更新日: 2024.10.10 家計の見直し

「10年前の冷蔵庫」は買い替えるとどれだけ「節約」になる? 電気代を比較!

「10年前の冷蔵庫」は買い替えるとどれだけ「節約」になる? 電気代を比較!
「月々の電気代が高い」と悩んでいるなら、冷蔵庫の買い替えが効果的です。現在、10年以上前の古い冷蔵庫を使っているなら、最新のものに買い替えるだけで、かなりの電気代を節約できます。
 
冷蔵庫を買い替えたときの電気代の節約額、他の家電製品より冷蔵庫の買い替えを優先したほうがよい理由、誰でもできる省エネ冷蔵庫の選び方について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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最新の冷蔵庫の電気代は10年前の冷蔵庫に比べて約40%以上安い

冷蔵庫は購入したら、なかなか買い替えるものではありません。10年、20年と使い続ける人も多いことでしょう。このような場合は、冷蔵庫の買い替えによって電気代を節約できます。
 
一般財団法人家電製品協会の試算によると、10年前の冷蔵庫を最新のものに買い替えれば、電気代を約39~46%減らせます。年間の電気代に換算すると約5300~7160円です。
 
また、環境省の試算によると、20年前の冷蔵庫を最新のものに買い替えた場合、年間約1万4000円の節約になります。これらのシミュレーションは、平均的な電気使用量の世帯において401~450Lの冷蔵庫を使った場合を想定しています。
 
こうして考えてみると、一見高い買い物である冷蔵庫も安く感じるのではないでしょうか。仮に10年前の冷蔵庫を10万円の最新冷蔵庫に買い替えたとします。
 
この場合、10年間で「7160円×10=7万1600円」節約できますから、差額は2万8400円となります。「10年間使えば実質3万円弱」と考えれば、買い替えを前向きに検討できる人も多いのではないでしょうか。
 

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冷蔵庫の買い替えを優先したほうがよい理由

「エアコンやテレビを買い替えたほうが電気代を節約できるのでは」と考える人もいるかもしれません。しかし、一般的な電気の使い方をした場合、冷蔵庫の買い替えが最も効果的です。
 
環境省のデータによれば、消費電力量の割合は冷蔵庫が14.2%でトップ、続いて照明器具13.4%、テレビ8.9%、エアコン7.4%の順になっています。電気代を常に消費し続ける大型家電の冷蔵庫は、電気代の節約効果が特に高いのです。
 

節約できる冷蔵庫の選び方

節約できる冷蔵庫を選ぶには、どうしたらよいのでしょうか。家電のスペック表を見ても、よく分からない人もいるでしょう。しかし、現在は「統一省エネルギーラベル」というラベルを見れば、誰でも簡単に、省エネの冷蔵庫を見極められるようになっています。
 
統一省エネルギーラベルとは、省エネ性能を1~5の星で評価しているラベルです。星の数が多くなるほど省エネ家電であることを示します。例えば、星2つと星5つの冷蔵庫では、年間電気代にすると4200円ほど差があります。星が多いほど価格帯は高くなりますが、電気代の節約分を考えると、選択肢が広がるでしょう。
 
また、電気代の目安を知りたいときは、統一省エネルギーラベルの「年間目安エネルギー料金」という欄をチェックします。「この製品を1日(1日に5.5時間)使用した場合の目安電気料金1200円」などと記載されていますので、同じ星の製品どうしを比較するときなどに役立ちます。
 
最後に冷蔵庫選びで知っておきたいのが、「容量と電気代は必ずしも比例しない」という事実です。例えば、1人用より3~4人用の冷蔵庫のほうが、電気代が安い場合は珍しくありません。家族の人数、買い置きの量などに合った冷蔵庫の中で、電気代が安い製品を探すとよいでしょう。
 

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冷蔵庫の買い替えは節約に効果的

冷蔵庫の省エネ性能は進化しており、古い冷蔵庫を最新のものに買い替えるだけで、かなりの電気代を節約できます。電気使用量の多くを占めている冷蔵庫を買い替えれば、高い節約効果を期待できるでしょう。
 
省エネ冷蔵庫ほど価格は高くなりますが、節電額を考えると購入の選択肢は広がります。統一省エネルギーラベルも参考にしながら、自分にぴったりの冷蔵庫を選びましょう。
 

出典

経済産業省・資源エネルギー庁 統一省エネラベルが変わりました
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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