今年こそはと思っても、やっぱり続かない…。家計簿が続かない人あるある
配信日: 2021.06.15 更新日: 2024.10.10
今回は、家計簿が続かない人の特徴とともに、その解決策についてお伝えしていきます。
執筆者:柘植輝(つげ ひかる)
行政書士
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2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。
目次
家計簿が続かない人あるある【1】 目的がない
家計簿が続かない人の特徴として真っ先に挙げられるのは「目的が明確でないこと」です。目的もなく、ただ何となくつけているだけでは家計簿は続きません。目的がなければそれはただの作業となり、忙しい日々において家計簿をつけることが苦痛で面倒なものになってしまうからです。
家計簿をつけるのであれば、何か1つでも目的を明確にしてください。家計の支出を減らすといったことだけでなく、お金の使い道を知るなどでも構いません。まずは家計簿をつける目的について考えてみてください。
家計簿が続かない人あるある【2】 誤差に神経質になり過ぎる
家計簿は何も1円単位で収支のずれなく、正確につけていかなければならないものではありません。大まかな収支の流れさえしっかりしていれば、10円や100円程度であれば単なる誤差として考えてしまっても大丈夫なのです。
1円単位でしっかり把握することに躍起になっていた経験のある方は、1000円単位で収支が合っていれば十分にその役割を果たすことができると思って、もう少し力を抜いて家計簿と向き合ってみてください。
家計簿が続かない人あるある【3】 項目を細かく分けがち
家計簿を正確につけられることは良いことです。細かく項目を分け、収支を追っていくのも大いに結構です。しかし、収支の金額と同様に、家計簿の項目はある程度大まかに分けても問題はありません。
レシートとにらみ合って「友達とした外食は交際費と外食費、どちらに入れようか」と悩むくらいであれば、「友達との食事だから交際費に入れよう」というように程よく雑に仕分けてください。
家計簿をつけるのは自分や家庭のためです。第三者に見せるわけではないので、自分や家族が見たときに収支の流れが分かればOKです。
家計簿が続かない人あるある【4】 形式にこだわる
家計簿は専用の家計簿につけるべきとか、スマホの時代だから家計簿もアプリを使うべきなんてこだわりは一度捨ててみてください。大学ノートを使って自分専用の家計簿ノートを作るのも良し、市販の家計簿専用ノートを買うも良し、家計簿アプリやパソコンの表計算ソフトを利用するのも便利でしょう。
家計簿は収支の流れを把握するためにつけるものなので、紙にするか電子媒体にするかなど、形式にこだわるくらいであれば、まずは直感的に使いやすいと思った方法を選んでみてください。
家計簿が続かない人には理由がある
家計簿が続かない人には大抵特徴があり、今回挙げた4つのどれかに当てはまります。家計簿をこれから始める人は、今回の話を参考に長く続けられる方法で始めてみてください。
逆に今、家計簿をつけることが苦痛だと悩んでいたり、過去に挫折してしまった経験があるという人は、その理由についてあらためて考えてみると、もしかしたら家計簿を続けられるようになるかもしれません。
執筆者:柘植輝
行政書士