今年のボーナスは予想より「50万円」多かった!「年収600→650万円」になったけど、ふるさと納税はいくら増やせる? 上限額と注意点を解説
配信日: 2024.12.21
冬のボーナスが増加した際に検討したいのが、追加のふるさと納税です。ボーナスの増額によって年収が上がると、ふるさと納税の限度額も増え、魅力的な返礼品を手にするチャンスが広がります。
本記事では、ボーナス増加により年収が600万円から650万円に上がったケースを例に、追加でふるさと納税ができる金額と、注意すべきポイントを見ていきましょう。
執筆者:浜崎遥翔(はまさき はると)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
目次
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ふるさと納税の限度額とは?
ふるさと納税とは、自分の選んだ自治体に寄付すると、お肉やお米、各種サービス券などの返礼品をもらえるうえに、所得税や住民税が控除される制度です。
年間寄付総額から2000円を差し引いた金額が控除されるため、例えば3万円を寄付した場合、最大2万8000円の控除を受けられ、2000円の自己負担で返礼品が手に入ります。
ただし、いくら寄付しても自己負担が2000円で済むわけではありません。収入額や家族構成、住宅ローン控除や医療費控除などの控除額によって、限度額が異なるからです。
例えば目安として、年収が600万円の場合、独身または共働き(扶養親族0人)の場合は約7万7000円まで、配偶者や高校生の子どもを1人扶養している場合は約6万9000円までといった具合に、自己負担2000円でふるさと納税できる限度額が決まっています。
限度額は、年収が高いほど、扶養親族や控除の金額が少ないほど大きくなります。自己負担を2000円に抑えるためには、上限金額を正確に把握することが重要です。
年収が600万円から650万円に上がった場合、上限はいくら増える?
年収が600万円から650万円に上がった場合、ふるさと納税の限度額は家族構成別に以下のように変わります。
・単身または共働き夫婦世帯:約7万7000円→約9万7000円(+2万円)
・扶養親族1人(専業主婦の配偶者のみ、高校生以上の子ども1人+共働きなど):約6万9000円→約7万7000円(+8000円)
・扶養親族2人(専業主婦の配偶者+高校生の子ども1人など):約6万円→約6万8000円(+8000円)
以上は総務省のシミュレーションに基づくもので、住宅ローン控除や医療費控除などを受けていない給与所得者のケースです。ほかに控除を受けている場合は、ふるさと納税ポータルサイトで正確な限度額をシミュレーションしておきましょう。
独身の場合は2万円、扶養親族が1人または2人いる場合は限度額8000円ほど増えます。8000円の増加でも、お米5キログラムやみかん3.5キログラムなどの返礼品が手に入るためお得です。
思ったよりボーナスが多かった人は、この機会にふるさと納税の限度額を再計算し、増えた分を活用しましょう。
年末にふるさと納税を増やす場合の注意点
ボーナスアップを理由に追加でふるさと納税を行う、かつワンストップ特例制度を使う場合は、寄付先の自治体数に気を付けましょう。ワンストップ特例制度とはふるさと納税の手続きを確定申告なしで行う仕組みのことです。
寄付した自治体に特例申請書を提出することで、ふるさと納税の手続きが完了し、翌年の住民税から控除が行われます。ワンストップ特例制度を使う場合、年間の寄付先を5自治体以内にしなければなりません。
つまり、これまでの寄付先が5自治体で、新たに寄付をして年間6自治体になると、確定申告が必要です。
すでに寄付先が5自治体に達している人は、これまで寄付した自治体に追加で寄付することで、ワンストップ特例制度の範囲内に収まります。
また、年末に駆け込みで寄付を行うと、特例申請書が翌年1月10日の提出期限に間に合わず、確定申告が必要になります。余裕を持って寄付を済ませましょう。
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年収アップを有効活用! ふるさと納税をさらに楽しもう
予想外のボーナスアップはそれだけでも嬉しいものですが、ふるさと納税の限度額が増えるというメリットも見逃せません。ただし、控除額は家族構成やほかの控除の影響を受けるため、正確な額を把握するためにはシミュレーションを利用しましょう。
また、ワンストップ特例制度を利用する際の条件や手続きの期限にも注意が必要です。年収アップを活用して、ふるさと納税を最大限に楽しみましょう。
出典
三菱UFJリサーチ&コンサルティング 2024年冬のボーナス見通し
総務省 ふるさと納税のしくみ
執筆者:浜崎遥翔
2級ファイナンシャル・プランニング技能士