更新日: 2024.10.10 その他家計

「コンビニ弁当」を1年食べた人と「自作弁当」を1年食べた人では「1年間」のランチ費用はどれだけ異なるの?

「コンビニ弁当」を1年食べた人と「自作弁当」を1年食べた人では「1年間」のランチ費用はどれだけ異なるの?
忙しい社会人生活で時間がなく、便利で美味しいコンビニ弁当を利用している方も多いでしょう。1つあたり数百円程度で食事を賄えるため、コストパフォーマンスが高そうに思えますが、自炊の弁当と比較すると一般的には費用がかかるものです。今回は、コンビニ弁当と自作弁当の年間費用を検証します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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コンビニ弁当と自作弁当の費用目安

コンビニ各社が販売する弁当の価格を見てみると、およそ400円〜600円のものが多いようです。商品によって内容やボリュームは異なるものの、弁当1つで済ませて飲み物を自宅で水やお茶を用意するなら、1食あたり500円前後で済ませられるでしょう。
 
一方、自作弁当の費用ですが、全国農業協同組合連合会が実施したアンケート調査によると、弁当1食あたりに200円〜300円使うと答えた方が全体のおよそ29%で最多でした。また、理想の費用について300円までと答えた方が多数派のため、費用の目安は300円程度だと考えられます。
 

年間費用の差は3万6500円〜10万9500円

コンビニ弁当と自作弁当を比較すると、1食あたり100円〜300円の差で発生し、自作弁当が安いと分かります。これが1年間続いたときの費用を計算しましょう。1年間(365日)のランチにコンビニ弁当を買い続けた場合の費用は「400円〜600円×365日」で14万6000円〜21万9000円です。
 
自作弁当の場合「300円×365日」で10万9500円となります。その差は3万6500円〜10万9500円です。ただしこれは、1食をコンビニ弁当1つのみで賄う場合の差です。例えば、食べ盛りの若い世代だと、コンビニ弁当1つではもの足りないと思う方は多いでしょう。弁当と一緒にレジの揚げ物やサンドイッチといった商品とセットで購入する方も珍しくありません。
 
女性でも、コンビニ弁当だけだと野菜が足りないと感じ、カップサラダを追加で買う方もいるでしょう。このように、コンビニ弁当の場合は別の食品を追加購入するケースもあるため、実際は自炊弁当よりも費用が高くつく可能性があります。
 
また自作弁当でも、必ずしも費用を300円に抑えられるとは限りません。たくさん食べる方で2段弁当にするなら費用はもっとかかると予想されます。また、高級食品やオーガニック食材にこだわれば、費用はあがります。基本はコンビニ弁当よりも安く済みますが、作り方次第ではコンビニ弁当の費用を超える可能性がある点に留意してください。
 

コンビニ弁当を選ぶ際の注意点

世間一般に、健康を気にするならコンビニ弁当よりも自炊がよいといわれています。理由はいくつかありますが、その1つとして挙げられるのが「塩分」です。自作弁当なら自分で塩分量を調節できますが、コンビニ弁当ではできません。
 
このように、コンビニ弁当は作る手間がなく便利な一方で、注意しなければならない点もあります。ここからは、コンビニ弁当の注意点について解説します。
 

太りやすい

実際にコンビニ弁当のラインナップを見ると、ほとんどが揚げ物や炭水化物で構成されていることが分かります。牛焼肉や唐揚げ、とんかつなどが多いかもしれません。このような食品類はタンパク質と脂質、糖質が多いため、摂り続けると太りやすくなってしまいます。
 

栄養が偏っている

コンビニ弁当で注意したい点の1つが「野菜不足」です。実際にコンビニの弁当を見て分かるように、大半の商品にはごくわずかしか野菜がない可能性があります。1日に必要な野菜量は350グラム以上といわれているため、コンビニ弁当ばかりの食生活を続けると野菜が不足すると予想されます。
 

コンビニ弁当はメリットとデメリットを考慮したうえで利用しよう

健康とコストを重視するなら、コンビニ弁当よりも自作弁当のほうが優れています。しかし、多忙な社会人生活を送るなかで、毎日弁当を作り続けるのは難しい人も多いでしょう。弁当を作る場合は帰宅後か早起きして時間を確保する必要があるうえ、献立を考える手間もかかります。
 
コンビニ弁当は栄養の偏りや費用の高さという問題はありますが、たまに食べる程度であれば健康上の問題はありません。毎月の食費を決めておいて、予算が納まる範囲で自炊とコンビニ弁当を使い分けるのがよいでしょう。
 

出典

全国農業協同組合連合会 現代人のお弁当事情に関するアンケート
厚生労働省 野菜、食べていますか?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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