所得税の種類ってどのようなものあるの? それぞれの計算方法はどうなっている?
配信日: 2023.01.06
この記事は約 2 分で読めます。
確定申告の時期が近づいてきました。会社員の方も自営業の方も所得税を払いますが、実はこの所得税には10種類の所得の種類があります。今回は、10種類の所得にはどのようなものがあるのか、計算方法はどうなっているのかについてみていきたいと思います。
執筆者:田久保誠(たくぼ まこと)
田久保誠行政書士事務所代表
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、特定行政書士、認定経営革新等支援機関、宅地建物取引士、2級知的財産管理技能士、著作権相談員
行政書士生活相談センター等の相談員として、相続などの相談業務や会社設立、許認可・補助金申請業務を中心に活動している。「クライアントと同じ目線で一歩先を行く提案」をモットーにしている。
10種類の所得の種類とは?
所得税法では、発生形態に応じて所得を図表1の10種類に区分しています。それぞれどのような所得が該当するのか、課税方法・計算方式については図表1のとおりです。
【図表1】
課税方法とは?
図表1の「課税方法」とは、それぞれ次のようになっています。
総合課税:確定申告によって、他の所得と合算して税金を計算する制度です。
申告分離課税:確定申告によって、他の所得と分離して税金を計算する制度です。
源泉分離課税:他の所得との関係はなく、所得を受ける際に一定の税額が源泉徴収されて、それですべての納税が完結する制度です。
まとめ
今回は所得税の種類について見てきました。これらの所得をそれぞれ計算した後、税額を算出して納税します。
例年発生する給与所得や事業所得についての申告は慣れているという方もいらっしゃると思いますが、自宅を売却した際の譲渡所得や保険金等が入った際の一時所得があったときは注意が必要です。
もし、不安がある場合は税理士や税務署に確認するようにしましょう。
出典
国税庁 所得の種類と課税方法
執筆者:田久保誠
田久保誠行政書士事務所代表