出費の増える年末に向けて! 家計の節約はまずは何から見直すべき?
配信日: 2022.12.22 更新日: 2024.10.10
執筆者:新井智美(あらい ともみ)
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
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年末年始に増える費用とは?
年末年始は忘年会や新年会、クリスマスパーティーなどの交際費がかさむ時期です。外食はもちろん、クリスマスパーティーを家で行う場合でも、購入する食材の費用やお酒の準備など一時的な支出が多くなります。さらに、おせちの準備をする家庭なら、材料費(食費)も増えるでしょう。
また、子ども向けのクリスマスプレゼントなどの費用も無視できません。一緒に買いに行くとなると、買い物に行った先での外食や映画鑑賞、イベント参加などのレジャー費用も同時に発生する可能性があります。
遠方への帰省を考えている人の最大の悩みは、帰省にかかる交通費ではないでしょうか。年末年始は繁忙期のため、通常よりも金額が高めに設定されているケースが多く、普段よりも交際費がかさむ原因になっています。
<交際費を抑えるコツ>
忘年会や新年会、クリスマスパーティーへの参加はメインの1次会だけにとどめ、2次会は参加しないようにするだけで費用を節約できます。まだ電車があるうちに帰れれば、タクシー代を節約することにもつながるでしょう。
お歳暮を贈る場合、早いうちに申し込むことで割引が適用される期間がありますので、そのスケジュールを把握しておき、その期間内に購入することをおすすめします。
<食費を抑えるコツ>
必要だと分かっている食品は、安売りのタイミングにまとめて購入することで費用を抑えられるかもしれません。冷凍できるものは早めに購入し、冷凍しておきましょう。また購入時期も年末年始直前だと値段が上がるケースも多いため、できるだけ早めに調達しておくとよいでしょう。
<レジャー費用を抑えるコツ>
レジャー費用を抑えるためには、そのような費用がかかる場所に行かないことが節約の第一歩です。クリスマスプレゼントもインターネットショッピングで準備できますし、観たい映画があるなら、サブスクを利用して家で鑑賞する方法もあります。いつもより出費が多くなる年末年始だからこそ、行動先も考える必要があるといえます。
<交通費を抑えるコツ>
帰省に新幹線や飛行機を利用するなら、早割を利用しましょう。利用する日の何日か前までに申し込むことで料金が安くなる早割を設けているところが多いため、早めに帰省の計画を立て、航空券や乗車券を確保することで、直前にチケットを購入するよりもお得な金額で購入できるかもしれません。
セールなどの衝動買いは極力避ける
年末年始にはセールを行うところも増えています。高くて買えなかった服やバッグなどの小物を購入したいと思う人も多いのではないでしょうか。12月にはボーナスが支給される人も多いため、それが購入意欲を刺激する原因にもなります。
セールを利用することはもちろん悪いことではありません。ただ、購入するものは金額と合わせて事前に決めておきましょう。安く購入できたからと、他に目についたものもつい購入しがちですが、それは本当に自分に必要なものでしょうか?
購入したことに満足してしまい、結局使わないままになっている洋服や小物はありませんか? 金額が定価より安くても、使わないものを購入することほど無駄なものはありません。セール時期は特に衝動買いをしないことを意識しておくことが大切です。
<早割を利用する>
交通費やお歳暮の早割利用については、前述のとおりですが、早割が用意されているのは、交通費やお歳暮だけではありません。年賀状印刷を利用する人は、早めに申し込むことで印刷代が安くなる早割を設けているところもありますので、複数社を比較し、割引額が大きいところに申し込むようにしましょう。
忘れてはいけないふるさと納税
ふるさと納税を行っている人は、12月に入ると今年の収入額がある程度把握できます。収入額から寄付上限額を計算し、まだ寄付額に余裕があるなら、気になっている自治体への寄付を忘れないようにしましょう。できれば翌年の住民税からの控除額は上限金額に近づけたいですよね。
ただし、ふるさと納税の適用対象となるのは、12月末までに支払いが終了したものですので、クレジットカードで購入することは避け、振込票などを利用し、確実に12月中に支払いを終えるようにしてください。
まとめ
年末年始はいろいろと出費が多くなる時期ですが、早め早めの行動を心掛けることで、さまざまな費用が節約できます。金額の大きい交通費などは、節約効果が大きいですので、ぜひ早割などを利用して費用を抑えるようにしましょう。
また、冬場は電気代も高額になりやすい時期ですので、できるだけ家族が同じ部屋で過ごすなど、電気代を節約する工夫も一緒に考えながら生活することで、さらなる節約に結びつけられます。
執筆者:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員