食品高騰に備えるための「食費の節約」の落とし穴とは? おすすめの節約方法も解説!

配信日: 2022.06.26 更新日: 2024.10.10

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食品高騰に備えるための「食費の節約」の落とし穴とは? おすすめの節約方法も解説!
物価上昇に危機感を持つ人が増えています。
 
株式会社ウィナスが実施した子育て世代の会社員111名を対象にした調査によると、昨今の物価高騰について「非常に重く受け止めている」「やや重く受け止めている」と回答した人が合計85.6%にのぼりました。
 
このうち過半数が家計の見直しを検討しており、見直す項目で最も多く選ばれたのは「食費」で75.5%でした。しかし、食費の節約には「落とし穴」もあります。
 
FINANCIAL FIELD編集部

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「食費の節約」3つの落とし穴

食費の節約で考えられる落とし穴は3つです。
 

1.我慢し続けなければいけない

食費を節約しようと思えば、端的にいえば我慢をし続けなければいけません。
 
牛肉を食べたくても、節約のために鶏肉にしてみたり、本みりんをみりん風調味料にしたりするなど、日々の買い物から節約を意識して過ごします。
 
我慢が苦痛にならない人なら問題ありません。しかし、夫婦間の価値観が一致しないまま、一方だけが節約に取り組んでしまうと、パートナーからの不満や夫婦仲の悪化につながる可能性もあります。
 

2.将来インフレが進めば節約効果が抑制されてしまう

食費の節約は、短期的な効果は大きいです。農林水産省の食品価格動向調査(2022年6月)によると、例えば毎週1kgの牛肉を買っている家庭で、牛肉を鶏肉に変えれば毎月2000円の節約になります。
 
お米や調味料、野菜などどれをとっても、同じスーパーで価格の異なるものがあります。そのため、1回の買い物でこれまでより安いものを選んで買い続ければ、一時的に食費を下げることは可能でしょう。
 
ただし、物の価格は変動しているため、同じ節約効果が続くかどうかは不透明です。
 
物の値段(物価)の変動を示す消費者物価指数をみると、生鮮食品やエネルギーを含めた総合指数で昨年同月比+2.5%(2022年4月)となるなど、インフレといわれる物価の上昇が進んでいます。
 
仮に給料が変わらなかった場合、インフレ分、食費の負担が増えることになり、食費の節約効果が抑制されてしまいます。
 

3.過度な節約は健康を損なう恐れがある

食事のバランスを崩さず食費を節約できれば問題ありませんが、過度な節約は健康を損なう恐れがあります。炭水化物や肉、鶏卵、野菜の中で価格や満腹感などを考慮すれば、炭水化物が最も安上がりです。
 
しかし過度な節約は、炭水化物に偏った食事につながる可能性があり、必要な栄養素が採れずに体調を崩してしまうかもしれません。
 

「食費の節約」おすすめの方法

食費の節約で、できる限り無理なくできる方法を2つ紹介します。
 

1.コンビニを利用せずスーパーやドラッグストアなどを使う

コンビニは、食料品の価格がスーパーやドラッグストアより高い傾向があります。近くて便利かもしれませんが、1回あたりの差額は大した金額でなかったとしても、頻繁に立ち寄ると大きな差になります。
 
多少遠くても、できる限りスーパーやドラッグストアを使い、少しでも安く買うようにしましょう。ただし10円程度の価格差を求めてわざわざ隣町のスーパーへ行く、などは効率が悪くストレスもたまるので、ある程度安い価格なら、妥協する考え方も大切です。
 

自炊中心の生活を心がける

外食やテークアウトは、自炊と比較して価格が高くなりやすいです。調理せずに済むのは時短にもなりますが、その分お金がかかります。食費の節約をしたいなら、できる限り自炊中心の生活を心がけましょう。
 
いきなり毎日自炊するのが難しい人は、週1回からでも始めてみて、徐々に慣れていくとよいでしょう。
 

食費の節約は無理のない範囲で行おう

食費は誰でも意識しやすい項目で、これまでより安い食材を買うだけで、簡単に節約できます。ただし節約でお金を貯めても、夫婦仲を悪くしたり健康を損ねたりする過度な節約は考えものです。
 
食費の節約は無理のない範囲で行い、通信費や家賃などの固定費にも目を向けてみてはいかがでしょうか。
 

出典

株式会社ウィナス 物価高騰に対する子育て世代の意識調査
農林水産省 食品価格動向調査(食肉鶏卵)
総務省 2020年基準 消費者物価指数 全国 2022年(令和4年)4月分(2022年5月20日公表)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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