毎日「ビール+缶チューハイ」を1本ずつ飲む彼氏。週1で飲みに行ってた頃より“お酒代”は安くなってるのでしょうか?
配信日: 2024.08.27 更新日: 2024.10.10
そこで本記事では、毎日自宅で缶ビールと缶チューハイを1本ずつ飲む場合と、週1回飲食店でお酒を飲む場合とでは、どちらの方がお酒代が安く済むのかについてご紹介します。
お酒代をなるべくおさえたいという方には、興味深く役に立つ情報ですので、ぜひ最後まで読み進めてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
毎日ビールと缶チューハイを1本ずつ飲む場合
総務省統計局「小売物価統計調査 主要品目の東京都区別小売結果」の調査結果によると、2024年1月〜7月までのビールと缶チューハイの1本ずつの金額は、表1の通りです。
表1
年月 | ビール (1缶・350ミリリットル) |
チューハイ (1缶・350ミリリットル) |
---|---|---|
2024年1月 | 約188円 | 123円 |
2024年2月 | 約189円 | 124円 |
2024年3月 | 約189円 | 125円 |
2024年4月 | 約191円 | 125円 |
2024年5月 | 約190円 | 123円 |
2024年6月 | 約190円 | 123円 |
2024年7月 | 約191円 | 123円 |
出典:総務省統計局「小売物価統計調査 主要品目の東京都区部小売価格【2023年7月~2024年7月】」を基に筆者作成
なお、総務省統計局の調査では、ビールは1パック(6缶)単位の金額となっているため、1缶当たりの金額に換算を行っています。
直近月(2024年7月)の調査結果によると、週7日間毎日ビール・缶チューハイを1缶ずつ飲むと、お酒代は合計で約2198円となります。
購入するお酒が表1よりも高価であれば、毎月のお酒代は上記よりも高くなるでしょう。節約を意識したい場合には、購入するお酒の価格も気にする必要があるといえます。
週1回飲食店でお酒を飲む場合
次は、外でお酒を飲む場合の費用を見てみましょう。
総務省統計局の「家計調査」によると、直近2023年の1ヶ月当たりの交際費(内訳:食料)は、3741円です。仮に、この交際費全てをお酒代とすると、週1回当たりの費用は約935円という計算です。しかし上記の費用は、飲む場所や一緒に飲む相手などによって大きく変化します。
株式会社タンタカによる、30~50代の男性500人を対象とした調査によると、月々のお酒代で最も多かった金額層は、5000円以上1万円未満であり、調査対象全体の23.0%を占めていました。次いで多かった層は3000円以上5000円未満で18.2%、1000円未満で15.6%と続いています。
月に4回飲みに行った場合の費用が1万円だとすると、1週間当たり平均2500円です。このケースだと、前述した家で毎日ビールと缶チューハイを飲む場合よりも出費が増えてしまうことになります。
外でのお酒代が週に2200円以下であれば、自宅で飲むよりも出費をおさえられる可能性がある
飲食店でのお酒代は株式会社タンタカの調査からも分かるように、人によって大きく異なります(月当たりのお酒代の金額層では、7万円以上10万円未満、1000円未満の層もあり)。そのため、自宅飲みの場合が1週間当たり約2200円ですから、週当たりの飲食店でのお酒代がそれ以上になると、自宅飲みの方が節約ができているといえるでしょう。
最終的には週1回の飲食店でのお酒代によって、自宅飲みの方が安いか高いかが決まりますので、人それぞれといえるでしょう。
出典
総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat) 小売物価統計調査 主要品目の東京都区部小売価格【2023年7月~2024年7月】
家計調査(家計収支編)単身世帯 2023年 表番号1
株式会社タンタカ 30代・40代・50代の男性に聞いた! 月々の飲み代はいくら? 職場の飲み会に参加したくない人は何%?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー