更新日: 2024.10.10 その他家計

隣の家が「ミニバン」を3年に1回乗り換えています。すごく裕福なんでしょうか?

隣の家が「ミニバン」を3年に1回乗り換えています。すごく裕福なんでしょうか?
車を所有している方のなかには、2年や3年といった短いスパンで車を乗り換えているケースもあるでしょう。ミニバンは購入価格が比較的高い車種であるため、頻繁に乗り換えている人を見ると「すごいお金持ちなんだな」と思うかもしれません。
 
今回は、高頻度で車を乗り換えている人がどのような方法を用いているのかについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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高頻度で車を乗り換える方法

高頻度で車を乗り換えている方がとっている手段として、以下の2つが挙げられます。


・カーリース
・残価設定ローン(残クレ)

これらの方法を利用すれば、まとまった資金がなくても、車を所有可能です。
 

カーリース

カーリースとは毎月固定の金額を支払い、一定の契約期間中だけ車を所有できるサービスのことです。毎月数万円程度の金額で車を利用し、契約期間が終了すれば車を返却します。料金には税金や自賠責保険料といったもろもろの維持費も含まれているため、基本的に固定金額以外でかかる費用はガソリン代や駐車場代だけです。
 
ただし、カーリースには「残価精算」と呼ばれる仕組みが採用されている場合があり、契約満了時の車両の価値が低いと追加料金をとられる可能性があります。
 

残価設定ローン(残クレ)

残価設定ローンとは、車のローン契約時に返済期間終了時点の車の価値(残価)を事前に決めておき、車の価格から残価を差し引いた分をローンで返済する契約です。ローンの返済が終了した際は、以下の3つの選択肢があります。


・残価を支払って車を買い取る
・同メーカーの新車へ乗り換える
・車をディーラーに返却する

形式としてはカーリースに近いですが、こちらは残価を支払わずそのまま同メーカーの新車へ乗り換えできる点が魅力です。通常のカーローンより金利が高いというデメリットはありますが、短期間で乗り換えを行いたい方にはおすすめといえます。
 

カーリースや残価設定ローンは費用が割高な傾向にある

車の所有方法にはカーリースや残価設定ローンもありますが、これらは車を現金で取得するよりも料金や金利の面で割高な傾向にあります。
 
毎月一定額で車を所有できるものの、車を現金で所有したほうが最終的な費用は安く済む可能性があります。そのため利用する際は、自身の予算や車の乗り方などを考慮したうえで決めることが大切です。
 

車の買い替えはいつがいい?

ここからは、車の買い替えタイミングの見極め方について解説します。車の価値は経過年数が短いほど高い傾向にありますが、車の売買には手数料がかかるものです。
 
そのため、高頻度で買い替えを行うと手数料がかさむため、車はできるだけ価値を残しながら長く乗るのが費用対効果が高いといえます。ある程度の買取価格を維持しながら車の買い替えを行うなら、以下の点に注目しましょう。
 

フルモデルチェンジ前

ほとんどの車は、数年ごとに新しいモデルが発表されます。デザインや走行性能の面で新しいモデルのほうが注目されやすいため、モデルチェンジが行われると古いほうのモデルは価値が下がってしまうのです。
 
一部を改良するマイナーチェンジであれば価値は大きく変わりませんが、デザインや内部構造まで大幅に変更されるフルモデルチェンジだと、前のモデルの価値が大幅に下落する可能性があります。
 
そのため、現在乗っている車が最新式で売却を検討中なら、フルモデルチェンジが発表されていないかチェックしましょう。
 

走行距離が10万キロを超える前

車の査定額は、年式や車両の状態はもちろんのこと、走行距離も大きく影響します。走行距離10万キロは部品交換の目安とされているため、査定額が大幅に下落します。スポーツカーの一部や希少モデルは例外ですが、普段使いするタイプの車なら、走行距離が10万キロを超える前に売却しましょう。
 

収入が低くても車を乗り換える方法はある

収入が低くても3年ごとに車を乗り換えることは可能です。カーリースや残価設定ローンなどの方法を使えば、短期間で新しい車に乗り換え続けられるでしょう。
 
現金購入のようにまとまった資金が必要なく毎月固定額で車に乗れるため、車好きの方や新しいものが好きな方にはおすすめといえます。ただし、現金購入や通常のカーローンよりも月々の費用が割高な点にご注意ください。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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