後を過ごしましょう。
出典
日本年金機構 令和4年4月分からの年金額等について
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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