更新日: 2023.01.11 確定申告

「確定申告」は早めに準備しよう! 事前に準備するものはどんなものがある?

「確定申告」は早めに準備しよう! 事前に準備するものはどんなものがある?
確定申告で頭を悩ませる人は少なくないようです。給与所得者であっても副業による収入があったり、個人事業主やフリーランスで仕事を得ていたりすると、申告に必要な書類の所在が問題になりがちです。申告は毎年同じ時期に繰り返されるので、日頃から準備しておきましょう。
 
本記事では、確定申告について、概要を確認した上で、必要な事前準備について考察していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

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確定申告が必要な人とは?

確定申告とは、年間所得に対する納税額を計算して申告する手続きです。 納税申告ではありますが、すべての人に必要な手続きではなく、所得形態と金額によって決まります。国税庁のWEBサイトには「確定申告が必要な方」についての詳細が記されていますが、法律の条文のような表現で、多少わかりにくいところがあります。
 
ここでは、逆に確定申告が不要なケースについて紹介します。つまり、これ以外の人は「必要」ということになるのです。なお、年間所得の「年間」とは1月1日から12月31日までを指し、申告期間は原則として翌年の2月16日から3月15日までとなっています。
 
・ 給与所得者
所得が2000万円以下、かつ副業等の年間所得が20万円以下の人
 
・ 年金受給者
年金に関わる雑所得が年間400万円以下、かつ年金以外の年間所得が20万円以下の人
 
・ 個人事業主またはフリーランス
事業所得が48万円以下の人
 

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月ごとに行うべき準備

確定申告の際の負担を減らすためには、日常的な準備が重要です。 申告タイプによって必要な書類は異なりますが、申告期限が近くなってから慌てないで済むように、次のようなものに関しては、月ごとの締めの段階で整理しておいた方がよいでしょう。
 
・収入や支出がわかる書類
給与明細書、保険料の支払いを証明する書類、その他各種領収証などを散逸しないように、ファイルなどにまとめておく
 
・会計アプリを活用して管理しておく
パソコンやクラウドで利用できる会計アプリには確定申告対応機能がついているものが多く、日常的な収支を記録しておけば、確定申告書類の出力までサポートを受けられる場合があります。無料で始められるものもあるので試してみるとよいでしょう。
 

確定申告前に行うべき準備

確定申告対象期間が終了したら、早めに申告準備に取り掛かります。準備としては、大まかに2段階です。
 

・添付書類の準備

給与所得や公的年金等の源泉徴収票を用意しましょう。提出にはコピーではなく原本が必要です。公的年金だけではなく、私的年金を受けている場合には金額などが分かる書類が必要です。控除を受けるには、次のような証明書が必要になります。
 
例えば、医療費の領収書、社会保険料(国民年金保険料)控除証明書、生命保険料の控除証明書などです。
 

・申告書、付表、計算書などの準備

「確定申告書」を取り寄せます。オンライン申請の場合は紙の申請書は不要ですが、確認のためのPDFを読み取れるソフトをPCにインストールしておきましょう。次に「本人確認書類」を準備します。マイナンバーカードまたは、個人番号がわかる書類と身分確認書類の組み合わせでも大丈夫です。
 
最後に、青色申告であれば「青色申告決算書」、白色申告であれば「収支内訳書」を準備します。
 

申請の容易さは日頃の整理から

確定申告は1年間分の収支が関係してくるため、申請直前にまとめてやろうとすると必要な書類が見つからず、探索に無駄な時間を費やすリスクが増大します。
 
とくに、経理担当者を経営者が兼任する個人事業主やフリーランスの場合は、日々の情報管理がおろそかになりがちで、リスクがさらに大きくなるのです。まずは、領収証などの提出書類関連だけでもファイリングしておくと申請時の手間が大きく省けることでしょう。
 

出典

国税庁 確定申告が必要な方
国税庁 No.2020 確定申告
国税庁 確定申告書等の様式・手引き等(令和4年分の所得税及び復興特別所得税の確定申告分)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部