更新日: 2024.10.10 貯金

何をやめて、何を始める!? 毎月1万円貯金を増やすアレコレ術

何をやめて、何を始める!? 毎月1万円貯金を増やすアレコレ術
季節の変わり目です。季節に合った過ごしやすいお部屋に模様替えしたり、衣類や小物の整理をして断捨離している方も多いのでは? 
 
これを機に、日々の支出も断捨離しましょう。ついつい当たり前になっている日頃の生活習慣を見直してみましょう。
 
何をやめる? 何を始める?
 
日頃の生活習慣を見直し、目的を持って行動を変えることで、毎月1万円の貯金を増やす!
 
そんなアレコレ術をご紹介します。
 
FPwoman

執筆者:FPwoman(えふぴーうーまん)

お金の知性が、女性を美しくする

エフピーウーマンは、女性ファイナンシャルプランナーによる、女性のためのお金の総合クリニックです。当社の所属ファイナンシャルプランナーは全員が女性。家計管理、資産運用、不動産、保険、年金など幅広いお金の知識と、女性ならではの視点から、人生をより豊かに、キラキラと輝かせるための「お金の教養」を伝えています。

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貯金の実態を調べてみた

年代別貯蓄額(二人以上世帯)

・20代  平均値:321万円  中央値:77万円   貯蓄ゼロ:35.6%

・30代  平均値:470万円  中央値:200万円  貯蓄ゼロ:33.7%

・40代  平均値:643万円  中央値:220万円  貯蓄ゼロ:33.7%
 
年代別貯蓄額(単身世帯)
・20代  平均値:142万円  中央値:0万円   貯蓄ゼロ:61.0%

・30代  平均値:589万円  中央値:83万円   貯蓄ゼロ:40.4%

・40代  平均値:936万円  中央値:30万円   貯蓄ゼロ:45.9%
 

年収別年間貯蓄額(二人以上世帯)

・年収300万円:13万円    ・年収400万円:22万円

・年収500万円:43万円    ・年収600万円:51万円

・年収700万円:58万円    ・年収800万円:78万円

・年収900万円:87万円    ・年収1000万円:95万円
 

年収別年間貯蓄額(単身世帯)

・年収300万円:25万円    ・年収400万円:54万円

・年収500万円:86万円    ・年収600万円:101万円

・年収700万円:117万円    ・年収800万円:144万円

・年収900万円:161万円    ・年収1000万円:175万円
 
(出典:知るぽると『平成29年度、金融行動に関する世論調査』)
 

貯金ができる人・できない人 何が違うの?

前項の調査で分かったことが2つあります。1つめは、年代別貯蓄額の平均値と中央値(※)にかなり差があること。
 
2つめは、年収別年間貯蓄額で、年収が2~3倍増えると、貯蓄額は4~6倍も増えること。貯金ができる人とできない人の違いは、年齢や収入とは比例しないようです。
 
では、貯金ができる人とできない人、いったい何が違うのでしょう?それは、その人の思考や日々の行動に関係があります。
 
※「平均値」…すべての数値を足し合わせ、数値の個数で割った値。
 「中央値」…数値を小さい順に並べ、真ん中に来る値。
 

貯金ができる人の思考

・お金が好きで大切にしている
 
・計画を立てるのが好き
 
・入るお金、出たお金、残ったお金、そして貯蓄額をほぼ把握できている
 

貯金ができない人の思考

・お金を扱うことがあまり好きではなく、大切にしていない。
 
・面倒くさがりで計画性がない
 
・入るお金、出るお金を把握していないので、残るお金が分からない
 

貯金ができる人の行動

・計画的で効率的、時間の使い方が上手
 
・世間一般の方法にこだわらず、自分の心地よい方法を知っていて、行動できている
 
・「貯めたい額」より「貯めれる額」を意識して貯金習慣が身についている
 

貯金ができない人の行動

・行き当たりばったり、時間を無駄に使ってしまう
 
・他人の話や、世の中の情報に惑わされて、自分の方法が分からず行動がストップする
 
・貯金の目標額や使い道ばかりを想像して、今月いくら貯金するかの行動をしない
 
いかがでしたか? みなさんはどちらの思考や行動が思い当たりましたか?
 

何をやめる?

毎月1万円貯金を増やすために、何をやめるかは、精神論が効果ありです。
 

行き当たりばったり行動

例えば、その日の気分だけで買い物したり、用事もなくコンビニに寄ったり、誘われたから参加する、勧められたから入会するといった行動を、いったん全てやめてみましょう。
 
全てやめた後、自分にとって本当に必要なものが分かってくるはずです。
 

時間にルーズな生活

特に注意してほしいのは「自分との時間の約束」です。他人との時間の約束は守れるのに、自分との時間の約束は守れない(守らなくてよいと思っている)人が多いです。
 
体調が悪かったり、急用ができた場合は仕方ありませんが、自分に対する時間のルーズさは、自分のお金に対するルーズさと全く同じです。
 

自分へのダメ出し

「私はそもそも節約するタイプじゃないわ」「がんばって貯金しても、すぐ使っちゃうのよね~私。貯金しても意味ないわ」なんて、言ってしまえば終わりです。
 
「私にもできる節約があるかも」「私に合った貯金の方法があるかも」と思ったほうが、新しい自分に出会えそうな気がしませんか?
 

何を始める?

毎月1万円貯金を増やすために、何を始めるかは、実践論が効果ありです。
 

先取り貯金 5000円

給料日に、給料振込口座から5000円を出金して、別口座もしくは金庫や封筒に移動させましょう。この5000円で何をしようかな、何を買おうかな、なんて全く考えないでくださいね。
 
この5000円は最初から無かったものとして1ヶ月過ごしましょう。
 

毎日貯金 3000円

一日の始まりでも、一日の終わりでも、どちらでも良いです。お財布の中から毎日100円だけ取り出して、お気に入りの小瓶やお皿に移動させましょう。
 
1ヶ月経過したら、貯金用の口座に入金しましょう。何も考えずに淡々とやってみてくださいね。
 

節約成功貯金 2000円

ここは、あなたの腕の見せ所です。日頃の節約の成果を確認しましょう。給料日前日に2000円残っていれば、先取り貯金5000円と毎日貯金3000円と合わせて1万円になります。毎月1万円を増やす作戦、大成功!
 
この3パターンの実践を、約3ヶ月何も考えずに行動してみてください。自分が好む貯金の仕方も明確になります。その後は、自分向きの貯金方法だけを実践してみるのも良いですね。
 
精神論と実践論をバランスよく、あなたらしい貯金ライフを送ってくださいね。
 
TEXT:FPwoman 貯金美人になれるお金の習慣
石倉 博子(いしくら ひろこ)
FPwoman Money Writer’s Bank 所属ライター

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