更新日: 2024.04.02 その他家計

家計簿アプリおすすめ10社を徹底比較!【2024年5月版】

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

家計簿アプリおすすめ10社を徹底比較!【2024年5月版】
近年、家計簿をスマホアプリで管理する人が増えてきました。いつも持ち歩くスマホだからこそ利便性が高く、メリットも多い家計簿アプリですが、どんな機能があるのか分からない方や、適したアプリの選び方が分からないという方も多いです。

そこで本記事では、おすすめの家計簿アプリ10選を紹介します。メリットや注意点についても触れていますので、アプリで家計簿を付けることに抵抗がある方も最後まで読んでみてください。

また、家計簿を続けるためのコツも4つ紹介しています。各アプリの特徴を踏まえて、自分にぴったりの家計簿アプリを探してみてはいかがでしょうか。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

おすすめの家計簿アプリ10選

新年や新年度が始まるタイミングは家計簿を見直す機会が多いでしょう。今回はおすすめの家計簿アプリを10つ紹介します。

1.マネーフォワードME
2.Zaim
3.Moneytree(マネーツリー)
4.おかねのコンパス
5.ファミリーバンク
6.シンプル家計簿 MoneyNote
7.家計簿 Dr.Wallet
8.OsidOri(オシドリ)
9.らくな家計簿
10.おカネレコ

レシート撮影で入力が可能なものや、家族など複数人に共有できるものまで、機能別の特徴について解説するので参考にしてみてください。

おすすめの家計簿アプリ(1)マネーフォワードME

「マネーフォワードME」は、家計簿・資産管理アプリ利用率No.1を誇る人気の家計簿アプリです。機能性の高さやカードや電子マネーを連携することで手入力の手間を抑えた使いやすさが魅力です。

銀行の残高不足や、クレカの使いすぎをお知らせしてくれる機能も付いているため、家計の見直しにも大きく貢献してくれるでしょう。

また、連携登録する金融機関にアクセスするためのデータは、すべて暗号化され、厳重な管理・運用体制のもとで保護されています。お金の引き出しや決済に必要な、パスワードやクレジットカード番号は登録しないため、セキュリティー面に不安を感じる方にも適しています。

 

運営会社 株式会社マネーフォワード
連携可能な機能 銀行口座・クレジットカード・電子マネー・ポイント・QRコード決済
レシート撮影機能
共有機能
プラン 無料プラン あり(連携口座 4つまで)
有料プラン(税込) 月額 500円
年額 5,300円
公式サイト https://moneyforward.com/me

おすすめの家計簿アプリ(2)Zaim

「Zaim」はお金を貯めたいと考えるユーザーに人気の家計簿アプリです。実際に、「Zaimプレミアムユーザーは平均3万5036円貯金に成功している」というデータもあります。

家計簿を付けながら無駄な支出を防ぐため「習慣の見直し」ができる点が特徴的です。キャッシュレス派の人は口座やカードを連携するだけ、現金派の人はレシートを撮るだけ、と使い分けができるため、すべての人に使いやすい家計簿アプリを目指しています。

運営会社 株式会社くふうAIスタジオ
連携可能な機能 銀行口座・クレジットカード・電子マネー・ポイント・ショッピングサイトの購入履歴
レシート撮影機能
共有機能
利用料金 無料プラン あり
有料プラン(App Store・Google Play 経由/税込) 月額 480円
年額 4800円
公式サイト https://zaim.net/

おすすめの家計簿アプリ(3)Moneytree(マネーツリー)

「Moneytree」は、日々の生活から仕事に関わるお金の管理など、さまざまなライフスタイルに寄り添う資産管理ツールです。シンプルなデザインで使いやすく、AIが明細を学習してくれるため、自動的に支出をカテゴリ別に振り分ける機能が搭載されています。

手入力の手間を最大限カットしてくれるため、長く続けやすいです。また、無料プランであっても承諾なしに第三者へのデータ提供やアプリ内の広告配信がありません。広告の表示がわずらわしいと感じる方に嬉しい機能です。

運営会社 マネーツリー株式会社
連携可能な機能 銀行・クレジットカード・電子マネー・ポイント・マイル・証券
レシート撮影機能 ◯(有料プランのみ)
共有機能
利用料金 無料プラン あり
有料プラン(税込)
Moneytree  Grow
月額 360円
年額 3600円
Moneytree  Work
月額 500円
年額 5400円
Moneytree  Corporate
月額 1400円
年額 11400円
公式サイト https://getmoneytree.com/jp/app/about

おすすめの家計簿アプリ(4)おかねのコンパス

「おかねのコンパス」は、連携できるサービス数が⽇本で最⼤級のアプリです。また家計の問題だけではなく、「お金の増やし方」や「老後の備え方」といった生活に密着した悩みや疑問を解決するサービスとの連携も可能な点が特徴的です。

「資産について誰かに相談したい」と思っている方にもぴったりのアプリでしょう。入力方法は自動入力のみに限定されているため、キャッシュレス派の方にも適しています。

運営会社 株式会社TTデジタル・プラットフォーム
連携可能な機能 銀行口座・クレジットカード・電子マネー・証券・年金・ポイント
レシート撮影機能
共有機能
利用料金 完全無料
公式サイト https://mcpass.ttdp.co.jp/

おすすめの家計簿アプリ(5)ファミリーバンク

「ファミリーバンク」は、夫婦やカップルをメインターゲットとした家計管理アプリです。例えば家族間の口座を共有することで家計全体のお金の動きを把握しやすくなったり、お互いの位置情報が分かったりする機能も付いています。

また、家族共通のメールボックスがあり、光熱費やサブスク代の通知メールも確認しやすくなっています。個人のお金を管理するというよりも、家族みんなのお金をまとめて管理できる便利な家計簿アプリです。

運営会社 ファミリーテック株式会社
連携可能な機能 銀行口座・クレジットカードなど
レシート撮影機能
共有機能 家族・カップルなどで可能
利用料金 無料プラン
公式サイト https://familybank.life/

おすすめの家計簿アプリ(6)シンプル家計簿 MoneyNote

「シンプル家計簿 MoneyNote」は、手入力専用の家計簿アプリです。とにかくシンプルなデザイン・設計・機能が特徴的で、出費が発生したら金額と項目を選択するだけで入力が完了できます。

そのため、毎日入力しても苦になりにくく長続きしやすいでしょう。また、分析レポートが充実しているため家計の見直しがしやすく、結果的に無駄な支出を抑えやすくなります。

運営会社 株式会社コモレビ
連携可能な機能
レシート撮影機能
共有機能
利用料金 無料プラン
有料プラン
月額 360円
公式サイト https://komorebi-studio.com/

おすすめの家計簿アプリ(7)家計簿 Dr.Wallet

「家計簿 Dr.Wallet」は、撮ったレシートをオペレーターが目視で確認し、手入力によってデータ化してくれる家計簿アプリです。人の手で作業するため反映ミスが少なく、正確なデータを手に入れることができます。

もちろん個人情報はしっかり保護するためにセキュリティー対策も万全なので安心して使えます。特にレシートをもとに家計簿を整理したい方に適したアプリです。買い物した内容によってはクーポンの付与もあるため、お得に使えるでしょう。

運営会社 株式会社BearTail X
連携可能な機能 銀行・クレジットカード・電子マネー・QRコード決済・ポイント・証券
レシート撮影機能
共有機能
利用料金 無料プラン
有料プラン
月額 600円
公式サイト https://www.drwallet.jp/

おすすめの家計簿アプリ(8)OsidOri(オシドリ)

「OsidOri(オシドリ)」は夫婦で一緒にお金を簡単管理できる家計簿アプリです。夫婦やカップルで共有したいページと、自分のお金を自分だけで管理したいページを分けることもできるため、カスタマイズ性が高い点が特徴的です。

家賃や光熱費など、シェアしたい分を選んで共有することができ、自分専用のページはパートナーに見えることがないので安心して使えるでしょう。

情報をシェアしあうことで自然とお金についての会話を増やせたり、ライフプランに沿った貯金・投資などができたりするといった効果もあります。

運営会社 株式会社BearTail X
連携可能な機能 銀行・クレジットカード・電子マネー・QRコード決済・ポイント・証券
レシート撮影機能
共有機能
利用料金 無料プラン
有料プラン 月額 600円
公式サイト https://www.drwallet.jp/

おすすめの家計簿アプリ(9)らくな家計簿

「らくな家計簿」は、2024年3月時点で2000万ダウンロードを突破しているほど多くのユーザーに利用されているシンプルな家計簿アプリです。週別や月別の収支を出せるだけではなく、写真の保存機能やチャート機能、予算設定など、シンプルながらも家計簿管理に必要な機能がすべて揃っていて使いやすい仕様となっています。

「Google Play」上の評価も高く、星4.7という高評価を獲得しているところもポイントです。分かりやすく、見やすい画面でスタイリッシュなデザインのアプリです。

運営会社 Realbyte Inc.
連携可能な機能 銀行・クレジットカード・電子マネー・QRコード決済・ポイント・証券・不動産
レシート撮影機能
共有機能
利用料金 無料プラン
有料プラン
プレミアムプラン 月額 1000円
サブスクリプションプラン 月額 280円
公式サイト https://jp.realbyteapps.com/

おすすめの家計簿アプリ(10)おカネレコ

「おカネレコ」は、「もっとも簡単でもっとも続く家計簿」という謳い文句の通り、2秒で簡単に収支入力ができるアプリです。とにかくシンプルな設計で電卓のような画面から簡単に入力できるため、家計簿アプリが初めてという方でも安心して始められるでしょう。

また、あえて手入力を主軸にすることで、「自分で家計簿を付けている」という達成感を持ちやすく、自信に繋がるケースもあります。

また、アプリ内では「おカネネコファミリー」というキャラクターが、給料日や支払日のアラートをしてくれたり、資産管理をチェックしてくれたりと、楽しみながら家計管理ができるようになります。

運営会社 スマートアイデア株式会社
連携可能な機能 銀行・クレジットカード・電子マネー・QRコード決済・ポイント・証券
レシート撮影機能
共有機能
利用料金 無料プラン
有料プラン
月額プラン:月額 480円
年額プラン:月額 280円(年額 3000円 )
※プロのマネー術セミナーに無料で招待
公式サイト https://okane-reco.com/

家計簿アプリを選ぶポイント5つ

自分にぴったりの家計簿アプリを選ぶポイント5つを紹介します。

1.手軽に記録ができる
2.収支が見やすく整理しやすい
3.口座やカードとの連携ができる
4.複数人で管理・ログインができる
5.無料で使える範囲をチェックする

紹介した10社のおすすめ家計簿アプリを比較する際にもチェックしてみましょう。

家計簿アプリを選ぶポイント1.手軽に記録ができる

1つ目のポイントは、とにかく手軽に記録を残せることです。家計簿が続かない理由の1つに毎日の記録が面倒になってしまうことがあげられます。

特に手書きの家計簿はコツコツ書いていかなければ溜まってしまい、段々手間が増えてしまうため続かない人が多いでしょう。しかし、家計簿アプリは銀行口座の連携やクレジットカードの連携により、自動で収支を反映させてくれるものも多いです。

自分がキャッシュレス派か、現金派なのかによって使い勝手の良さが異なるため、連携可能な機能をチェックしましょう。キャッシュレス派ならクレジットカードや電子マネーの連携の多さ、現金派であればレシート読み込み機能の有無などを確認すると良いです。

家計簿アプリを選ぶポイント2.収支が見やすく整理しやすい

2つ目のポイントはアプリのデザイン性です。アプリを開いた際に、収支が整理されており分かりやすい状態になっているものを選ぶと良いでしょう。機能が多くて複雑な管理画面では「どこに無駄があるのか分かりにくい」という状態になりやすいです。

また、先月の収支と比較して多い項目をデータ化している画面があると、家計の無駄を見つけやすく出費を抑えるのに役立ちます。収支データはグラフになっていたり、項目によってカラーが分かれていたり、自分にとって見やすく分かりやすいデザインのものを選びましょう。

家計簿アプリを選ぶポイント3.口座やカードとの連携ができる

3つ目のポイントは、自分がよく利用する口座やクレジットカードなどと連携できるかという点です。完全に手入力をする家計簿を希望しているなら不要ですが、全体的なお金の動きを把握するためには、すべての資産を一元化することが重要です。

銀行口座・ポイント・金融商品などすべての口座やカードと連携することで、収入や出費だけではなく、貯金や投資についても考えやすくなります。

家計簿アプリを選ぶポイント4.複数人で管理・ログインができる

4つ目のポイントは、自分だけではなく家族にも共有できるかという点です。家計簿の管理をしたいと考えたときに、独身であれば自分の口座やカードを連携しておくだけで良いですが、家庭の家計を丸ごと管理したいと思ったときは全員分のお金を管理できる方が良いでしょう。

また、家族と連携・共有することで「今月の電気代どうだった?」と聞かれる手間を省くことができたり、「今月は厳しいんだな」という現状を共有しやすくなったりします。同じ目線でお金についての会話が増やせ、お金の管理が苦手な家族がいても、カバーしあえるというメリットもあるでしょう。

家計簿アプリを選ぶポイント5.無料で使える範囲をチェックする

5つ目のポイントは、無料で使えるアプリは無料の範囲を確認しておくことです。例えば無料だと口座の連携数に制限があったり、分析データの種類・範囲がせまかったりするものがあります。

連携したい口座やカードが多い場合は、無制限のアプリを使う方が良いです。

ただ、無料より有料プランの方が使いやすいことも多いです。結果的に節約効果が高いのであれば、有料プランについても視野に入れながら探すと、より適したものを見つけやすくなるでしょう。

家計簿アプリの基本的な機能

家計簿アプリにもともと備わっている基本的な機能を支出・収入・資産管理の観点から説明します。ただしシンプルなものから機能性が高いものまで、アプリによってばらつきはあります。

家計簿アプリの機能1:支出の管理

支出を管理するための機能として、「銀行口座連携」、「クレジットカード連携」、「ポイント連携」などの連携機能や、「レシート読み込み」といったレシートをアプリで読み込むことで自動的に支出額が反映される機能などがあります。

さらに、過去の支出項目を踏まえて同じ引き落としが発生した際に自動で項目が反映されるものもあります。キャッシュレス決済がメインの方であれば、手動で入力しなくても家計簿が完成することもあるでしょう。

家計簿アプリの機能2:収入の管理

収入を管理するための機能は、「銀行口座連携」、「電子マネー連携」などがあります。収入の経路はそれほど多くないため、給料口座や送金される電子マネーの連携ができれば問題なく把握できるでしょう。

家計簿アプリの機能3:資産の管理

資産を管理するための機能は、「証券口座連携」や「保険の連携」で可能です。NISAやiDeco、年金などの試算額もチェックすることができます。無料プランの場合、連携可能な口座数に制限がある可能性もあります。

すべての資産を一括管理できるプランになっているか先に確認しておきましょう。

家計簿アプリを使うメリット

家計簿アプリを使うメリットは4つあります。

・スマホで簡単に収支入力が可能
・ポイントが貯まるアプリもある
・電子マネーやカードを連携することで入力不要
・お金の動きが簡単に視える化できる

家計を管理することでお金の有意義な使い方を目指しましょう。

家計簿アプリのメリット1:スマホで簡単に収支入力が可能

家計簿アプリはスマホで簡単に収支入力ができます。普段持ち歩いているスマホだからこそ、収支が発生したタイミングですぐに入力しやすいというメリットがあります。

レシートを1枚ずつ控えておき、定期的にノートなどに記入している場合と比較すると日常の手間が大きく省けるでしょう

家計簿アプリのメリット2:ポイントが貯まるアプリもある

レシート撮影が付いているアプリの中には、ポイントが貯まるものもあります。アプリを使えば使うほどポイントが貯まり、一定の額になったら別ポイントに変えたり、現金として使用したりできます。

家計簿を続けるモチベーションにもなるので、「少しでもお得に使いたい」という方にぴったりです。

家計簿アプリのメリット3:電子マネーやカードを連携することで入力不要

電子マネーやカードの連携により、入力しなくても収支額が反映される点も大きなメリットです。カードの引き落としなど、まとまった金額を1つ1つ記録していくのは非常に時間がかかります。

内訳まで細かく管理しようと思うと続かない要因となりますが、家計簿アプリであれば最初に設定しておくだけで自動的に家計簿に反映されるのです。

家計簿アプリのメリット4:お金の動きが簡単に視える化できる

家計全体のお金の動きが可視化できる点も大きなポイントです。手書きの家計簿であれば先月からどの項目でどの程度増減があったか、毎回計算する必要があります。

しかし家計簿アプリであればすべて自動でレポートにまとめてくれるだけではなく、月中の段階で使い過ぎていることもアラートに飛ばしてくれるため、無駄遣いを防止する効果もあります。

月間・年間とお金の推移を追えるため、月別や季節など好きなタイミングで分析しやすくなるでしょう。

家計簿アプリを使うデメリット

家計簿アプリを使うデメリットも4つあります。

・有料版にしないと使えない機能もある

・ レシート読み取りの場合、文字化けすることもある

デメリットを上回るメリットも多いため、「特に気にならない」という方は家計簿アプリにトライしてみてください。

家計簿アプリのデメリット1:有料版にしないと使えない機能もある

家計簿アプリは、無料のものが多いですが、有料版に切り替えないと使えない機能もあるため注意が必要です。例えば、連携口座数に制限があったり、レシート撮影ができなかったり、月次レポートが出せなかったりといった違いがあります。

アプリによって、有料版の中でもプランがいくつか用意されていて、オプション1つに対していくらという金額設定になっていることがあるため、無料と有料で異なる点を事前に確認しておきましょう。

また、有料版をトライアルで利用できるアプリもあります。もし「始めから有料版を使うのは抵抗がある」という方はトライアル期間を通して使用感を確かめてみてください。

家計簿アプリのデメリット2:レシート読み取りの場合、文字化けすることも

レシート読み取り機能が付いている家計簿アプリの場合、機能性が低いものだと文字化けしてしまうことがあります。間違えて読み取ってしまった場合、手入力で修正する必要があるため、若干手間だと感じるかもしれません。

アプリの精度が低い場合もあれば、レシートの印字が薄かったり、写真の撮り方が悪かったりする場合もあります。文字化けしてしまわないように明るい場所で、枠内にきれいに納めて撮影することが重要です。

家計簿アプリの利用に向いている人の特徴

家計簿をアプリで付けた方が良い人には4つの特徴があります。

・電子マネーやカード決済が多い
・家計簿をコツコツ記載するのが面倒

・リアルタイムでお金の動きをチェックしたい

もし「自分が当てはまるかも」と感じたら、積極的にアプリを使ってみましょう。効率よく家計管理ができたり、これまで見えなかったお金の動きが把握しやすくなったりするはずです。

家計簿アプリが向いている人の特徴1:電子マネーやカード決済が多い

1つ目の特徴は、日常的に電子マネーやカード決済で買い物をしている方です。連携機能を使って自動で家計簿が仕上がるため、入力作業が少なく手間になりません。

反映までの時間も早いため、いつでもどこでも残高や使用額をチェックすることができます。アラート機能を使うことで、使いすぎを防ぐこともできるため、「電子マネーは現金よりも使い過ぎてしまうから怖い」と思っている方にもぴったりです。

家計簿アプリが向いている人の特徴2:家計簿をコツコツ記載するのが面倒

2つ目の特徴は、コツコツ家計簿を記入するのが面倒に感じる方です。マメな方や「ノートをきれいにまとめるのが好き」という方は、家計簿を自分で作った方が楽しく取り組めるでしょう。

しかし、3日坊主になってしまう方や、面倒なことが苦手という性格の方には、家計簿アプリがおすすめです。記帳するためには時間もかかるので、忙しい方や正確に記帳できる自信がない方も、家計簿アプリを導入することで解決するでしょう。

家計簿アプリが向いている人の特徴3:リアルタイムでお金の動きをチェックしたい

4つ目の特徴は、いつでもどこでもお金の動きを把握しておきたいという方です。家計簿アプリを使えば、買い物をした瞬間に家計の増減を見ることができます。

証券口座なども更新することでリアルタイムの額が見られるため、お金の動きを定期的にチェックしたい方に適しています。また、給与も明細を見る前に、入金があれば更新して確認することもできます。

さらに、夫婦やカップルで口座を連携している人は、相手の利用額をチェックしやすくなります。自分だけではなく家計全体で「お金の使いすぎ」を防ぐためにも効果的です。

家計簿アプリを長く使い続けるコツ

「〇〇万円貯金しよう」「無駄な出費を減らして投資しよう」と決めて家計簿を書き始めても「3日坊主で終わってしまう」ということはよくあるでしょう。

すぐに辞めてしまわないよう、家計簿アプリを続けるコツを4つ紹介します。

家計簿アプリを長く使い続けるコツ1:手軽に管理できるアプリを選ぶ

自分の性格に合った家計簿アプリを選びましょう。たいていの場合、入力や管理が楽にできる手軽なアプリの方が長続きします。

機能性が高く、複雑なアプリは使いこなせなくなってしまうでしょう。企業の経理ではないため、「家庭のお金の出入りが分かれば良い」、「貯金をしたいから無駄な出費を減らしたい」といったニーズに沿った機能だけ搭載されているアプリを選ぶと良いです。

家計簿アプリを長く使い続けるコツ2:細かなルールを作らない

家計簿を作るにあたって、細かいルールを作り過ぎると日々の手間が増えてしまうため続きにくくなります。ある程度の誤差は許容範囲とし、1円単位まで揃えないなど、ストレスがかからない方法を考えましょう。

「もともと経理をしていて~」という方や、「人からは几帳面といわれる」といった方は数字がきっちり合っていないとスッキリしないかもしれませんが、そうでなければそこまできっちりルールを決めて管理しなくても良いでしょう。

家計簿アプリを長く使い続けるコツ3:目標を作る

家計簿を作ってただお金の流れを把握するのではなく、慣れてきたら目標を作ると良いでしょう。例えば「今年1年で〇〇万円貯める」といった貯金の目標や、「固定費を〇〇万円以内に抑えるために家計の無駄を見つける」といった節約の目標などが良いです。

家計簿を付けるモチベーションにもなりますし、定期的に家計簿アプリをチェックしたくなるような目標設定が重要です。家計簿アプリは定期的に見ることでお金の流れを把握しやすくなります。放っておいても良い仕組みを作ることは重要ですが、だからといって確認しなければ意味がありません。

小さな目標をいくつも設定しながら定期的にアプリをチェックしましょう。

家計簿アプリを長く使い続けるコツ4:家計簿を付けただけで満足しない

家計簿は付けて終わりではありません。付けただけで振り返りを行わなければ現状の改善は見込めません。

月に1回で構いませんので、必ず家計の見直しを行いましょう。その際、前月と比較して出費にどのような変化があるかチェックします。

増減の理由や来月以降の出費に変化があるか確認し、調整できる額かどうか確かめます。改善策についても考えてみましょう。ただ、1ヶ月くらい出費が増えても、年間で帳尻が合えば問題ありません。

ポイントは固定費を大きく増やさないことと、既に決まっている臨時出費は月々少しずつ積み立てていくことです。しかし、当月の収支にあまり振り回されず、長い目で見ていくと続けやすいでしょう。

家計簿アプリに関してよくある質問

家計簿アプリを使うにあたって、よくある質問をまとめています。主にセキュリティー面についてトラブルにならないよう、きちんと対策しておくことが重要です。

Q1:情報漏えいが怖いんですが大丈夫でしょうか

1つ目の質問は、「情報漏洩」についてです。銀行口座やクレジットカードなど、個人情報が豊富な情報を連携させるため、「万が一情報が洩れて、自分のお金が無くなってしまったら」と思うと不安になるかもしれません。

まずはしっかりとセキュリティー対策をしておくことが重要です。家計簿アプリには、次のような機能が付いているものもあります。

<代表的なセキュリティー対策>
・二段階認証機能
・生体認証(指紋やフェイス認証)
・自動ログアウト機能
・API連携機能(ブラウザから口座の照会サービスにログインする必要がある)

また、自分でもできる取り組みとして、パスワードは複雑かつ長めに設定することや、フリーWi-Fiを使わないことがあげられます。基本的に大手の家計簿アプリはセキュリティー対策がしっかりしているものが多いので安心して使えますが、自分でも積極的に対策をすることが重要です。

Q2:スマホを紛失したらどうなりますか

2つ目の質問はスマホを紛失した際の対応についてです。もしスマホを失くしてしまった場合は、端末の回線を停止してもらうと良いです。自動ログアウト機能などを取り入れていれば、勝手にログインされる危険性は減りますが、それでも不正利用や情報取得の可能性があります。

docomoや楽天など、使っているスマホの回線会社に連絡し、見つかるまでロックしてもらいましょう。スマホには遠隔ロック機能が搭載されているものもあるため、適用させておくのも効果的です。

また、スマホを失くさないよう、ストラップを付けておいたり、GPS機能をオンにしたりすることでスマホを探す機能が使える状態にしておくことも大切です。

おすすめ家計簿アプリまとめ

おすすめの家計簿アプリを10社紹介しました。家計簿アプリはスマホから簡単に収支を確認でき、家計の見直しや資産管理に大きく役立ちます。今回紹介したアプリの中で自分のニーズに合わせて最適なものを選んでみましょう。

貯金額を決めたり、節約目標を決めたりすれば、楽しみながら家計管理ができます。まだ家計簿を付けていない方や、家計簿の付け方を見直している方は参考にしてみてください。

出典

ライターさん募集