【2024年版】フリーランスにおすすめの職種19選!年収から仕事内容までご紹介

配信日: 2024.01.30 更新日: 2024.06.07

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【2024年版】フリーランスにおすすめの職種19選!年収から仕事内容までご紹介
フリーランスに憧れるけれど、どんな職種が良いのか、稼げるのかなど不安を感じていませんか?
 
本記事では、フリーナンスとしての自由な働き方の魅力とおすすめの職種19選から成功するためのポイントを紹介します。
フリーランスを目指す方に役立つ情報が満載です。ぜひご覧ください。
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フリーランスとは?

フリーランスとは、「会社に所属せずに個人で仕事を探す働き方」を指します。

フリーランスに明確な定義はなく、個人事業主としてさまざまな企業から仕事を受注する一般的なフリーランスや、会社に所属しながら副業で案件を受ける副業フリーランスも存在します。

育児や介護などで長時間外に出られない方も、リモートワークが可能な職種であれば空いた時間で仕事ができるため、フリーランスはしっかり稼ぎたい方のみでなく家計の手助けをしたい方にも向いている働き方です。

フリーランスと会社員の違い

フリーランスは、自分で仕事を選び、得意な分野のみを受注できるため、柔軟な働き方が可能です。

また、稼働時間に規定がない案件では、自分のスケジュールに合わせて仕事を進められます。しかし、収入が不安定で、自己管理が重要であり、社会保険や厚生年金の自己負担が必要です。

一方、会社員は毎月の給与が安定しており、さまざまな福利厚生が受けられます。業務が多い場合はチームや同僚に助けを求められ、分からない点もすぐに解決できます。しかし、努力と年収が比例しないことや、職場の人間関係によるストレスもあります。

フリーランスと会社員の違いを理解し、自分のライフスタイルや働き方の希望に合わせた選択が重要です。

これからフリーランスになる方向けのおすすめ職種19選

これからフリーランスを目指す方向けに、フリーランスで活躍しやすいおすすめの職種を19種類紹介します。

Recommended freelance jobs: engineer, creative, sales, influencer, business

未経験から始められる職種もあれば、会社員で一定の経験がないと稼ぎにくい職種もあり、それぞれで適正が問われます。

自身が継続的に取り組めそうな職種をいくつか検討をつけしながら、参考にしてみてください。

エンジニア系職種:仕事内容と年収

「エンジニア系」の職種は一定の経験やスキルが求められます。

フリーランス協会が発表した「フリーランス白書2023」では、エンジニア・技術開発系の年収は他の職種と比較しても高く、126人中97人が年収400万円以上であると回答しています。受けられる仕事の幅やスキルにより年収が上がる業界であり、フリーランスとして働きつつも成長していきたい方にはおすすめです。

現在は、「AIに特化したITエンジニア」の需要が高まっているため、経験者でも新たに知識を身につける事で、更なる年収アップも期待できる職種です。ここからはエンジニア系職種でも人気の職業を紹介します。

プログラマー

仕事内容

フリーランスのプログラマーは、プログラミング言語を用いてシステムやソフトウェアを開発する職業です。

完全在宅でパソコン1台あればでき、週5日から週1~2日の副業にも対応可能です。1つのプログラミング言語を極めつつ、他の言語も学ぶことで受注の幅が広がります。

未経験でも可能ですが、高単価な案件を狙うには実務経験が求められます。

スキルを身につけたら、一度会社員として就職し、自身の知識が業界で通用するか確かめる方法もおすすめです。

年収

専門スキルが必要ですが、求人ボックス給与ナビによると、プログラマーの平均年収は338万円で、日本の平均年収443万円より低いです。

しかし、「フリーランス白書2023」ではエンジニア・技術開発系の職種は年収が高い傾向にあり、スキルが高いほどフリーランスで成功しやすいとされています。

システムエンジニア

仕事内容

システムエンジニア(SE)は、クライアントの要求に沿ったシステム開発を手掛ける職業です。

クライアントへのヒアリングから基本設計、プログラミングまで幅広く担当し、プロジェクトを進めます。SEはプログラマーを兼任することもあり、業務内容は現場によって異なります。

年収

求人ボックス給与ナビによると、システムエンジニアはプログラマーよりも業務内容が多く、業界全体の知識やビジネススキルが求められるため、平均年収は504万円と比較的高めです。

フリーランスのシステムエンジニアとして活動するには実務経験が必要なため、まずはスキルと経験を身に着けるために一度同職種の経験を積むことをおすすめします。

AIエンジニア

仕事内容

AIエンジニアは、AIのプログラム開発やAIを活かしたシステム開発を担当します。

ITエンジニアの基本知識に加え、AIの特性を理解し活用する専門知識が求められるため、難易度はプログラマーより高いです。

実務経験や資格取得があるとフリーランスとして有利です。

年収

求人ボックス給与ナビによると、AIエンジニアの平均年収は598万円で、他の開発系職種と比較して高額です。

東京都での平均年収は636万円で、都心の需要が高い職種です。

難易度が高い分、収入も高く、常に学びながら変化する業界に適応できる方におすすめです。

WordPressエンジニア

仕事内容

WordPressエンジニアは、企業向けのWebサイトの新規制作や管理を担当します。

WordPressはオープンソースのブログソフトウェアで、日本では約82%のシェアを持つCMS(コンテンツ管理システム)です。

自由度が高く、初心者でも手軽に始められるため、サイト制作や管理のスキルを習得しやすい分野です。

年収

求人ボックスによると、Wordpressエンジニアの年収は400万円~600万円程度です。

都内の募集が高額な傾向にあります。固定報酬が定められている業務委託の案件も多く、安定しやすい職種です。

WordPressエンジニアとして活動したい方は、求人サイトで業務委託の案件を検索してみることをおすすめします。

クリエイティブ系職種:仕事内容と年収

クリエイティブ系職種にはクリエイターやデザイナーなどが含まれます。趣味が仕事になることが多く、イラストや動画投稿などを行っている人はフリーランスでも高年収を目指せます。

完全在宅で仕事ができ、小さい子どもがいる人や介護が必要な人にもおすすめです。

フリーランス白書2023によると、クリエイティブ・Web・フォト系職種の226人中106人が年収400万円以上と回答しています。週5日以上働く人もいれば、空いた時間だけ働く人もおり、年収にばらつきがあります。まずはどのような職業があるかを確認してみましょう。

ライター・コピーライター

仕事内容

ライターは紙面やWeb上に記事を掲載する職業で、初心者向けや未経験の案件が多く、実務経験がなくても参入しやすい職種です。

コピーライターは広告や宣伝の文案を考える職業で、クライアントと綿密な打ち合わせを重ねて魅力的な文章を作成する必要があり、ライターより難易度が高いです。

フリーランスのコピーライターとして働く場合、広告会社や広報部門での勤務経験がある方が案件を獲得しやすく、高単価な案件も狙えます。ライターやコピーライターは正しい日本語を使い、興味を引く文章を書くことで年収が上がりやすくなります。

年収

求人ボックス給与ナビによると、コピーライターの平均年収は342万円で、経験を重視する職種です。

Webライターの平均年収は339万円と少し低めですが、デザイナー業務との兼用や専門的な記事を執筆することで高年収が期待できます。

未経験でも歓迎の案件が多いため、参入しやすいですが、単価が安い案件も多く、年収を上げるには工夫が必要です。以前の職業や趣味を活かして差別化を図ると、フリーランスでも高年収を目指せます。

デザイナー

仕事内容

デザイナーは、デザインを手掛ける職業で、フリーランスでも「グラフィックデザイナー」や「Webデザイナー」などさまざまな分野で活動しやすい職種です。

グラフィックデザイナーは広告や商品パッケージのデザインを作成し、ターゲットの興味を引き付けることを重視します。

フリーランスのデザイナーになるには、企業で経験を積む方法が一般的ですが、独学やスクールで学ぶことも可能です。

年収

求人ボックス給与ナビによると、グラフィックデザイナーの平均年収は449万円で、他の職種と比較して少々高い傾向にあります。

Webデザイナーの平均年収は340万円と低めですが、「40代」や「Java」などの条件を追加すると年収が約26%上がることがあります。

スキルや経験次第で収入が伸ばせるため、ポートフォリオを作成して積極的に営業することで仕事を獲得しやすくなります。

イラストレーター

仕事内容

イラストレーターは、イラストを描くことに特化した職業です。
イラストの掲載先は多岐にわたり、小説の挿絵やスマートフォンゲームのキャラクターなどで必要とされます。

自身の作品にファンができる点で、非常にやりがいのある仕事ですが、自宅での作業が多いため人とのつながりが希薄になりがちです。積極的に交流会やセミナーに参加して人脈を広げることが重要です。

年収

求人ボックス給与ナビによると、イラストレーターの平均年収は361万円で、日本の平均年収よりも少々低めです。

イラストの納品が主な業務で、SNSやポートフォリオを用意すればフリーランスでも活動しやすい職種です。

趣味でイラストを描き続けている場合、まず副業イラストレーターとして活動し、実績を積んでからフリーランスとして開業すると良いでしょう。

カメラマン

仕事内容

フリーランスのカメラマンは、写真撮影のみならず、編集や営業などすべてを自身で行います。

撮影対象は企業の商品や会社の写真、家族の記念撮影や学校の行事など多岐にわたります。

しかし、継続的にカメラマンが必要になる場面は少ないため、収入を安定させるには地道な営業と新たな取り引き先の開拓が必要です。

年収

求人ボックス給与ナビによると、カメラマンの平均年収は351万円で、決して高いとはいえません。

フリーランスのカメラマンやアルバイトの募集も多く、独立前に企業での撮影やアシスタント業務の経験を積むことができます。

カメラのメンテナンス費用や買い替えなどの高額な支出がかかるため、安定した収入や貯金が重要です。

動画編集者

仕事内容

動画編集者は、撮影した映像に音声を加えたり、テロップを挿入したりして、より魅力的な動画に仕上げる職種です。

現在ではプロでなくても動画投稿サイトで気軽に動画を公開でき、趣味で続けている作品も多くの人に見られる機会があります。動画編集のスキルに加え、複数の専用ソフトの操作やCGの知識を持つことで、仕事の幅が広がります。

株式会社サイバーエージェントの市場動向調査によれば、動画広告市場は2020年から2025年にかけて右肩上がりに成長すると予測されており、将来性のある職業です。

年収

求人ボックス給与ナビによると、動画編集者の平均年収は402万円です。

「YouTube」や「アニメーション」の条件を追加すると、平均年収が7%~19%程度上がります。

アルバイトではゲーム実況やショート動画の編集が多く募集されており、副業としても稼ぐことが可能です。

翻訳・通訳者

仕事内容

翻訳・通訳者は、外国語と日本語の翻訳・通訳を行います。翻訳は小説や字幕などを対象とし、通訳は対面やメールでの翻訳を行います。

語学力とコミュニケーション能力が重要で、副業からでも始めやすく、本業としても高年収を目指せます。資格を取得することで、自身のスキルをアピールしやすくなります。

年収

フリーランス白書2023によると、通訳・翻訳系のフリーランス62名中、年収400万円以上は25人でした。

時間単価では48.4%が3000円以上、3.2%が1万円以上と答えています。求人ボックス給与ナビによると、翻訳の平均年収は440万円で、「リモート」や「メール」の条件を追加すると9%~20%程度年収が上がります。

営業系職種:仕事内容と年収

営業といえば会社員のイメージが強いですが、フリーランスでも営業系職種は多岐にわたります。

フリーランスの営業職には、販売代理店、カウンセラー、パーソナルトレーナーなどがあります。企業だけでなく個人を相手にし、個々の希望や課題に応じた提案ができるのがフリーランスの強みです。

以下に、フリーランスで活動しやすい営業系職種を4つ紹介します。

カウンセラー

仕事内容

カウンセラーは、相談業務全般を行う職業です。

美容や環境に関する一般的な相談から、医療機関や学校で求められる専門性の高い相談まで、多岐にわたります。フリーランスとして活動する場合、働きたい分野を先に決めましょう。

フリーランスのカウンセラーは「業務委託」や「出張型」でカウンセリングを行う方法と、オンライン上の面談や自宅・レンタルスペースをカウンセリングルームとして開設する方法があります。スケジュール調整が難しい場合は、電話やビデオ通話によるオンラインカウンセリングがおすすめです。

年収

求人ボックス給与ナビによると、カウンセラー全体の平均年収は375万円です。

クリニックや学校関連のカウンセラーの募集が多く、「教員免許」や「スポーツ」の条件を追加すると11%~21%程度年収が上がります。フリーランスのカウンセラーとして活動するには、資格や実績が重要です。

これからフリーランスを目指す方には、「臨床心理士」や「産業カウンセラー」などの資格取得をおすすめします。

パーソナルトレーナー

仕事内容

パーソナルトレーナーは、ダイエットや健康維持のために食事やトレーニングメニューの指導を行う仕事です。

クライアントのリハビリ目的や特定部位のトレーニングなど、それぞれの理想に沿ったメニューを組むため、専門知識が必要です。

ジムやスポーツクラブでのグループレッスンやマンツーマン指導、オンラインレッスンや出張型のトレーニング指導など、さまざまな形態で活動できます。

年収

求人ボックス給与ナビによると、パーソナルトレーナーの平均年収は356万円です。

ジムや病院併設のトレーニングスタジオが主な勤務先ですが、ジムを立ち上げて開業すると初期費用がかかるため、オンラインレッスンや出張型のトレーニング方法を指導することもおすすめです。

業務委託を募集しているジムは少ないため、地道な営業活動が重要です。

代理店販売

仕事内容

フリーランスの代理店販売は、企業が開発した製品を代理で販売する仕事です。

ネット回線や電気の乗り換えなどが人気のサービスです。営業能力や売れ行きの良い商品を見つける力が求められます。

商材の知識を身につける必要があり、売り上げが低いと収入も低くなるため、営業未経験者には難易度が高い仕事です。

年収

代理店販売自体の平均年収は不明ですが、通常の営業職の平均年収は391万円です。

フリーランスの代理店販売で安定した収入を得るには、固定報酬や固定報酬と成果報酬を組み合わせた報酬形態の案件を選ぶと良いでしょう。

コンサルタント

仕事内容

コンサルタントは、企業の問題解決や成長を手助けする職種です。

ロジカルシンキングやコミュニケーション能力が必要とされ、資格がなくても始めることは可能ですが、実績や経歴が信頼度を左右します。金融、経営、投資などの専門分野でのコンサルティングは特に高単価です。

年収

フリーランス白書2023によると、コンサルティング系フリーランスの67人中51人が年収400万円以上で、34.3%が時間単価1万円以上です。

求人ボックス給与ナビではコンサルタントの平均年収は409万円で、条件に「ITコンサルティング」や「英語」を追加すると年収が51%~69%上がります。専門的なスキルを活かすと高年収が期待できます。

インフルエンサー系職種:仕事内容と年収

インフルエンサーとは、影響力のある人物を指し、芸能人や専門家だけでなく、SNSや動画サイトで知名度のある人も含まれます。

フォロワーが増えれば収入も伸びやすく、高単価の案件を受けやすいため、多くの人が目指す職種です。

平均年収は公開されていませんが、フォロワー数が増える前は収入がないこともあります。しかし、フォロワーが増えれば年収1000万円も目指しやすい職種です。

YouTuber(ライバー)

仕事内容

YouTuberや動画配信者(ライバー)は、自身で映像コンテンツを配信し収入を得る職種です。

スマートフォン1台で始められ、YouTubeなどで動画を投稿し、再生数やチャンネル登録者数が増えることで収益を得られます。

生放送ではリスナーから「投げ銭」を受け取ることも可能です。

年収

YouTuberの収入は動画の再生数やチャンネル登録者数により変動し、上限はありません。

条件を満たすことで収益化が可能ですが、毎日動画を投稿してもリスナーが増えないこともあるため、副業から始めて軌道に乗ってからフリーランスとして活動する方法がおすすめです。

Youtube収益化の条件

・チャンネル登録者が500人以上
・直近90日でアップロードした動画が3本以上
・直近12ヶ月間の総再生時間が3000時間以上
・直近90日間でYouTube Shortsの視聴回数が300万回以上
上記の条件にあてはまるとき(2024年6月現在)

SNSインフルエンサー

仕事内容

SNSインフルエンサーは、X(旧Twitter)、Instagram、TikTokなどのSNSで影響力の高いアカウントを運営する職種です。

美容、健康、グルメなど自身の得意なジャンルでフォロワーを集めます。

フォロワー数が増えると企業からPR案件の依頼やグッズ化の提案が来ることがあります。TikTokではYouTubeと同様にチップ機能があり、生配信で収入を得ることも可能です。

年収

SNSインフルエンサーの収入は、フォロワー数と企業からのPR案件に依存します。

アカウントのフォロワーが増えるまで収入は得られませんが、SNS広告に力を入れる企業が増えたことで、特定のジャンルで活動することでPR案件も紹介されやすくなります。

SNS運用は無料ででき、集客方法としても優れているため、SNSマーケティングを学びつつ活用すると良いでしょう。SNSマーケティングの知識があれば、「SNSマーケター」としての活動も可能で、文章力や企画力、レスポンスの速さが求められる仕事です。

業務委託でSNSや広告運用の案件も多く、副業としても稼ぎやすい職種です。

開業系職種:仕事内容と年収

開業系職種とは、フリーランスとして活動するにあたり実際に事務所を立ち上げて業務するような職種です。

例えば士業の資格を取って事務所を立ち上げたり、実際の店舗ではなくてもオンライン上にネットショップを立ち上げたりなどが当てはまります。ここからは開業系の職種を3種類紹介いたします。

士業

仕事内容

士業とは、名前の最後に「士」がつく職業で、弁護士、社会保険労務士、税理士などが含まれます。

これらの職種は開業時に登録費用や事務所立ち上げなどの初期費用がかかりますが、軌道に乗れば安定した収入が期待できます。

営業力が収入に大きく影響するため、以前の職場の人間関係や士業同士のつながりを活用して仕事を得ることが重要です。

開業には資格が必須で、行政書士や社会保険労務士などの資格は会社員として働きながらでも取得可能です。会社員時代に資格を取得し、独立する方法がおすすめです。

年収

士業の年収は営業力により大きく変動しますが、営業が得意であれば年収1000万円も目指せる職種です。

安定性があり、経営ノウハウや行動力が求められるため、一度軌道に乗れば高収入が期待できます

ネットショップ運営

仕事内容

ネットショップを利用したフリーランスは、ハンドメイド作品、自家栽培の野菜、または仕入れた商品を販売する仕事です。

無料で始められるサービスが多く、アプリ1つで出品、発送、評価まで簡単に行えるため、初期費用を抑えて開業したい方におすすめです。ハンドメイドや自家栽培の商品には専門知識が必要ですが、仕入れて販売する作業は未経験からでも始めやすいです。

開業には、まず販売する物品と店舗のコンセプトを決め、必要な許可(例:古物商許可や通信販売酒類小売免許)を取得してサイトを構築します。ネットショップの出展方法には「モール型」と「ASP型」の2種類があります。

出展方法 詳細
モール型 Amazon、楽天市場 大手ショッピングサイトに商品を載せる形式。集客力は高いが、手数料がかかる。
ASP型 BASE、カラーミーショップ 自分でネットショップを作成できるテンプレートが揃っている形式。手数料が少なく、個人販売に適している。

年収

ネットショップの年収は、商品や販売量により大きく変動します。成功すれば高収入を得ることが可能ですが、初期費用や運営コストを考慮し、計画的に運営することが重要です。モール型では集客力が高い反面、手数料がかかるため、どの形式が自分に合っているかを見極めることが重要です。

無人店舗運営

仕事内容

無人店舗は、店内に常駐しているスタッフがいない店舗で、販売機を利用して商品を購入できる形式です。

人件費を抑えつつ自身の店を持てるため、人気の高い職種です。人気のジャンルはコインランドリーや冷凍食品の販売などです。無人店舗は人件費の削減や業務効率の向上が大きなメリットです。自身が店舗に行けない場合でも運営できる柔軟さがあります。

しかし、初期費用がかかり、トラブル対応が難しい点がデメリットです。

年収

無人店舗の収益は業態や立地条件によって異なります。店舗運営の際には、物件選びや商品の選定など、考慮すべき点が多くあります。

販売機にAIや顔認証を利用することでセキュリティ面も強化でき、安心して運営できます。

無人店舗を成功させるためには、基礎知識を学びつつ、設備投資を計画的に行うことが重要です。

フリーランスになるメリット

フリーランスは会社員にない自由な働き方が最大の特徴です。

本業として頑張る方にも、空いた時間のみ仕事に取り組みたい方にもおすすめの働き方で、職種によっては会社員で働くより稼げることも珍しくありません。まずはフリーランスのメリットをチェックしてみましょう。

1:頑張る分だけ稼げる

フリーランスは就業規則がなく、好きな時間に仕事ができます。

早く終われば仕事を切り上げることも可能です。仕事の品質が上がれば評判も上がり、新たな案件が増える機会があります。

働くほど収入とスキルが向上し、同じフリーランスとの交流で収入を上げる方法も学べます。

2:時間を自由に使える

フリーランスは発注側の時間指定がない限り、好きな時間に業務を開始できます。

育児中や家庭の用事があっても、空いた時間で仕事を進められます。また、在宅で仕事ができるため、通勤時間や服装にとらわれる必要がありません。

特に「Webデザイナー」や「ライター」などは、場所にとらわれず仕事ができます。
まだフリーランスで活動する職種が定まっていない場合は、自身のライフスタイルに合わせて決めることも大切です。

3:得意なことのみで働ける

フリーランスは自分で仕事を選べるため、苦手な分野を避けて得意なことのみをこなせます。

また、得意分野を伸ばしつつスキルを身に着けることで、受注できる仕事の幅も広がり収入のアップに繋がります。

フリーランスになるデメリット

自由な生活を目指せることが大きなメリットのフリーランスですが、一方で会社員よりも収入や働き方が不安定で、何か問題があっても1人で解決しなくてはならないといったデメリットがあります。

フリーランスの働き方を検討している方は、メリットのみでなくデメリットも事前にチェックしておきましょう。

1:自分が動かないと収入がない

フリーランスは自分で動かなければ収入につながりません。

仕事を先延ばしにすると信用を失い、仕事が発注されなくなるため、スケジュール管理が重要です。

過労にならないよう体調管理も必要です。

また、自宅での仕事は公私の区別がつきにくいので、作業時間や仕事をする部屋を決めることが大切です。

2:収入が安定するまでが長い

フリーランスを始めたばかりでは仕事が見つかりにくく、収入が不安定です。

アピールできる経歴がないと報酬額が低い案件ばかりになる可能性があります。

会社員からフリーランスを目指す場合は、貯金や副業から始めるなどの事前準備が必要です。

3:経理や確定申告は自分でする必要がある

フリーランスは事務や経理担当がおらず、すべて自身でおこなう必要があります。

住民税や所得税、健康保険、社会保険の全額自己負担が必要です。

また、レシートや領収書などの管理を適切におこなう必要があります。、事務作業が苦手な方は学びながら1つずつこなしていく必要があるので注意しましょう。

フリーランスに向いている方の特徴

フリーランスに向いている方の特徴としては次のとおりです。

(1)柔軟な対応ができる

(2)自己管理ができる

(3)継続的な学習ができる

(1)柔軟な対応ができる

フリーランスはさまざまな案件に対して、臨機応変に対応できる柔軟さが求められます。業界そのものが変化していけば、新たな知識をインプットしたり別分野の情報もチェックしたりなど、常にアップデートして、停滞せず活動していく必要があります。

(2)自己管理ができる

働けば働く分収入になるフリーランスは、自身が動けなくなった際の保険も必要です。保険に加入するという対策もとれますが、大前提として無理しすぎないように体調管理とスケジュール管理が適切におこなえる方が向いているといえるでしょう。自身の生産能力を超えた依頼を受けすぎないことも大切です。

(3)継続的な学習ができる

フリーランスは近年増加傾向にあり、スキルや知識が停滞したままでは将来的に案件の獲得が難しくなることも考えられます。

継続的にスキルアップしつつ、業界の流れを読み取って次に習得すべきことを理解できるような方であれば、フリーランスとしてより活躍できるといえるでしょう。

昨今では、ChatGPTなどの生成AIの進化により、フリーランスの効率化が進んでいるため生成AIの勉強をおすすめします。

フリーランスに向かない方の特徴

フリーランスに向かない方の特徴としては次のとおりです。

(1)コミュニケーションが苦手

(2)スケジュール管理が苦手

(3)責任感を持てない

(1)コミュニケーションが苦手

フリーランスは自身で仕事を見つけたり、知人から紹介を受けたりなど、仕事獲得のために自らが動く必要のある働き方です。自身の経歴やスキルを直接売り込んで営業していくことが必要となります。

そのため、対面での会話だけでなく、文章でしっかり自身のアピールポイントを伝えられたり、仕事においても適切な報連相ができたりなど、一定のコミュニケーション能力が求められます。

(2)スケジュール管理が苦手

フリーランスの仕事は空いた時間に取り組める職種が多いですが、一定の納期は存在します。複数の案件を同時に受けてしまうとそれぞれの納期に間に合わせるように取り組まなくてはならず、無理やり時間を作らなければ納品できないといったケースも考えられます。特に始めたての頃は仕事や環境に慣れていないため、様子を見ながら1つずつこなしていく方法がおすすめです。

(3)責任感を持てない

フリーランスは会社ではなく自身が請負人となるため、任せられているという責任感が重要です。フリーランスにおいての責任感は、仕事の信頼に直接つながります。少しでも「責任感のないフリーランス」と思われたら、リスクヘッジのために次回から仕事の発注がなくなることもあります。一度受けた仕事は最後までしっかり取り組み、分からないことがあればすぐに連絡するなど責任感を持って仕事をすることが大切です。

フリーランスになるための流れ

 

  • 1.働きたい職種を考える
  • 2.下調べして方向性が決まったら会社を退職する
  • 3.健康保険や年金の切り替えを済ます
  • 4.開業届を出す
  • 5.フリーランスとして活動開始

会社を辞めてフリーランスになるには、まず辞める前にどのような職種でフリーランスとして働くかしっかり考える必要があります。

やりたいことや方向性が決まってから仕事を退職し、健康保険や年金の切り替えなどの手続きを済ませましょう。

フリーランスとして働きだす前に、税務署に開業届を提出します。開業届を出さずに開業することに対して罰則はありませんが、税金が一定額控除される「青色申告」が利用できないため、これからフリーランスの働き方を続けるのであれば、先に提出することをおすすめします。開業届を提出することで事業用の口座を作れるようになり、ビジネスローンの手続きも可能になります。

フリーランスになる手続きはこれで完了です。あとは職種によってすぐに営業を始められるものもあれば、備品購入や仕入れなど、準備が必要になることもあります。

フリーランスが仕事を見つける方法5選

フリーランスとして開業しても、営業がうまくいかなかったり、取引先が見つからなかったりすることがあります。そこで、仕事を新たに探す方法を5つ紹介します。

また、開業前に自身のやりたい職種の報酬額を調べたり、その職種に詳しい知り合いがいるかを確認しておくことが大切です。退職前に下調べをしておきましょう。

1:求人サイトを利用する

求人サイトにはフリーランス向けの募集が多く掲載されています。例えば、日給制のカメラマンや取材ライターの募集などがあります。

エンジニア向けの「IT求人ナビ フリーランス」や主婦向けの「ママワークス」など、職種に特化したサイトに登録すると良いでしょう。

2:クラウドソーシングを利用する

クラウドソーシングとは、依頼を発注する側と依頼を受注する側が1つの場に集まれるプラットフォームです。

「クラウドワークス」や「ランサーズ」が有名です。

多くの仕事が掲載されており、副業から高収入の長期案件まで様々です。スキルを売り込みたい場合は「ココナラ」もおすすめで、イラストやIT業務以外にも占いや相談業務など多様な案件があります。

3:エージェントサービスを利用する

専門性の高い職種では、フリーランス専用のエージェントサービスを利用するのも良い方法です。

希望に合った案件を紹介してくれる「レバテックフリーランス」や「Midworks」などがあります。登録後に担当者と面談し、希望の条件を伝えます。

4:SNSを活用する

SNSやブログで自身の活動を発信することで、企業からのスカウトを受けることがあります。特にクリエイティブ系職種やネットショップ運営者に向いています。

また、依頼が来ることを待つのみではなく、自身からSNSで募集している案件に連絡を取ることも仕事を探す方法の1つです。

クラウドソーシングでもSNSでも自身をアピールする場では、プロフィールや仕事内容を細かく記載して一目見て分かりやすい情報を心がけましょう。

5:以前の勤務先や知人から紹介を受ける

フリーランス白書2023では、直近1年間でもっとも収入が得られる仕事獲得につながったきっかけを、850人中286人が人脈、285人が過去や現在の取り引き先、105人がエージェントサービスの利用と回答しました。(複数回答あり)

退職前の職場や取り引き先へ独立の挨拶に行き、名刺を渡すだけでも集客効果が期待できるでしょう。

少しでも仕事がある状態でスタートするために、やれるべきコミュニケーションは開業する前から始め、開業後も職種同士のコミュニケーションや人付き合いを大切にすることが重要です。

フリーランスにおすすめの職種まとめ

フリーランスで活躍する方の中には年収1000万円を超える方も多いですが、現在年収が高い方でも開業したての頃は集客に悩み、生活も厳しかったという方も珍しくありません。

軌道に乗るまではどの職種でも不安定ですが、自身のできることを1つずつこなしていくことで、少しずつ知名度が上がり依頼も増え、それがフリーランスとしての実績になります。

これからフリーランスを目指す方は、まず自身がどのような職種で開業したいかを決めて、退職前にできることを少しずつ進めていきましょう。

 

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出典

一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会 フリーランス白書2023
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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