夏は「扇風機」で髪を乾かしています。ドライヤーと比べて節約になりますか? 電気代はどれだけ違うのでしょうか?
配信日: 2023.08.05 更新日: 2024.10.10
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
ドライヤーと扇風機の電気代の違いは?
まず、ドライヤーと扇風機とではどれくらい電気代が変わってくるのでしょうか。電気代は、消費電力に電気料金単価をかけた値で求めることができます。例えばドライヤーの場合、消費電力は1000Wほどです。電気料金単価を1kWhあたり31円とすると、1時間あたりの電気代は1kW(1000W)に31円をかけて31円です。1回のドライヤーを5分とすると、約2.6円の電気代がかかるとわかります。
一方で扇風機の場合、消費電力は20Wほどです。同様の条件で1時間あたりの電気代は約0.6円、髪が乾くまで10分かかるとすると電気代は約0.1円となります。消費電力という側面では、強風かつ温風を出すドライヤーのほうが25倍以上のコストがかかることがわかります。
扇風機で髪を乾かすメリット・デメリット
それでは、扇風機で髪を乾かすと、ドライヤーと比べて、どのような違いがあるのでしょうか。ここではそのメリット・デメリットを見ていきましょう。
扇風機で髪を乾かすメリット
扇風機を使うことのメリットとして、まず電気代が大幅に節約できることが挙げられます。前述の条件では1回あたり2.5円の節約となるため、1日1回使用する場合は1ヶ月30日あたり75円の節約が可能です。また、夏場には暑い中で髪の毛を乾かすのが大変という人も多いでしょう。温風でなければ気化熱により涼しく感じるため、快適に髪を乾かすことができます。
扇風機で髪を乾かすデメリット
一方で、扇風機を使うと髪の毛にダメージがあるというデメリットもあります。ドライヤーの温風で髪の毛を乾かすことで髪の毛の外側のキューティクルが閉じ、1本1本がしっかりときれいな状態で乾かすことが可能です。
しかし、冷風だけで乾かすとキューティクルがしっかりと閉じず、パサパサした仕上がりになってしまいます。また、扇風機だけでは生乾きになってしまう可能性もあります。
温風でしっかり乾かさないと頭皮に近い部分についてはぬれている状態になり、雑菌が繁殖してしまう原因となるのです。これが臭いやフケの要因になる場合もあるため、特に毛量の多い人はドライヤーを使ったほうが良いでしょう。
さらに、乾かしている最中に髪の毛が扇風機に絡まってしまう危険性もあります。これは大変危険なため、特に髪の毛が長い人は、扇風機でなくドライヤーを使うのがおすすめです。
メリット・デメリットを理解して扇風機を使おう
扇風機で髪を乾かすのは、特に夏場にはメリットも大きいですが、一方で髪の毛にさまざまなデメリットもあります。髪の毛が長い人は、髪を乾かす時間が長くなるためドライヤーの電気代がかさんでしまいがちですが、扇風機を使うことによるデメリットも大きいです。それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで、自分に合った方法をとるようにしましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー