更新日: 2020.04.06 ふるさと納税

お布団大好き愛知県?お米大好き沖縄県?「ふるさと納税」返礼品セレクトに見る意外な県民気質

執筆者 : 藤木俊明

お布団大好き愛知県?お米大好き沖縄県?「ふるさと納税」返礼品セレクトに見る意外な県民気質
幅広く利用されている「ふるさと納税」。その返礼品にどんなものを選ぶのかに県民性が表れる? 
 
「都道府県別『ふるさと納税』返礼品嗜好性ランキング」が楽天株式会社より発表されました。ひもとくと、意外な嗜好性が見えてくるようです。
 
藤木俊明

執筆者:藤木俊明(ふじき としあき)

副業評論家

明治大学リバティアカデミー講師
ビジネスコンテンツ制作の有限会社ガーデンシティ・プランニングを28年間経営。その実績から明治大学リバティアカデミーでライティングの講師をつとめています。7年前から「ローリスク独立」の執筆活動をはじめ、副業・起業関連の記事を夕刊フジ、東洋経済などに寄稿しています。副業解禁時代を迎え、「収入の多角化」こそほんとうの働き方改革だと考えています。

【PR】お得にふるさと納税するなら

【PR】ふるなび

ふるなび

おすすめポイント

・サービス利用でもらえる「ふるなびコイン」が魅力的!
「1コイン=約1円相当」でAmazonギフト券やPayPay残高等に交換で可能
・旅行体験型返礼品など、返礼品の種類が豊富!ふるなび独自の返礼品も!
・申し込みから決済までワンストップでできるので手続きも簡単

お酒を嗜好する県は東北・北陸だった!

まず返礼品として選ばれることが多い「お酒」。寄付者の在住都道府県別の寄付総額に対して、「日本酒・焼酎ジャンル」と「ビール&洋酒ジャンル」の返礼品に選んだ割合が高い県、つまり「飲んべえ度」の強そうな県を見てみます。イメージ的には九州でしょうか? いやいや瀬戸内でしょうか? ところが1位は東北、「秋田県」でした。
 
1位 秋田県 19.02%
2位 新潟県 18.03%
3位 石川県 17.17%
4位 富山県 16.55%
5位 香川県 16.46%
 
ずらっと東北・北陸の自治体が上位を占めました。それぞれ米どころでもあり、言われてみれば納得感はあります。香川県だけが四国で気を吐いているようです。返礼品の日本酒・焼酎を見ると、そこはやはり鹿児島の焼酎が上位を占めています。
 

お米を選びがちな県は南国だった!

続いて、これも返礼品として人気の高そうな「お米」。美味しいお米を食べたい都会人たちが選ぶのか……。と思ったら、1位は「沖縄県」でした。美味しいお米を求めているのは沖縄の人たちなのでしょうか。2位以下は乱戦で、あえて言えば、やはり大きな都市圏を抱える自治体が上位に来ている感じです。
 
1位 沖縄県 17.89%
2位 青森県 15.77%
3位 大阪府 14.27%
4位 神奈川県 14.02%
5位 静岡県 13.83%
 

布団大好き県は何とあの県だった!

ふるさと納税の返礼品には「お布団」もあるのですね。睡眠は大切です。やはり大都市圏か、あるいは雪国など寒い地域の県でしょうか? 寄付者の在住都道府県別の寄付総額に対して、「寝具ジャンル」の返礼品に選んだ割合が高い、“お布団大好き県”について調べたところ、1位は「愛知県」でした。なぜでしょう? とはいえ、2位山梨県、3位京都府、4位山形県とは僅差の戦いです。
 
1位 愛知県 2.69%
2位 山梨県 2.37%
3位 京都府 2.32%
4位 山形県 2.27%
5位 香川県 2.13%
 

【PR】お得にふるさと納税するなら

【PR】ふるなび

ふるなび

おすすめポイント

・サービス利用でもらえる「ふるなびコイン」が魅力的!
「1コイン=約1円相当」でAmazonギフト券やPayPay残高等に交換で可能
・旅行体験型返礼品など、返礼品の種類が豊富!ふるなび独自の返礼品も!
・申し込みから決済までワンストップでできるので手続きも簡単

手堅い品々を選びがちなのは龍馬の故郷!

同調査では、寄付者の在住都道府県別の寄付総額に対して、「日用品雑貨・文房具・手芸ジャンル」の返礼品に選んだ割合が高い、“堅実な県”というランキングも発表されています。これらの返礼品では、タオルや文房具、洗剤や刃物など、ほんとに手堅い品々が提供されています。
 
“堅実な県”。やはりしっかり者の多そうな関西などでしょうか? 1位は意外に「高知県」でした。何となく「ケチケチしちゃいかんぜよ」と豪快な感じがあるのですが。
その他上位も四国が占めています。実は豪快なようでいて、堅実さを大切にする地域なのかもしれません。
 
1位 高知県 3.49%
2位 栃木県 2.83%
3位 徳島県 2.76%
4位 愛媛県 2.68%
5位 岡山県 2.67%
 
好きな地域に寄付できて、返礼品がもらえ、住民税などメリットのある「ふるさと納税」ですが、過度な返礼品競争が自治体間の不平等を生んでいるという声もあるようです。
 
総務省からは「寄付額の3割以下」「地場産品」と求める通知が行われ受け入れない自治体を対象外とする「警告」が表明されました。今後どうなるのか不透明な部分があります。今のうちにお得な、そして欲しい返礼品をリサーチしてはどうでしょうか。
 
※楽天株式会社運営「楽天ふるさと納税」記者発表「都道府県別『ふるさと納税』返礼品嗜好性ランキング」
 
Text:藤木 俊明(ふじき としあき)
副業評論家

ライターさん募集