夫婦2人、節約のために1日3食から「2食」にしています…。食費は1ヶ月でどのくらい変わりますか?
配信日: 2023.11.09 更新日: 2024.10.10
そこで今回は、1日3食から2食に減らした場合、どれくらいの節約につながるのかを比較してみます。さらに、食費を効率よく節約するコツも紹介しますので、出費を減らしたい方は、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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1ヶ月当たりの食費にかかる出費
総務省統計局の「家計調査年報(家計収支編)2022年(令和4年)」によると、二人以上の世帯における1ヶ月当たりの消費支出は、平均29万865円とのことです。そのうちの食費は、月に8万1888円です。
食費の内訳を、表1にまとめました。なお、自宅で食事を作る場合にかかる食材費(穀類、魚介類、肉類、乳卵類、野菜・海藻、果物、油脂・調味料)は「食品」に含んでいます。
表1
項目 | 月平均額 |
---|---|
食品(穀類、魚介類など) | 4万712円 |
菓子類 | 7864円 |
調理食品 | 1万2097円 |
飲料 | 5212円 |
酒類 | 3698円 |
外食 | 1万2305円 |
※総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)2022年(令和4年)」を基に筆者作成
1日3食から2食に減らすといくらの節約になるのか?
自宅での食事を1日3食から2食に減らした場合、食材費となる4万712円から1日1食分の材料費を節約できます。4万712円を1日当たりで換算すると約1357円、1食分は約452円です。1日の食事回数を1食分減らした場合は、452円の節約となるため、月に1万3560円の出費をおさえられます。
しかしこれは、毎食同じ内容の食事をとったと仮定した場合ですので、食事内容によっては、節約できる金額に多少の差は生じるでしょう。
食費を節約する5つのコツ
食事回数を減らすほかにも、食費を節約する5つのコツがあります。
食事回数を減らすことで、食費は節約できますが、規則正しく3食しっかりと食べることは、健康のために大切です。
食費を節約するには、以下のポイントも意識してみましょう。
●買い物の回数を減らして無駄遣いをなくす
●週末に作り置きをして食材を使い回す
●冷凍食品やレトルト食品をうまく活用する
●外食を減らす
●夕食のおかずを次の日のお弁当に使う
買い物の回数を減らして、買い物をする際には、あらかじめ献立を決めてリストを作成すると、余計なものを買わずに済みます。冷凍食品やレトルト食品を活用して、まとめて作り置きすることで、食材を無駄にせず、使い回すことが可能です。
さらに、作り置きのおかずを昼食用のお弁当にも使えば、その分食費はかかりません。
また、外食にかかる平均支出が1万2305円と高額ですので、外食の頻度を減らすことも節約につながるでしょう。
食事回数を減らせば節約につながる!ほかの節約術も意識しよう
食事回数を1日3食から2食へ減らすことで、月に1万3560円ほどの食費を節約できます。しかし、健康のために1日3食をしっかり食べたいと考える方には、現実的ではないかもしれません。
その場合は、今回ご紹介した節約術を実践してみましょう。作り置きや冷凍食品などをうまく活用することで、食事回数を減らさなくとも、効率よく節約できます。
出典
総務省統計局 家計調査年報(家計収支編)2022年(令和4年) 2022年(令和4年) 家計の概要 表Ⅰ-1-1 消費支出の費目別対前年増減率(二人以上の世帯)-2022年-(5ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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