更新日: 2024.10.10 その他家計
30代ママにアンケート!毎月の食費はいくらかかっている?
もちろん、家族の人数や年齢によって、毎月かかる食費には大きな差が出ます。自分と似た収入や家族構成の家庭では、どのくらいの食費がかかっているのか、参考までに確認しておくとよいでしょう。
本記事では、株式会社WDCが運営する保険ガイド「リアほ」で、30代ママを対象に、2022年に実施した「家庭の食費に関するアンケート調査」の結果を、世帯年収や世帯人数・世帯状況と関連させてご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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年収で比較した場合
このアンケートは、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県に住んでいて子どもがいる、30~39歳の女性300名を対象に実施されました。世帯年収は「500万円未満」「500万~700万円未満」「700万~900万円未満」の家庭が7割ほどを占めています。
世帯年収ごとに比較してみると、年収500万円未満の家庭のうち32.43%が1ヶ月の食費を3万円未満に抑えていますが、年収500万~700万円未満の家庭となると、8.64%まで下がっています。
また、1ヶ月の食費が「5万~7万円未満」という家庭が、世帯年収500万円未満だと13.51%なのに対し、世帯年収700万~900万円未満だと22.81%まで増えていることからも、「食費は世帯年収に比例する傾向にある」といえるでしょう。
専業世帯と共働き世帯を比較した場合
同じ3人家族でも、専業世帯と共働き世帯では、1ヶ月の食費に差が出ることがあります。
アンケートの結果によると、もっとも多いのは、専業世帯も共働き世帯も「1ヶ月の食費が3万~5万円未満」で、大きな差はありません。
しかし、「1ヶ月の食費が5万~7万円未満」という家庭が、専業世帯だと20.33%なのに対し、共働き世帯だと27.56%となっており、全体的にみると、共働き世帯のほうが食費が高いことが分かります。
これは、共働き世帯であれば、帰宅が遅くなって料理をする時間がない・仕事が終わってから料理をする体力や気力がないなどの理由により、外食やお総菜に頼るケースが増えることも、関係していると考えられるでしょう。
理想的な食費の判断基準は「エンゲル係数」
毎月の食費をいくらに抑えるのが理想なのかを知るためには、「エンゲル係数」を判断基準の一つにするとよいでしょう。エンゲル係数とは、家計の消費支出に対する食費の割合のことで、「食費÷消費支出×100」という計算式で算出します。
一般的には、エンゲル係数が20%前後になるのが理想といわれているため、自分の家の場合に当てはめて、計算してみてください。「20%を超えているので、もう少し食費を抑えたい」というときは、家計簿アプリを活用して、食費を正確に把握したり、買い物の前に数日分の献立を考えて、必要なものだけを買うようにしたりしてはいかがでしょうか。
世帯年収や世帯状況ごとの食費の目安を確認しておこう
自分の家庭と近い条件の世帯と比較して、毎月の食費の目安がどのくらいなのかを、確認しておくとよいでしょう。ほかの家庭と比べて、自分たちの家庭の食費が高すぎると感じるようであれば、節約のためのポイントを、チェックしておくことをおすすめします。
出典
株式会社WDC リアほ 「家庭の食費に関するアンケート調査」2022年
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部