更新日: 2023.11.08 キャリア

職場が体育系でなじめません……。給料を下げてでも転職したほうがいいでしょうか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

職場が体育系でなじめません……。給料を下げてでも転職したほうがいいでしょうか?
「飲ミュニケーション」などのイベントが多い職場で、体育会系の雰囲気になじめず、転職すべきか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。転職したいと考える理由に「人間関係が悪い」「社風になじめない」を挙げる人は多いです。
 
体育会系の企業は、身内ノリが強く「ついていけない」と感じることもあるでしょう。特に、内向的な人は雰囲気になじめないばかりか「あいつはつまらないヤツだ」と評価され、不遇な目に遭うケースも考えられます。
 
本記事では、自分の性格と合わない会社で働くデメリットや、転職すべきかどうかの判断ポイントについて解説します。転職をすべきか、もしくは今の職場で頑張るべきか判断する際の参考にしてください。
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職場の雰囲気と自分の性格にギャップを感じる人は多い

株式会社ビズヒッツ(三重県鈴鹿市)が2021年6月29日~7月11日の期間で、新卒から3年以内に転職した498人に行った「新卒3年以内の転職に関する意識調査」によると「社風になじめない」がランキング10位以内に入っています。
 
職場の雰囲気になじめるかどうかは、継続して働くかを決める大きな要因といえるでしょう。人間関係のストレスを回避するために「若手が多く、和気あいあいとした社風の会社を選んだ」つもりでも、雰囲気になじめないことはあります。
 
就職先がゴリゴリの体育会系だった場合、体育会系のノリが苦手な人にとっては社風になじめずに苦労することになるでしょう。会社が8時間勤務の場合、「1日の約3分の1」を過ごすことになるため、会社の雰囲気になじめないと大きなストレス要因になりかねません。
 
実際に働いてみないと分からない部分もありますが、同業種の人や実際にその職場で働いている人と話すなど、現場の声を聴いてみるのがギャップを生まない最善策でしょう。
 

自分の性格と合わない職場で働くデメリット

自分の性格と合わない職場で働き続けると、下記のような支障が出てきます。

●慢性的にストレスを感じる
●精神的に疲弊する
●キャリアアップが困難になる

慢性的にストレスを感じると、最悪の場合、仕事を休まざるを得なくなる可能性もあります。事態が悪化すると、うつ病などの精神疾患を患うリスクもあるため、きちんと自分の状況を把握して自身を労わることを第一に考えましょう。
 
「職場が合わない」と感じると、やりがいや意欲も下がり、仕事のパフォーマンスも低下します。そうなると、給与も上がりづらく、さらに就労意欲が低下する悪循環になりかねません。
 

給与が下がっても転職するべきか判断するポイント

転職活動をすべきか、なじむために今の職場で頑張るかで悩む人は少なくありません。給与が下がってでも転職すべきか判断するポイントとして、転職先の情報収集をする際に下記を意識してみましょう。

●生活できる給与水準か
●転職後に給与が上がるのか
●給与減の場合、デメリットを上回る魅力があるのか

上記のうち、一つでも該当しないものがある職場なら、日々の生活を圧迫する恐れがあります。もし転職候補先が「妥協案」にすぎない場合、積極的な転職はおすすめしません。
 
転職するべきか判断に迷う場合は、一度転職のプロに相談することをおすすめします。転職エージェントなど、転職市場に精通しているプロと話すことで、「自分の市場価値」「転職するのが得策か」を把握できるでしょう。
 

まとめ

職場の雰囲気と自分の性格が合わずに悩んでいるなら、まずは給与が下がってでも転職するべきか、それとも今の職場で頑張るべきか一度考えてみましょう。給与が一定額以上下がると生活が苦しくなるので、条件が下がる転職は積極的におすすめしません。しかし、無理して今の職場で我慢し、心身を消耗してしまう事態も避けるべきです。
 
自分で判断できない場合は、転職エージェントなど、転職のプロに相談してみることをおすすめします。相談を通じて、自分では気付かない視点や専門的なアドバイスがもらえるので、転職活動の一助になるでしょう。
 

出典

株式会社ビズヒッツ 新卒3年以内の転職に関する意識調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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