2019.03.07 はじめて

知らないと損?カードローンの保証会社ってどんな役割なのか

銀行のカードローンの情報を見ていると、「保証会社」という項目があります。
 
しかしながら何の保証をしているか、実際に知っている人はほとんどいないのではないでしょうか。
 
「株式会社○○の保証を受けることができること」と、商品説明書には必ず記載されています。一体保証会社とはカードローンでどんな役割をするのでしょうか?
 

カードローンの保証会社とは?

カードローンには大きく分けて2種類あります。
 
・消費者金融系カードローン
・銀行系カードローン
 
このうち保証会社が必要なのは、銀行系カードローンです。何故、銀行はカードローンに保証会社をつけるのでしょうか。
 
カードローンは原則無担保・無保証の個人ローンです。
 
しかしながら、銀行にはカードローンのノウハウがまだまだ不足しているのです。昔は銀行の融資と言えば、事業性資金がほとんどでした。個人相手では住宅ローンやマイカーローンです。いずれにしても、有担保ローンです。
 
無担保で個人相手のカードローンを銀行単体で展開するのはリスクが大きいのです。
 
そこで保証会社をつけているのです。保証会社の役割は、銀行から保証料を受け取る代わりにカードローンの審査と債権保全を行うことです。保証料は金利に含まれています。
 
仮に利用者の返済が不可能になり不良債権になった場合、保証会社が利用者に代わって銀行に返済するという仕組みになっています。
 
これを代位弁済と呼びます。銀行はこのようにしてリスクを回避しているのです。
 
ちなみに、代位弁済が行われても、利用者の債務が消えるわけではありません。返済先が銀行から保証会社に代わるだけです。
 
しかも、代位弁済が行われると、金融事故として信用情報機関に登録されます。一般的にブラックリストと呼ばれるものです。ブラックリストに載ると、ローンやクレジットカードの契約が困難になります。
 
しかも保証会社が行う債権回収は、原則として分割返済は認められることはなく、一括返済となります。クレジットカードの強制解約と同じです。返済できなければ、裁判などの法的措置が取られます。
 
このように、保証会社は銀行系カードローンで実質的にカードローンに関する業務を行っているのです。「銀行だから安心」と思って、消費者金融ではなく銀行系カードローンを選ぶ方も多いですが、内容は変わりません。
 

保証会社を見てカードローンは選んだほうが良い?

保証会社は無担保融資のノウハウがある消費者金融や信販会社が務めています。たとえば、アコム・プロミス(SMBCコンシューマーファイナンス)・楽天カード・オリックスクレジットなどです。
 
既に審査が通って利用している消費者金融が保証会社の場合、審査に通る確率は高いと言われています。なぜなら、銀行系カードローンは、銀行を通じて消費者金融や信販会社がお金を貸しているようなものだからです。
 
ただし、利用している消費者金融等で延滞を繰り返していたり、他社での借入金が大幅に増えていたりすれば話は別です。
 
また、代位弁済のリスクは保証会社にとっては大きいので、自社でのカードローンの審査より慎重に行われる可能性もあります。自社の場合は不良債権化する前に債権回収をかける一方、銀行系カードローンでは世間体があり回収業務が遅れるから不良債権化しやすいからと言われています。
 
複数の銀行系カードローンに申し込んだつもりが、保証会社が同じ場合、保証会社のリスクが大きくなるので審査が厳しくなることがあります。
 
たとえば、三井住友銀行カードローンと住信SBIネット銀行「MR.カードローン」の保証会社はSMBCコンシューマーファイナンスです。
 
銀行系カードローンを2社申し込む時は、保証会社が別のところを選ぶのが得策でしょう。以下の事例で示します。
 
A銀行カードローン 保証会社X社:限度額50万円
B銀行カードローン 保証会社X社:限度額50万円
 
A銀行とB銀行のリスクはそれぞれ50万円ですが、保証会社X社のリスクは50万円+50万円=100万円になるのです。
 
過去に金融事故を起こした人は要注意です。金融事故の信用情報機関での登録は5-10年で消えますが、事故を起こした金融機関の社内データベースで取引履歴は残る可能性があります。
よって、たとえば過去にプロミスで金融事故を起こして、10年経ってブラックリストからは消えていても、プロミスが保証会社を務める三井住友銀行カードローンの審査に通る確率は低くなります。
 

どの保証会社の審査が甘い?

結論から言うと、審査の甘い保証会社というのはありません。
 
直接融資をしているわけではないですが、返済が滞ると代位弁済という、保証会社にとっては絶対に避けたい事態が待ち受けています。
 
「自社じゃなくて銀行のカードローンだから知らない」では済まないのです。よって、自社の基準と同様に審査します。また。「どのレベル(信用度)まで通すか」は最終的には銀行が決めます。いわば、審査はダブルチェックで行われているのです。
 
保証会社の審査通過率が高ければ審査に通る確率が高いのでは?と思う方がいらっしゃるかもしれません。
 
しかしながら、どんな人が申し込んでいるかによって審査通過率は変化するので、参考程度にしかなりません。
 

2つ以上の保証会社を使っている銀行の理由は?

2つ以上の保証会社がついているカードローンでは、どちらかの審査が取れば可能です。両方の審査に通過しなければならないということではありません。2つの保証会社を使うことによって、より顧客を増やすことができるのです。保証会社Aの審査ではだめでも、Bで審査が通れば融資できからです。
 
審査を通した保証会社が債権保全をし、万が一のときは代位弁済してくれるので問題ありません。よって、どの保証会社が付いているかという事が重要なのは前提に、2社あるほうが審査を通過する確率が高いと言えます。
 
審査を通した保証会社が債権保全をし、万が一のときは代位弁済してくれるので問題ありません。よって、保証会社が2社あるほうが、銀行系カードローンの審査を通過する確率が高いと言えます。
 

カードローンの保証会社一覧

 

 

 

 

 

カードローン保証会社
みずほ銀行カードローン株式会社オリエントコーポレーション
三井住友銀行カードローンSMBCコンシューマーファイナンス株式会社
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」アコム株式会社
じぶん銀行アコム株式会社
楽天銀行「スーパーローン」楽天カード株式会社
株式会社セディナ
オリックス銀行カードローンオリックス・クレジット株式会社
新生フィナンシャル株式会社
イオン銀行カードローンイオンクレジットサービス株式会社
オリックス・クレジット株式会社
 
住信SBIネット銀行「MR.カードローン」SMBCコンシューマーファイナンス株式会社

 
保証会社は子会社、または関連会社が務めることが多いことが分かります。
 

まとめ

銀行系カードローンの審査と債権保全を行うのが保証会社です。
 
カードローンの保証会社は、多くの場合消費者金融や信販会社であり、審査方法は自社のカードローンに準ずると言われています。ただし、最終的な審査は銀行が行うので、たとえ保証会社が同じでも、審査基準が同じとは限りません。
 
保証会社を付ける銀行系カードローンを利用する側としては、消費者金融より金利が低めというメリットがあり、銀行にとっては確実に債権を回収できるというメリットがあります。ただし、延滞が続くと保証会社に債権が移り、一括返済を迫られます。銀行系だからといって、債権回収が甘いということはありません。カードローンは計画的な利用が必要です。
 
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