更新日: 2024.01.22 その他税金

タンス預金がついに「100万円」を超えました! このまま貯めておいて大丈夫ですか?「税金トラブル」などになる可能性もあるのでしょうか…?

タンス預金がついに「100万円」を超えました! このまま貯めておいて大丈夫ですか?「税金トラブル」などになる可能性もあるのでしょうか…?
コツコツと貯めたタンス預金がついに大台の100万円に! 嬉しい反面、そんな大金をこのまま自宅で管理していていいのか、不安になることもあるでしょう。私たちの生活において「お金」は非常に重要な存在であり、それをどのように管理し活用するかは、人生に大きな影響を与えます。
 
本記事では、「タンス預金」に焦点を当て、そのメリットとデメリットを深掘りします。さらにタンス預金が100万円を超えたら、どのように活用するのが効果的かも考えてみます。タンス預金のメリット・デメリットや余剰資金の効果的な活用方法を知りたい人はぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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タンス預金とは?

「タンス預金」とは銀行に預けるのではなく、自宅などの安全だと思われる場所に現金を保管することです。この方法には以下のようなメリットとデメリットがあります。
 

タンス預金のメリット

タンス預金のメリットは、主に以下の3点です。
 
1.いつでも使える

銀行やATMの営業時間外でも、いつでも必要な現金を手にすることができます。
 
2.家族に知られずに済む

銀行口座に残高が記録されないため、「へそくり」も家族にバレにくくなるでしょう。
 
3.外的な影響が少ない

金利の変動や金融機関の破綻など、外的なマイナスの影響を受けにくいです。
 

タンス預金のデメリット

一方で、タンス預金には以下のようなデメリットもあります。
 
1.盗難や紛失のリスク

自宅に保管するため、セキュリティ面でのリスクがあります。
 
2.申告漏れによる税金トラブル
 
タンス預金をしておいて、将来こっそり子どもなどに渡した場合、受け取った側が申告をきちんとしないと、申告漏れによる問題が生じる可能性があります。
 
例えば今回なら、贈与税の基礎控除内の100万円なので問題はありませんが、さらにタンス預金を継続し数百万円という大きな額になった場合は注意が必要です。受け取った側がそのまま自分の口座に入金すると、高い確率で税務署にバレてしまいます。税務署は過去何年もさかのぼって口座の出金記録を調査するからです。
 
税務署はKSKシステムという国税局と税務署を結ぶネットワークを使い、個人の所得・株式取引・不動産・保険・退職金や年金といったお金の流れを把握しています。もし贈与税の基礎控除額である110万円を超える金額を贈与する場合は、贈与を受けた側が必ず申告しなければなりません。
 
3.遺産相続トラブル
 
タンス預金は遺産相続の際に問題になる可能性があります。例えば、バレないと思ってタンス預金を相続財産に含めないと、のちに税務署から指摘されてペナルティの対象となることもあります。
 
また、故人の近親者などが無断でこっそり持っていっても、そのことを証明することはかなり難しいため、親族間のトラブルに発展することも。相続終了後、時間が経ってから突然タンス預金が見つかり、再度手続きをしなければならなくなるといったことも考えられます。
 
4.インフレによる現金価値の目減り
 
タンス預金は銀行の営業時間に左右されないだけでなく、引き出し手数料などの節約にも貢献します。しかし、インフレによる現金価値の低下を考慮すると、長期的にお得とは言い難い可能性があります。
 

投資など計画的な資産形成をはじめよう

定年後の安定した生活を目指すためには、計画的に資産形成を行うことが重要です。その手段にはタンス預金など貯金だけではなく、例えば株式投資、投資信託、税制優遇制度メリットのあるiDeCoやNISAなどの投資に回すことも考えられます。これらは長期的な資産形成に貢献し、より安定した未来を築くために有効といえます。
 
例えば今回のように100万円分のタンス預金がある場合、これを投資に回して20年間、年利率3%で運用できれば、20年後には約180万円に増えます。タンス預金で寝かしておいても金利などはつかないため、大きな違いといえるのではないでしょうか。
 

タンス預金100万円を有効活用しよう

タンス預金は、その便利さとリスクが共存する貯蓄方法です。タンス預金の贈与や相続は、税務申告を意識し法的なトラブルを避ける必要性が受け取る側にあることを理解しておきましょう。
 
タンス預金で貯めた100万円を活用し、海外旅行や習い事など自己投資したり、またiDeCoやNISAなど資産運用に取り組んだりすることもおすすめです。自宅での保管はセキュリティ的にも不安があるため、100万円を達成したのを機に、自分自身に最も適した管理方法、活用方法を検討してみるのも良いでしょう。
 

出典

財務省 国税総合管理(KSK)システムの概要

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー