スバルの期間工はきつい？お給料など環境を徹底リサーチ |ファイナンシャルフィールド

スバルといえば水平対向エンジンなど、マニア心をくすぐる車を多々販売している自動車メーカー。日本国内はもちろん、世界中に「スバリスト」と呼ばれるマニアを抱えるこだわりのある自動車メーカー。

一方で、スバルの株式の一部をトヨタが保有していることから、トヨタと共同での車両開発を行うなど「トヨタ関係会社」でもあります。そんなスバルも独自に期間工を募集しています。そこで、スバルの期間工について、条件やうわさ、働くメリットなどをリサーチ。期間工に興味のある方はぜひご覧ください。

スバルの期間工がきついとされている理由

スバルの期間工について調べると「きつい」との声が聞かれます。果たして本当にきついのか、その理由や真相についてリサーチしてみました。

担当する場所によってきつさが変わる

スバルの期間工のお仕事の担当場所はさまざまです。きつい場所もあれば比較的負担の軽いポジションもあります。そのため、実際には「場所によって異なる」が真実です。検査や塗装のように比較的肉体の負担が軽いポジションもあれば、組み立てなど肉体労働さながらに体に負担がかかるポジションもあります。

さらに、どのポジションに配置されるかは実際に働いてみるまで分かりません。そのため、きついポジションに回ってしまった人にとっては「スバルの期間工はつらかった」になるでしょう。このような声が広まれば「スバルの期間工はきつい」と印象に残ってしまうものです。

体を動かすので慣れていないと大変だと感じる

さまざまなポジションがありますが、基本的にはどのポジションも体を使う仕事です。検査のように重いものを持つわけではないポジションもあれば、組み立てのように常に重いものを持ち続けるポジションまでスバルの期間工のお仕事は多々ありますが、いずれも慣れていない人にとってはつらく感じることでしょう。

特にこれまで肉体労働の経験がない場合、仕事の合間常に体に負担がかかり続ける点はハードに感じるでしょう。「慣れるとそこまで大変ではない」との声もありますが、裏を返せば慣れるまでは大変だということです。

辞めてしまう人が多い

スバルの期間工は途中で辞める人が多いことから「きついのだろう」と思われているのですが、実はこの点に関しては少々説明が必要です。

スバルの期間工はいつ辞めても慰労金が支払われます。他のメーカーの期間工の場合、慰労金はあくまでも契約期間を満了してから支払われるものですが、スバルの場合はいつ辞めても額面に違いはありますが慰労金が支払われます。

そのため、当初の目標金額を達成した場合、契約期間中でも辞める人が多いです。この点は他のメーカーでは見られない光景なのですが、スバルの慰労金システムの事情を知らない人にとっては、「途中で辞めていく人が多いのできつい環境なのだろう」と思ってしまうことでしょう。

スバル期間工での労働での素朴な疑問

スバルの期間工でのお仕事に関して、よくある素朴な疑問についてもリサーチしてみましたのでご覧ください。

給料はどれくらい？

タイミング等で異なるのですが、一ヶ月の給料の目安としては28万円前後です。ここから健康保険、雇用保険、厚生年金、所得税が引かれます。

残業や入社祝い金や皆勤手当などさまざまな手当が用意されていますし、慰労金も最大で100万円を超えます。このような手当を含めると、年収換算で360万円から400万円程度がお給料の相場です。

寮が用意されているといううわさは？

スバルの期間工には寮が用意されています。スバルの期間工の寮は東長岡、日光、大利根、大泉の4つの寮が用意されています。いずれの寮もすべて個室。工場までは無料のバスが用意されており、およそ15分から20分程度で工場に到着するとのことです。

寮費だけではなく、光熱費も無料。そして食堂が完備。定食が用意されているので食事の不安は無用。むしろ自炊が禁止されているとのことなので基本的には食堂での食事となるでしょう。

面接に落ちた人っているの？

もちろん落ちる人もいるようです。期間工の面接は決して「全員採用」ではありませんが、採用される人の方が圧倒的に多いです。

面接に遅刻してきたり、敬語を話せないといった一般常識に欠けている場合には落とされることもありますが、社会人としての一般常識をわきまえている方であれば、基本的に面接に落ちることはないでしょう。

年齢制限はあるの？

スバルの期間工に年齢制限はありません。応募を見ても「18歳以上」とのみ記載されており、上限は設定されていませんので、応募に関しては年齢制限はありません。

しかし、さまざまな声を総合すると、実際に雇ってもらえる上限は40代が上限と考えて良いでしょう。スバルの期間工のお仕事は基本的には肉体労働になりますので、ある程度体力が求められます。そのため、若い人であれば採用される可能性も高いのですが、年齢と共に徐々にですが面接の際の印象も変わってくるでしょう。

年齢を問わず、体力に自信のある人もいれば自信のない人もいますが、若い人であればたとえ体力に自信がないとしても、慣れれば仕事をこなせるお仕事です。

しかし、40代で体力に自信がない人にとっては、慣れるまでが大変ですし、ともすれば慣れることさえできない可能性もあります。それらを踏まえ、実質的な上限は40代とされています。

スバル期間工で働くメリット

スバルの期間工にはさまざまな特徴があることが分かりましたが、働くことでどのようなメリットが待っているのかについてもリサーチしてみました。

残業代や休日手当が良いので稼げる

スバルには数多くの手当が用意されています。休日出勤や夜勤手当、皆勤手当といったオーソドックスなものから赴任旅費、経験者手当、正月手当や夏期手当です。

これらの手当を含めると、月収はより高くなります。また、基本的にこれらの手当を入手できる条件が優しいです。頑張っている作業員であればだれもが受け取れるよう設定されています。

正社員への道が用意されている

スバルは期間工から正社員登用への道が用意されています。ちなみに2016年度は112名が正社員登用されましたが、2017年度は113名、2018年度は205名、そして2019年度は223名と毎年増加傾向にあることが分かります。

正社員となることで、期間にとらわれない安定した働き方が可能になりますし、ボーナスや有給休暇、福利厚生などさまざまなメリットが待っています。

慣れてしまえば簡単な作業ばかり

スバルの期間工のお仕事は、慣れてしまえば決して大変ではありません。確かに慣れるまでは大変に思うこともあるでしょう。しかし、特別なスキルが求められるものではありませんし、毎日同じ作業を継続するので、次第に慣れてくることで、負担も軽く感じるようになります。

生産台数が決して多くはない自動車会社

スバルは生産台数が多いメーカーではありません。例えば2020年度上半期の世界生産台数は35万台。一年間で世界中で1000万台以上販売するトヨタよりも、落ち着いた数字であることが分かります。

つまり、基本的に工場もマイペースです。矢継ぎ早にさまざまな車種を投入するトヨタは工場もフル回転なので、作業員もそれに合わせて負担が増えてしまいますが、トヨタの30分の1以下の生産数のスバルでは、そこまでのプレッシャーはありません。

スバルの期間工はメリットがたくさん！

スバルの期間工について、さまざまな角度から検証してみました。基本給以外にさまざまな手当が用意されている点や、決して仕事の負担が大きなものではない点など、魅力が多々あるお仕事なのではないでしょうか。

また、正社員登用に関しても具体的な数字を出しており、かつ毎年増加傾向にあるなど正社員を目指す人のモチベーションを刺激してくれます。

これらを踏まえ、スバルの期間工で働いてみるのも良いのではないでしょうか。自分のペースで、自分らしく高収入を得られる環境が待っています。