更新日: 2024.10.10 働き方

「現在の仕事に満足していない」は半数近く! 転職活動や副業をしている人はどのくらい?

「現在の仕事に満足していない」は半数近く! 転職活動や副業をしている人はどのくらい?
現在、物価の上昇が続いており、東京都区部の2023年1月の消費者物価指数は前年同月比4.4%の上昇、前月比は0.7%の上昇となっています。特に、「食料」が前年同月比7.3%、「光熱・水道費」は同131.4%と大幅にアップしており、生活に必須のモノの価格が高騰しており、私たちの生活に影響を及ぼしています。
 
一方、賃金の推移を見ると、厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると2021年6月の賃金は30万7400円で対前年増減率は0.1%マイナスとなっています。2001年6月の賃金は30万5800円で、20年たっても賃金はほとんど上がっていないことがわかります。
 
このような状況の中、ベビカム株式会社は、子育て中の母親たちの仕事の満足度や転職・副業などに関する意識調査を実施しました。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

半数近くの人が現在の仕事に満足しておらず、転職を考えている人が過半数

現在の仕事に満足しているか聞いたところ、54.3%が「満足している」と回答しました。一方で残りの45.7%は「満足していない」という結果に。
 
仕事に満足していない理由としては、給料の少なさを挙げる人が多く、他には在宅勤務が不可で育児に時間が割けない、仕事量が多い、勤務時間が長いといった理由が目立ちました。
 
転職したいと思うか聞いたところ、「転職したいので準備している」(7.8%)、「転職したいと思うが具体的に準備していない」(46.8%)を合わせた54.5%が転職を考えていることがわかりました。
 

8割以上が副業したいと思っているものの、具体的に準備しているのは1割に満たない


 
また、副業したいと思うかという問いには、「副業したいので準備している」(7.8%)、「副業したいと思うが具体的に準備していない」(48.1%)、「副業したいが会社が禁止している」(26.0%)と、81.8%もの人が副業したいと思っていると回答。とはいえ、具体的に準備している人は1割に満たず、副業したいものの行動していない人がほとんどであるようです。
 
副業したい理由を聞いたところ「収入を増やしたい」が83.7%とダントツで多く、次いで「空いている時間を有効に使いたい」(51.2%)、「自分のスキルをより高めたい」(32.6%)が続きます。
 

副業している人は男性より女性の方が多い

2021年の転職者数は290万人で、2019年のコロナ前までは上昇傾向にありましたが、コロナ禍が始まってから減少しています。
 
次に、実際に副業をしている人はどれくらいいるのでしょうか。内閣府によると、副業している人は男性より女性の方がやや多く、2020年は女性の正規雇用者の10.5%、非正規雇用者の15.4%が副業をしていたようです。
 
また、新型コロナウイルス感染症の影響で、男女の非正規雇用者において、「生計を維持するため」「貯蓄や自由に使えるお金のため」に、副業を行った人の割合が2019年と比べて上昇しており、本業の収入減や家族の収入減を副業で補っていたと考えられます。
 
多くの女性は日頃から物価の動きを肌で感じており、お金が足りないなら副業などして自ら不足分をカバーしようとしていることがわかりました。しばらく物価の高騰が続きそうですので、なんとか収入を増やす工夫をしていきたいですね。
 

出典

総務省 2020年基準 消費者物価指数 東京都区部 2023年(令和5年)1月分(中旬速報値)
厚生労働省 令和3年賃金構造基本統計調査の概況
ベビカム株式会社 転職・副業・フリーランスに関する意識調査(PR TIMES)
厚生労働省 令和4年版 労働経済の分析
内閣府 白書等(経済財政白書、世界経済の潮流等)第3章 第1節多様な働き方の広がりと課題
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集