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更新日: 2021.11.17 税金

150万円の壁を越えたら夫の税金はどう変わる?

執筆者 : 柘植輝

150万円の壁を越えたら夫の税金はどう変わる?
主婦がパートなど働く場合、年間の収入について103万円の壁、130万円の壁に続いて考えたいのが、150万円の壁です。どの壁を意識して働くのかによって、扶養を含めて夫の税金にも影響が出ます。
 
では収入が150万円を超えると、どういった影響が出るのでしょうか。150万円の壁と、夫の税金についての関係を見ていきます。
 
柘植輝

執筆者:

執筆者:柘植輝(つげ ひかる)

行政書士
 
◆お問い合わせはこちら
https://www.secure-cloud.jp/sf/1611279407LKVRaLQD/

2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。

柘植輝

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執筆者:柘植輝(つげ ひかる)

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150万円の壁とは

150万円の壁とは、妻の年間のパート収入が150万円を超えると、夫の税金の計算において適用される配偶者特別控除の額が最大の38万円から段階的に小さくなっていくことから、収入150万円のラインに付けられた呼称です。
 
配偶者特別控除とは、配偶者に103万円を超える収入があり、夫が配偶者控除の適用が受けられない場合に、配偶者控除に代わって受けられる所得控除です。配偶者特別控除を受けるには、夫のその年の収入(給与所得)が1195万円以下など一定の要件があります。
 

150万円の壁を越えるとどうなる?

妻の収入が150万円の壁を越えたとしても、数万円程度であれば、そこで急に配偶者特別控除の額がゼロになって、夫の税金が大きく変わるというわけではありません。まずは下記の表をご覧ください。
 

出典:国税庁 「家族と税」
 
例として、夫の年収が給与所得のみで1095万円以下の場合について見てみましょう。

妻の収入が150万円を超えたとしても、155万円以下であれば、150万円以下の場合と比べて配偶者特別控除の額は2万円しか変わらず、夫の税金に劇的な変化はありません。
 
しかし、160万円を超えたあたりになると、配偶者特別控除の額は26万円と、150万円の壁を越える前よりも12万円小さくなり、その分、課税対象の所得が大きくなるため、先ほどの150万円超、155万円以下の場合と比べて夫の税金への影響も大きくなります。
 
具体的な税額は、家族構成や控除の内容などによっても異なりますが、仮に課税される夫の所得金額が300万円、所得税の税率が10%の場合、妻の収入が160万円を超えると所得税だけで1万2000円程度増える見込みです。
 
さらに、住民税も同様に所得割を10%とすると、1万2000円以上増える計算になります。
 

150万円の次の壁は?

150万円の次は、201万円の壁です。妻の収入が201万6000円以上になると、完全に配偶者特別控除の適用がなくなります。
 
夫の年収が給与所得のみで1095万円以下の場合、妻のパート収入が197万2000円以上、201万6000円未満であれば、まだ201万円の壁を越えていないので夫は3万円の配偶者特別控除を受けられます。
 
しかし、この収入の範囲を超えてしまうと配偶者特別控除の適用対象外となり、150万円の壁を越える前と比較して38万円分も課税対象となる所得が増え、夫の税金も確実に増加します。
 

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150万円の次の壁は意識すべきだが絶対ではない

150万円の壁は間違いなく意識しておくべきでしょう。しかし、配偶者特別控除の額は38万円から0円まで段階的に減少していくため、妻の収入が150万円の壁を越えたら即、夫の控除がなくなって大幅に税金が変化するというものではありません。
 
パートの収入について考える際は、実際に妻の側で増える収入と、夫の側で控除が減少したことにより増える税金について比較して、150万円という収入の額にとらわれすぎずに、柔軟に考えるのがよいのではないでしょうか。
 
出典
国税庁 家族と税
国税庁 No.1195 配偶者特別控除
 
執筆者:柘植輝
行政書士

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