【雪国仕様】断熱効果が高いといわれる「二重窓」は節約につながるの?導入にかかる費用はいくら?

配信日: 2024.02.17 更新日: 2024.10.10

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【雪国仕様】断熱効果が高いといわれる「二重窓」は節約につながるの?導入にかかる費用はいくら?
近年の電気代高騰により、なるべく節約しながら、快適な住まいで暮らしたいと考える方もいらっしゃるでしょう。その手段のひとつに、二重窓を取り付ける方法があります。
 
二重窓を取り付けることで断熱効果が高まり、部屋の室温を快適に保てるだけでなく、光熱費を節約できる可能性があります。北海道や新潟などの雪国でよく見かけるこの仕様ですが、全国的に冬が冷え込む日本では、導入してみたいと思う家庭も少なくないでしょう。
 
そこで今回は、二重窓の断熱効果や導入費用について解説します。二重窓の導入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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二重窓とは?

二重窓とは、窓の内側にもう一枚窓を取り付けたもののことをいいます。
 
冬に暖房をつけても、室内の熱の約6割が窓から逃げてしまうといわれています。しかし、二重窓にすることで断熱効果が高まり、夏は外からの熱、冬は外からの冷気が伝わりにくくなり、室内の温度を保つことができるのです。
 
さらに二重窓を設置すると、結露対策や防音効果、防犯効果も期待できます。
 

断熱することで光熱費の節約につながる

窓の断熱を強化することで、部屋を一定の温度で維持しやすくなり、光熱費の節約にもつながる可能性があります。
 
例えば、室内の温度が外気の影響を受けにくいと、暖房の設定温度を高くする必要がなくなり、電気やガスを過剰に使うことを防げます。実際に、一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会によると、内窓(二重窓)を取り付けることによって、年間約22%の光熱費を節約できるそうです。
 
ただし実際に節約できる光熱費は、生活スタイルやお住まいの地域などの条件で変わります。
 

導入の費用相場

二重窓のメリットが分かったところで、次は内窓の導入における費用相場を紹介します。
 
窓のサイズやデザイン、機能性などにより、導入費用は変動しますが、一般的な窓のサイズであれば3~8万円ほど、人が出入りするほどの大きいサイズであれば10万円を超える場合もあります。
 
さらに、リフォーム業者によっても費用に差が見られます。複数の箇所に内窓を取り付ける場合は、費用を値引きしている業者もあるようなので、リサーチしてみるとよいでしょう。
 

自治体によっては補助金制度が利用できる

自治体によっては、二重窓を導入することで、補助金制度を活用できるケースがあります。
 
例えば、東京都では「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」にて、高断熱窓に対しての助成事業を実施しています。高断熱窓における助成事業の詳細は、図1の通りです。
 
図1

助成対象 助成率 上限額 要件
高断熱窓 3分の1 100万円/戸 ひとつ以上の居室において、全ての窓に光断熱窓を設置すること(対象製品に関する要件あり)

※東京都「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」を基に筆者作成
 
東京都のほかにも、自治体によって補助金制度が利用できる場合もあります。詳しい情報は、お住まいの自治体に確認してみましょう。
 

二重窓は節約につながる|導入費用は家庭によって異なる

二重窓は断熱効果があるため暖房機器の負担が減り、光熱費の節約が期待できます。導入費用の相場は、最低でも3万円ほどです。また、内窓のサイズや機能性、設置する数などによって費用は変動します。
 
自治体によっては、補助金制度が利用できる可能性もあるので、二重窓の導入を考えている方は、お住まいの自治体に確認し、ぜひ活用してみてください。
 

出典

一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会 省エネ建材で、快適な家、健康な家 Q&A
一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会 既存マンション 省エネ改修のご提案
東京都 災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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