更新日: 2023.01.25 その他税金

たばこ税にも増税の可能性が? 今一度考えたい生涯にわたって支払うたばこの購入額

たばこ税にも増税の可能性が? 今一度考えたい生涯にわたって支払うたばこの購入額
ニュースで取り上げられることの多いたばこ税。たばこ税が増税されることで気になるのが今後の支出です。1回の出費は大きくなくても1年間で考えてみると結構な金額になります。
 
そこで本記事では、たばこ税が増税されるこの時期に考えておきたい生涯にわたって支払うたばこの金額について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

たばこを生涯吸ったときのシミュレーション

たばこを20~80歳まで毎日1箱吸う人の生涯金額をシミュレーションしていきましょう。たばこ1箱約600円、1日1箱購入した場合今後増税がなかったときのことを想定します。
 
600円×365日×60年=1314万円
 
たばこの値段は年々高くなっており、安くなったことはありません。そのため、今現在の値段が最低金額ということになります。
 
また、たばこを吸う方はコーヒーなどの飲料をセットで購入することもあるため、嗜好(しこう)品購入額としては、この金額よりも高くなる方も多いでしょう。
 

たばこ税増税で1年間に増えた支払額

2022年10月にたばこ税が増税され、1箱当たりの値段が20円ほど高くなった銘柄も多くあります。
 
例えば「マールボロ・ヒートスティック・レギュラー」は、580円から600円の値上がりとなりました。この値上がりで、1日1箱吸っている方は、1ヶ月で600円、1年間で7200円も支払う金額が多くなりました。
 

令和5年度以降にもまた増税?

また、2022年末に行われた政府の閣議決定では、たばこ税のさらなる見直しが盛り込まれています。
 
「3円/1本相当の引上げを、国産葉たばこ農家への影響に十分配慮しつつ、 予見可能性を確保した上で、段階的に実施する。」
 
たばこは1箱20本入っているものが多いため、60円の値上げとなる可能性もあります。施行時期は令和6年以降であるため、令和5年である今年の増税はないものの今後もたばこ税は上げられる方針です。
 

たばこ税を抑えたいなら禁煙がベスト

たばこを毎日吸うのであれば、たばこは毎月1万8000円かかります。決して負担が軽いとはいえない金額でしょう。たばこの出費を抑えたいなら禁煙するのがベストです。毎月1万8000円の出費が浮くので自分の趣味の幅も増やせるでしょう。
 
また、生命保険では非喫煙者の割引が適用される商品もあります。過去1年以上喫煙していないなど、保険会社が設けた基準を満たせば保険料割引が適用されるため、保険料の節約にもつながります。
 

まとめ

生涯支払うたばこの金額をシミュレーションしてみました。仮にこのまま600円だとしても生涯支払う金額は1000万円を超える方もいるでしょう。また、今後も増税される可能性があるため、今回シミュレーションした数値よりも高くなります。
 

出典

財務省 たばこ税などに関する資料
財務省 令和5年度税制改正の大綱
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集