更新日: 2024.07.09 国民年金

彼氏の家に年金事務所から「黄色」が届いていました。「会社員」なのに督促状が届くことってあるのですか?

彼氏の家に年金事務所から「黄色」が届いていました。「会社員」なのに督促状が届くことってあるのですか?
今回、ある女性から相談を受けたので紹介します。「結婚を考えている彼氏の家に年金事務所から黄色の封筒が届き、彼氏はどのようなものか分からず開封していない」とのことです。本記事では、年金事務所から届く黄色の封筒について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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年金事務所から届く「黄色」の封筒とは?

まずは、年金事務所から届くものは重要なことが記載されていることが多いため、彼女を通じて彼氏に至急開封することを伝えるようすすめました。「黄色」の封筒を開封したところ、「特別催告状」というものでした。これは年金加入記録の確認のために送られるもので、国民年金に未加入期間があると送られてきます。
 
今回は「黄色」の封筒が届いていますが、封筒の色は危険度を表しており、赤(ピンク)が最も危険度が高く、青が最も低いです。黄色の危険度は、中程度とされています。
 

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会社員でも督促状が届くことはある? 彼女が今すぐ確認すべきこととは?

彼女は、毎月給与から国民年金保険料が天引きされるはずの会社員にも督促状が届くのか疑問に思ったとのことですが、会社員でも督促状が届くことは十分に考えられます。
 
前述のように国民年金に未入金の場合に送られているものですから、転職や休職したことで国民年金に未加入期間があると考えるのが妥当です。それを踏まえて彼女には、彼氏に以下のことを確認することを伝えています。
 

・未加入の期間と原因の確認
・国民年金保険料の納付金額
・支払いの意思

 
そのうえで、不明点は年金事務所に直接問い合わせることもアドバイスしました。黄色の封筒で、危険度が低くないためです。
 

督促状の無視は非常に危険! 対応方法は?

さらに、督促状を無視する危険性についても説明しています。国民年金を未納のまま放置していると電話などでも督促を受け、それでも無視し続けると最終的には世帯主や配偶者の財産が差し押さえになります。
 
差し押さえになるのは一定額の給与や銀行預金、車や生活必需品以外の動産、有価証券など生活に欠かせないものばかりです。これを伝えると彼女は非常に動揺していましたので、こういったケースの対応方法を伝えました。具体的には以下の通りです。
 

未納分を納める

未納分は2年間さかのぼって追納できますので、その納付を優先することをアドバイスしました。
 

免除、猶予申請をする

経済的に難しい場合は、免除もしくは猶予手続きができることも説明しています。免除は所得が一定以下の場合に保険料が免除されるもので、全額、4分の3、半額、4分の1免除されます。猶予は20歳以上50歳未満の方で前年の所得が一定以下の場合に保険料納付を猶予する制度です。
 
また未納分を納める、もしくは免除・猶予を申請することで財産の差し押さえを防ぐことができるものの、将来受け取れる年金が減ることを注意点として伝えています。
 

年金事務所から黄色の封筒が届いたら迅速に対応しよう!

アドバイスをもとに彼氏に確認したところ、現職になるまで半年間ほどリフレッシュで働いていない期間があったようで、その期間の未納分があることが分かりました。
 
その後、念のために年金事務所に問い合わせ、黄色の封筒に同封されていた納付書で保険料を納付しました。2人はアドバイスをもとに迅速に対応し、結婚のために貯めていたお金を保険料として充てたとのことです。
 
今回のケースのように、会社員でも督促状が届くことがあるので十分注意しましょう。
 

出典

日本年金機構 「年金加入記録確認のお願い」(黄色の封筒)をお届けしています
日本年金機構 日本年金機構の取り組み(国民年金保険料の強制徴収)
日本年金機構 国民年金保険料の追納制度
日本年金機構 国民年金保険料の免除制度・納付猶予制度
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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