更新日: 2024.10.10 その他家計
親が「スマホ代は自分で払え」といいます。月5000円なので正直、厳しいですがこれって「普通」なのでしょうか?
そこで本記事では、親が子のスマホ代を支払っている家庭の割合や、若いうちから自分でスマホ代を支払うメリットを解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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学生のうちは親がスマホ代を支払う家庭が多い
株式会社エイチームフィナジーが(大阪市)が、2019年9月に18~39歳の男女327名を対象に行った「『携帯代の支払い』に関する調査」によると、15~19歳で「親が支払っている」と回答した方の割合は男性で60.6%、女性で70%でした。
学生の本業は勉強であるため、多くの学生は親にスマホ代を支払ってもらっていることが分かります。一方で、アルバイトで収入を得たり、就職して社会人になっていたりする人もいることから、給与・アルバイトから自分で支払っている人も男性で30%以上、女性で20%以上います。
経済事情や教育方針による違いもありますが、学生のうちは親にスマホ代を支払ってもらう家庭が多いといえるでしょう。しかし、学生のうちから自分でスマホ代を負担することで、さまざまなメリットが期待できます。
学生が自分でスマホ代を支払うメリット
一般的に収入が少ない学生にとって、スマホ代を自分で支払うのは負担に感じやすいでしょう。しかし、自分でスマホ代を支払うことで得られるメリットもあるので、本項で説明していきます。
マネーリテラシーが高まる
学生がスマホ代を自分で支払えば、金銭管理能力が培われマネーリテラシーが高まるでしょう。
自分でスマホ代を支払うことで、自然と収入と支出のバランスを考える習慣が身につきます。予算を立てて収入の範囲内でやりくりする習慣を身につければ、将来にわたって計画的に金銭管理を行えるでしょう。
また、スマホ代は通信事業者によって変わります。通信事業者によっては、月々のスマホ代を2000円未満に抑えることも可能です。
月5000円のスマホ代を高いと感じる場合、通信事業者を見直すとよいでしょう。このように、自分の頭で経済的負担を軽減する方法を考え、実践することもマネーリテラシーを高めるきっかけとなります。
スマホの使い方を見直すきっかけを得られる
スマホ代を自分で支払えば、スマホの使い方を見直すきっかけを得られます。自分でお金を払うことで、支出を抑えるために無駄なデータ通信や通話を控えることに意識が向くでしょう。
自分で稼いだお金のなかからスマホ代を支払うことで、お金を稼ぐ大変さやお金の価値をより実感できます。労働の対価として稼いだお金を大切に使う意識を持てば、将来的にも健全な家計運営を行えるでしょう。
スマホの契約内容を見直せば、不要なオプションの存在にも気づけます。親にスマホ代を支払ってもらうと漫然とスマホを使いがちですが、自分で身銭を切ると考え方も変わります。使わないサービスは解約し、スマホの使い方を見直せば余計な支出を防げるでしょう。
まとめ
多くの家庭では、子が学生のうちは親がスマホ代を支払っています。しかし、やがて就職して独立すれば自分でスマホ代を支払うことになるでしょう。
若いうちから金銭管理能力とマネーリテラシーを高めるうえで、自分でスマホ代を支払うことは有意義です。自分で工夫しながらお金をやりくりする経験は、無駄にならないはずです。
出典
株式会社エイチームライフデザイン Soldi 大学生のスマホ代はいくら?18歳以上の携帯代、22.9%が親支払いという事実
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー