【自動車税】よく普通車よりも軽自動車のほうが「税金面」でお得だといいますが、「自動車税」って結局どれぐらい違うんですか?

配信日: 2024.02.19

この記事は約 4 分で読めます。
【自動車税】よく普通車よりも軽自動車のほうが「税金面」でお得だといいますが、「自動車税」って結局どれぐらい違うんですか?
ガソリン代、駐車場代、車検費、税金など、車にはさまざまな維持費がかかります。税金は毎年決まった金額の支払いが必要な維持費ですが、一度に数万円の出費となるため生活費の大きな負担になっている方もいるでしょう。誰しも車の税金はなるべく抑えたいものです。
 
こちらでは、普通車と軽自動車の自動車税支払額を、三車種を例に紹介します。普通車から軽自動車に乗り換えて税金の支払いを減らしたいと考えている方はぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

毎年支払いが必要な自動車税・軽自動車税とは

自動車税は、排気量によって税額が定められており、各都道府県に納めなければならない地方税です。一方、軽自動車税は排気量による差はなく、届け出を行った市区町村に納める地方税です。いずれも車を所有している人は、毎年支払う必要があります。
 
納税の義務が課される条件は、その年の4月1日時点で車を所有していることです。5月の初めごろから車検証に記録されている住所に納付書が届き、原則として5月31日までに納付が必要です。
 
※出典:総務省「自動車税」
 
上記より、車の所有が条件になっているということは、まったく乗っていないという方でも納税の義務があるということです。もし、しばらく乗るタイミングがないから自動車税を節約したいという方は、車の一時抹消登録を検討してみてもいいでしょう。
 
ここでは、自動車税や軽自動車税が具体的にいくらかかるのか、三車種を参考に計算して比較していきます。
 

軽自動車:ラパンの軽自動車税はいくら?

ラパンはスズキから発売されている軽自動車です。メーカー希望小売価格は132万8800円~172万3700円(税込み)です。
 
※出典:スズキ株式会社「ラパン 価格・グレード」
 
ラパンは軽自動車のため、軽自動車税として一律1万800円支払う必要があります。
 

普通車:アルファードの自動車税はいくら?

アルファードはトヨタから発売されているミニバンです。メーカー希望小売価格は540万円~872万円(税込み)です。
 
※出典:トヨタ自動車株式会社「アルファード 価格・グレード」
 
アルファードの排気量は2.487L~2.493Lのため、自動車税として4万3500円を支払う必要があります。
 

普通車:フィットの自動車税はいくら?

ホンダから販売されているフィットはコンパクトカーの一種で、メーカー希望小売価格は165万5500円~274万8900円です。
 
※出典:本田技研工業株式会社「FITフィット 価格・タイプ」
 
フィットの排気量は1.496Lのため、自動車税は3万500円かかります。
 

自動車税・軽自動車税を節税するポイント

ここでは、自動車税と軽自動車税を節税するためのポイントを紹介します。
 

グリーン化特例対象車に乗り換える

グリーン化特例とは、ハイブリッド車や電気自動車などの環境性能に優れている車を購入・所有している人の税金を軽減し、年式が古く環境負荷が大きい車を所有している人の税金を重課する制度です。
 
グリーン化特例は自動車税と軽自動車税に対して4適用されます。グリーン化特例の対象車は以下の通りです。


・ 電気自動車
・ 燃料電池自動車
・ 天然ガス自動車
・ プラグインハイブリッド自動車(軽自動車は該当なし)

上記に該当する車を購入・所有している場合は、自動車税・軽自動車税がおおむね75%軽減されます。一方で、年式の古い車に対しては重課が行われる点に注意です。
 

こだわりがなければ軽自動車のほうがお得

自動車税と軽自動車税は、車の排気量に応じて課せられる税金です。そのため、普通自動車よりも排気量の少ない軽自動車のほうが税金は低い傾向にあります。車種やデザインなどにこだわりがなく税金の支払いを減らしたい場合は、軽自動車の購入を検討しましょう。
 
また、軽自動車が選択肢に入らなかったとしても、次世代自動車を選べば節税が可能です。お財布と環境に配慮した運転をしたい方は、次世代自動車も視野に入れましょう。
 

出典

国土交通省
自動車税のグリーン化特例の概要
自動車税

総務省
自動車税
平成28年度から軽自動車税の税率が変わります
2019年10月1日、自動車の税が大きく変わります

スズキ株式会社 ラパン 価格・グレード
トヨタ自動車株式会社 アルファード 価格・グレード
本田技研工業株式会社 FITフィット 価格・タイプ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集