更新日: 2023.02.16 NISA

一般NISAからつみたてNISAへの移行はどうしたらいい? 必要な手続きは?

一般NISAからつみたてNISAへの移行はどうしたらいい? 必要な手続きは?
専用の口座から金融商品に投資することで、運用益が非課税になるNISA制度。投資の第一歩として、この制度に関心を持っている人も多いのではないでしょうか?
 
18歳以上の人向けのNISAには「一般NISA」と「つみたてNISA」の2種類があり、同時に両方の口座を持つことはできません。
 
そこで今回は、一般NISAとつみたてNISAの違い、一般NISAからつみたてNISAへの移行方法について詳しく解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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一般NISAとつみたてNISAの違い

一般NISAは2014年1月にスタートした制度です。日本在住で18歳以上の人であれば誰でも口座を開設できます。
 
非課税対象となるのは株式や投資信託への投資によって得た配当金や分配金、譲渡益です。非課税となる投資枠は毎年120万円が上限とされています。仮に未使用分があったとしても、その分を翌年に持ち越すことはできません。
 
非課税期間は最長5年、投資可能期間は2014年から2023年までです。
 
つみたてNISAは2018年1月から始まった制度です。一般NISAと同じく、日本在住で18歳以上の人が口座を開設できます。
 
非課税投資枠は毎年40万円が上限となっており、非課税期間は最長20年間です。一般NISAと同様に、仮に未使用分があったとしても、その分を翌年に持ち越すことはできません。
 
投資可能期間は2018年から2042年までとなっています。
 
一般NISAは投資可能期間が短いものの、投資可能枠がつみたてNISAの3倍です。その分、得られる運用益も大きくなる可能性があるわけですから、短期間で大きな金額を投資したい、という人におすすめです。
 
一方、つみたてNISAは投資可能期間が長いものの、年間で投資できる金額は最大40万円です。そのため、長期的なスパンでコツコツ投資をしたいという人に向いています。
 
また、期間が長い分、全期間における非課税投資額はつみたてNISAの方が多くなります。一般NISAは年間120万円×5年で600万円ですが、つみたてNISAは年間40万円×20年で800万円です。
 
ただしつみたてNISAは、一般NISAよりも投資できる金融商品が少ないのがデメリットです。
 

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一般NISAからつみたてNISAへの移行方法

一般NISAの口座とつみたてNISAの口座を両方持つことはできません。一般NISAからつみたてNISAへの移行をするためには、手続きをとる必要があります。この手続きは、申請するタイミングによって方法が異なるので注意が必要です。
 
もしも申請する年に一般NISAの口座で買い付けを行っていなかった場合には、口座を開設している金融機関に「金融商品取引業者等変更届出書(勘定変更用)」を提出すれば移行完了です。
 
申請する年に買い付けを行っている場合には、その年のうちに移行することはできません。翌年からつみたてNISAに移行する場合には、口座を開設している金融機関に「非課税口座異動届出書」を提出します。そうすることで、翌年からつみたてNISA勘定の設定が可能になります。
 
なお、一般NISAからつみたてNISAへと口座を移行した場合でも、それまでの口座で買い付けを行った株式等の非課税期間は5年間のままなので注意が必要です。
 

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移行する場合には申請方法をしっかり確認しておこう!

一般NISAからつみたてNISAへと口座を移行する場合には、移行したい年に買い付けを行っていたかどうかによって申請方法が異なります。
 
買い付けを行っていなかった場合にはすぐに口座を移行できますが、買い付けをしていた場合には翌年からの移行となります。このことは、つみたてNISAから一般NISAへ移行する際も同じです。あらかじめしっかり確認しておきましょう。
 

出典

金融庁 一般NISAの概要

金融庁 つみたてNISAの概要

金融庁 つみたてNISA Q&A

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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