【限界社会人の味方】仕事で疲れ、食器を洗う元気がありません。食洗機を買った場合、元が取れるのはいつでしょうか?

配信日: 2023.12.26 更新日: 2024.10.10

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【限界社会人の味方】仕事で疲れ、食器を洗う元気がありません。食洗機を買った場合、元が取れるのはいつでしょうか?
「仕事で疲れているから食器洗いが苦痛」「食洗器を買いたいけれど元は取れるの?」などと考えていませんか。
 
食洗機は安価な製品ではないため、購入を慎重に検討したい人は多いでしょう。本記事では、食洗器を購入してから元を取るまでにかかる期間などを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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家事の時間給はどれくらい?

食洗器を購入してから元を取るまでにかかる期間を算出するため、まずは家事の時間給を確かめます。家事の時間給はさまざまな方法で算出されていますが、ここでは内閣府が発表している「無償労働の貨幣評価」を参考にします。
 
同資料によると、2021年における1人あたりの家事活動の男女別貨幣評価額(OC法)は男性が60万4000円、女性が194万3000円、1人あたりの年間活動時間は男性が325時間、女性が1289時間です。以上をもとに時給を算出すると男性が1858円、女性が1507円になります。
 

食器手洗いにかかるコストと食洗器のランニングコスト

続いて、手洗いにかかるコストと食洗器のランニングコストを確かめます。
 
経済産業省北海道経済産業局によると、給湯器40℃、使用水量1回あたり65リットルの条件で手洗いした場合にかかるガス代と水道代の合計は年間2万7947円です。
 
ガス使用量は81.62立方メートル、水道使用量は47.45立方メートルとなっています。給水接続タイプの食洗器(食器洗い乾燥機)を標準モードで使用した場合にかかる電気代とガス代の合計は年間2万1279円です。
 
電気使用量は525.20kWh、水道使用量は10.80立方メートルとなっています。上記の条件であれば、手洗いから食洗器に変更することで年間6668円の節約になります。
 

食洗器を購入してから元を取るまでにかかる期間

ここからは、食洗器を購入してから元を取るまでにかかる期間を算出します。食洗器にはさまざまな選択肢があるため、ここでは取り付け費用込みで10万円(卓上型)としておきます。
 
食洗器を導入して1年間に節約できる金額は、前項の使用例だと6668円であるため、元を取るまで約15年かかると考えられます。メーカーが設定している食洗器の標準使用期間は10年程度です。
 
標準使用期間は、メンテナンスなどを行いながら使用できる期間を意味します。もちろん、この期間を過ぎると使えなくなるわけではありませんが、一般的な使用期間だと金銭面で元を取ることは難しいと考えられます。
 
ただし、食洗器には、食器洗いの負担を軽減できることや、家族団らんの時間を作りやすくなることなど、金銭面以外のメリットもあります。これらのメリットを踏まえると、元を取れる、コスパは高いと考えることもできます。金銭以外の価値を見いだせるかが重要になるといえるでしょう。
 

必要性を検討してから食洗器を購入

手洗いから食洗器に切り替えると、ガス代や電気代、水道代を節約できる可能性があります。食洗器の価格によっては元を取ることは難しいですが、食洗器には食器洗いの負担を軽減できるなど、金銭面以外のメリットがあります。
 
この点に魅力を感じる人は、購入を検討する価値があるといえるでしょう。重視したいポイントなどを整理して、必要性を検討してみてはいかがでしょうか。
 

出典

内閣府 無償労働の貨幣評価
経済産業省 北海道経済産業局 実践!おうちで省エネ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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