更新日: 2023.01.19 確定申告
30分もかからない!?「年金の確定申告」をラクに済ませる方法を紹介
しかし、年金収入の確定申告であれば決して難しいことはなく、いざやってみると「こんなものか」と思われる人も多いでしょう。
本記事では難しくない年金の確定申告を、よりラクに済ませられる方法を解説していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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1番ラクな方法はe-Tax
パソコンまたはスマホが扱える人は、国税電子申告・納税システムである「e-Tax(イータックス)」の利用をおすすめします。
画面の指示に従って、公的年金等の源泉徴収票や所得控除の情報などを入力し、マイナンバーカードを使って送信するだけで確定申告が完了します。スムーズにできれば30分もかからないでしょう。税務署に足を運ぶ必要もない非常に便利な方法です。
公的年金等の源泉徴収票を電子データで受け取れる
2023年1月より、年金の確定申告に必要となる「公的年金等の源泉徴収票」をねんきんネットから電子データで受け取ることができるようになりました。電子データはe-Taxで利用することができる上に、確定申告書に自動的に取り込まれるため、入力の手間すらなくなります。
【図表1】
日本年金機構 確定申告・年末調整に必要な通知書をマイナポータルで受け取る
パソコンで作成してから書面で提出
マイナンバーカードやカードリーダーを持っていない、スマホがe-Taxに対応していないなど、ネットからの送信ができない場合には、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」で確定申告書を作成してから印刷し、税務署に提出しましょう。直接持参してもよいですが、郵送でも受け付けています。
先述した「1番ラクな方法はe-Tax」とは、送信するかしないかの違いになります。この方法であれば確定申告書の作成自体はラクをすることができます。
手書きで作成して提出
パソコンやスマホでの申告が難しい場合は、手書きで確定申告書を作成しましょう。用紙は税務署をはじめ、確定申告会場や市区町村の担当窓口、税務相談会場などで入手することができます。
持ち帰って作成すると、分からなかったとき二度手間になるので、その場で職員と一緒に作成し、そのまま提出して帰るとスムーズでおすすめです。
職員の時間を確保するために事前に予約しておくこと、確定申告に必要な書類を持参することを忘れないようにしましょう。
確定申告の相談先
確定申告について分からないこと、不安なことなどは専門家に遠慮なく相談しましょう。いずれも無料であり、節税方法など個人に立ち入ったことは相談に乗ってもらえないことが多いですが、年金の確定申告の方法を聞く程度であれば十分な相談先です。
・税務署
・役場の相談窓口
・税理士の無料相談会
など
まとめ
確定申告に関する仕組みは効率化が年々進んでおり、e-Taxを利用することができれば、30分もかからずに自宅で年金の確定申告が完了できるでしょう。
確定申告の時期には無料の相談会が各所で開かれるため、分からないことがあれば積極的に利用してください。
出典
国税庁 e-Tax 国税電子申告・納税システム
日本年金機構 確定申告・年末調整に必要な通知書をマイナポータルで受け取る
国税庁 確定申告書等作成コーナー
国税庁 【申告書用紙】
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部