いちいち味噌を溶かして味噌汁を作るのが面倒…「インスタント味噌汁」と「自炊の味噌汁」では、1ヶ月でいくら違いますか?

配信日: 2024.06.01 更新日: 2024.10.10

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いちいち味噌を溶かして味噌汁を作るのが面倒…「インスタント味噌汁」と「自炊の味噌汁」では、1ヶ月でいくら違いますか?
「毎日の食事にみそ汁が欠かせない」という家庭も多いでしょう。
 
しかし、みそ汁を作るには意外と手間がかかるため、毎日となると面倒に感じてしまうこともあるかもしれません。
 
そこでおすすめしたいものが「インスタントみそ汁」です。お湯を注ぐだけで手軽にみそ汁を作れることがメリットですが、コスト面ではどのくらい差があるのか確認しておくといいでしょう。
 
本記事では「インスタントみそ汁」と「自炊のみそ汁」にかかる費用をそれぞれ算出し、比較してみます。
FINANCIAL FIELD編集部

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インスタントみそ汁1食分にかかるコストは?

インスタントみそ汁には、生みそタイプやフリーズドライタイプなどさまざまなものがありますが、今回は大手メーカーから発売されているフリーズドライタイプのインスタントみそ汁を例に挙げて計算していきます。
 
お湯を注ぐだけで簡単にみそ汁が作れる商品には、1食分110円で販売されているものがあります。この商品に、お湯を作るための水道代と、お湯を沸かすための光熱費をプラスしていきましょう。
 
みそ汁1杯分のお湯の量を160ミリリットルとします。水道代は1リットルあたりの単価を0.24円とした場合、約0.04円かかる計算になります。
 
次に、電気ケトルを使ってお湯を沸かす際にかかる電気代を計算しましょう。電気代は「消費電力(キロワット) × 使用時間(時間) × 料金単価(円/キロワットアワー)」で計算することが可能です。
 
電気ケトルの消費電力を1250ワットとして約1分お湯を沸かすと仮定した場合「1.25(キロワット)×0.0167(時間)×31(円/キロワットアワー)=約0.65円となります。
 
なお、電気の料金単価について、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会の現在の目安単価を基にしています。これらを合計すると、インスタントみそ汁1食分を作るためにかかるコストは約111円です。
 

みそ汁を自炊した場合の1食分のコストは?

みそ汁を自炊した場合も水道光熱費は同様にかかるため、約0.7円として計算します。これにくわえて、みそと具材にどれだけ費用がかかるのかを確認して比較してみましょう。
 
総務省統計局の小売物価統計調査によると、東京都区部における2023年のみそ(米みそ・カップ入り・750g入り・並)の年平均価格は354円ということです。
 
みそ汁1杯分はみそ大さじ1杯(約17g)が目安となるため、約8円分となります。具材は何を選ぶかによって費用も変わってきますが、豆腐やわかめ、ネギなどを乾燥させた具材が100グラム×2個で1300円程度で販売されています。
 
1袋約100食入りなので、1食分の費用は650円÷100=6.5円です。
 
水道代・電気代と合わせるとみそ汁1杯を自炊した場合にかかる費用は約15.2円ですが、みそがだし入りでない場合はかつおだしも必要になるため、もう少しかかると思っておくといいでしょう。
 

1ヶ月に換算した場合の差はどのくらい?

インスタントみそ汁と自炊のみそ汁にかかるコストを1ヶ月に換算した場合、どのくらい差が生じるのかを確認してみましょう。
 
インスタントみそ汁の場合は1食分のコストが約111円なので、1日1食だと1ヶ月(30日と仮定)で約3330円かかります。
 
一方、自炊した場合の1食分のコストを約15円として、1日1食だと1ヶ月で約450円となります。インスタントみそ汁と自炊のみそ汁とでは、1ヶ月に約2880円の差があるということです。
 

「インスタントみそ汁」と「自炊のみそ汁」では3000円近く違う

インスタントみそ汁1食分にかかるコストは約111円、自炊のみそ汁の場合は約15円かかる計算になります。1ヶ月に換算するとその差は3000円近いものになるため、自炊した方がかなりの節約になると考えられます。
 
みそ汁を自炊するのは意外と手間がかかるので面倒に感じるかもしれませんが、たまにインスタントみそ汁を取り入れるなどして、上手に節約するといいでしょう。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A その他の質問 Q7.カタログなどに載っている電気代はどのようにして算出するのですか?
総務省統計局 小売物価統計調査(動向編)2023年 表番号1【08】みそ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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