2017.10.31暮らし

リボ払いは気づかないうちに未返済額がかさみがち。使い方には十分注意を

Text : 塚越 菜々子

キーワード :


クレジットカードは多くの方が持っていると思いますが、支払い方法はどのように選択していますか?

一回払いを選んでいる方が多いと思いますが、支払い金額が大きくなった場合には分割払いやリボ払いも利用することができます。

そんな分割払いや・リボ払いをするとどれくらい利息がかかるかご存知でしょうか?

一見便利そうに見えて、安易に利用すると実は危険な分割払いやリボ払いについて考えます。

分割払いとリボ払いはどう違うのか

 
分割払いはその名の通り「分割回数」を決めて支払います。それに対してリボ払いは毎月の「支払い金額」を決めます。

分割払いは次の買い物を分割ですると、そのぶん支払い金額が増えていくので、「使いすぎ」が比較的目に見えやすいですが、リボ払いの場合は次の買い物をしても、口座から引き落とされるのは毎月決めた支払い金額だけ。設定した支払い金額を超えた買い物をしていると、いつの間にか未返済になっている金額が積み重なっていきます。

また、リボ払いの支払い金額は利息を含んだ金額です。未返済の元本が多くなってくると、支払い金額のほとんどが利息に占められてしまい、元本の返済がほとんどされていなかったという事態になりかねません。

 

リボ払いの利息はどれくらいか

 
リボ払いに関しては、カード会社から「後からでもリボ払いにできますよ」とメールやハガキでのお知らせを受け取ったことはないでしょうか?

買い物をしたお店で一括払いにしても、後から分割やリボ払いに変更することもできます。ただし、当然のことながら1回払いでは発生しない手数料(利息)がかかることになります。

リボ払いの利息はカード会社によりますが、だいたい15%~18%です。それに対し、私たちが銀行へお金を預けて受け取ることができる普通預金の利息はメガバンクで0.001%程度。実にリボ払いの金利はその15000倍にも及びます。

よほど大きな買い物でない限り、利息も金額としては高額にはなりません。

しかし、すぐ返済できることが分かっていてあえてリボ払いにするというケースはあまりなく、やむを得ぬ事情で支払いに困ってリボ払いを選択している場合は、次の買い物もまたリボ払いとなってしまいがち。

そして、支払い期間が長くなっていくとその利率の高さゆえにそこから脱するのが大変になってしまうケースもあるのです。
 

数百円の利息とも真剣に向き合う必要性

 
家計を管理したり、貯金を殖やしていこうとするとき、1円・2円・10円を合わせるような細かい努力が必要なわけではありません。大きな流れをつかみ取るには、1000円単位は目をつぶるおおらかさも必要です。

ですが、分割払いやリボ払いで支払う利息は少額であれ、普通預金に預けて得られる利息の15000倍の金額として認識し、いつも自分事として考えておく必要があります。

やむを得ない事情や、やむを得ない時期にクレジットカードを使い、分割で支払ったり、リボ払いを利用せざるを得ないことはあるかもしれません。

ですが、利用の理由が単なる娯楽であったり、今月の支払いをただ減らすためだけの理由だとしたら、その利率の高さも考慮し、一度立ち止まってみてください。

クレジットカードとの付き合い方は自分の貯金体質をはかるものでもあります。便利な反面使い方を誤ると軌道修正が難しくなります。カードを利用するときには、支払い総額や完済できる期間についても考えてみるとよいかもしれません。
 
 
Text:塚越 菜々子(つかごし ななこ)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者

ファイナンシャルフィールドの最新記事を
毎日お届けします

塚越 菜々子

Text:塚越 菜々子(つかごし ななこ)

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者
お金の不安を賢く手放す!/働くママのお金の教養講座/『ママスマ・マネープログラム』主催

お金を貯める努力をするのではなく『お金が貯まる仕組み』づくりのサポート。保険や金融商品の販売を一切せず、働くママの家計に特化した相談業務を行っている。「お金だけを理由に、ママが自分の夢をあきらめることのない社会」の実現に向け、難しい知識ではなく、身近なお金のことをわかりやすく解説。税理士事務所出身の経験を活かし、ママ起業家の税務や経理についても支援している。
https://mamasuma.com/