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更新日: 2024.08.19 その他家計

タイパを重視し、夕食はいつもチェーン店の牛皿定食にしています。毎日同じメニューだと栄養が偏りますか?また、自炊と比べてどれだけお金がかかるでしょうか?

タイパを重視し、夕食はいつもチェーン店の牛皿定食にしています。毎日同じメニューだと栄養が偏りますか?また、自炊と比べてどれだけお金がかかるでしょうか?
「タイパ」とはタイムパフォーマンスの略で、費やした時間と得られる満足度の相対的な関係のことをいいます。
 
日本の飲食業界は日々拡大を続けており、チェーン店を筆頭に提供スピードが早くて安いお店が増えています。その代表格ともいえるのが牛丼チェーン店であり、多くの方が一度は利用したことがあるでしょう。
 
こだわりを持って毎回の食事を楽しむ方がいる一方、タイパを重視した食事を心がけ、中には毎日同じメニューを食べる方もいるようです。しかし、気になるのは栄養の偏りと外食にかかる食費です。
 
そこで、本記事では毎日夕食に牛丼チェ―ン店で同じメニューを食べる場合の栄養面と、自炊と比較した食費について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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牛皿定食の栄養

エネルギー摂取量、いわゆるカロリーに対するたんぱく質・脂質・炭水化物の理想的な摂取割合は厚生労働省によって定められています。
 
厚生労働省が発表している「日本人の食事摂取量基準(2020年)」によれば、理想的な摂取割合はたんぱく質が13~20%、脂質が20~30%、炭水化物が50~65%であり、栄養バランスを考える際の指針になります。
 
なお、この数値は18~49歳の男女を想定しており、高齢者や18歳以下、妊娠中の場合などは理想的な割合が異なるため注意が必要です。牛皿定食の栄養成分は各店舗によって異なるため、今回は大手牛丼チェーンの中から、すき家の牛皿定食の並盛を基準に考えます。
 
すき家における牛皿定食の並盛の栄養素はカロリー869kcal、たんぱく質32.9g、脂質32.3g、炭水化物111gとなっており、エネルギー摂取量に対する摂取割合をそれぞれ計算すると、たんぱく質約15%、脂質約34%、炭水化物約51%となっています。
 
脂質の割合がやや高いものの、意外にも栄養のバランスは取れていることが分かります。ただし、毎日同じメニューを食べ続けることを想定した場合は、過剰な脂質が体内に蓄積してしまう可能性があります。朝食や昼食の栄養も考慮しつつ、1日を通してバランスを取ることをおすすめします。
 
手間がかからない外食、しかも提供スピードが早い牛丼チェーンと比較するとタイパでは劣りますが、自炊には使用する食材や調理次第で、理想的な栄養バランスの食事ができるというメリットがあります。
 

自炊との費用比較

牛皿定食やそれに準ずるメニューの価格は店舗によって異なりますが、すき家では並盛で640円です。1ヶ月を30日として、毎日夕食で同じメニューを食べるとすると、費用は1万9200円となります。
 
ゴーフード株式会社が実施した「一人暮らしの食生活」に関するアンケート調査によれば、全体の50%が自炊1回あたりの費用を301~500円と回答しています。次いで多いのが300円以内で、約30%です。
 
もっとも、食材の購入費用は利用する店舗ごとに異なり、食べる量やメニューによっては1回の食事で購入した食材を使い切らないこともあるため、自炊における費用はそれぞれで大きく異なります。つまり、一概には断定できません。
 
アンケートで一番回答が多かった費用のうち、最大値である500円を1食分の自炊費用と仮定すると、1ヶ月30日で1万5000円です。すき家の牛皿定食を食べる場合と比較すると、毎月4200円節約できることになります。
 
自炊には、取り組み方次第で、より費用を抑えられる見込みがある点を考慮すると、牛皿定食のような外食は割高といえます。ただし、調理や買い物などにかかる時間と手間がない点は、外食で済ませることのメリットといえるでしょう。
 

意外と栄養は偏らないが、食費は高くなりがち

牛皿定食は、脂質の高さが少々気になるものの、栄養のバランスは意外にも悪くありません。もっとも、価格が安い牛丼チェーンとはいえ、毎日の外食は自炊と比較すると食費が高くなりがちです。
 
タイパ的には不向きですが、食費の節約とよりバランスの取れた食事ができる点では自炊にも大きなメリットがあるといえます。朝食や昼食で摂取する栄養のバランスにも配慮し、1日を通してバランスの良い食事を心がけるとよいでしょう。
 

出典

厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2020年版)
株式会社ゼンショーホールディングス すき家メニュー 栄養成分一覧表
株式会社ゼンショーホールディングス すき家メニュー
ゴーフード株式会社 春から新生活!「一人暮らしの食生活」に関する調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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