更新日: 2024.10.10 その他家計

エアコンの電気代がかかるので、土日は図書館にこもって「1日中」読書をしています。電気代はどれだけ浮きますか?

エアコンの電気代がかかるので、土日は図書館にこもって「1日中」読書をしています。電気代はどれだけ浮きますか?
エアコンの電気代を節約したいと考える人は多いでしょう。特に暑い季節には、1日中エアコンを使うと電気代がかさみがちです。そこで、土日は図書館にこもって「1日中」読書をすることで、どれだけ電気代が浮くのかをみていきましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

単身世帯一日の電気代

2023年7月から2024年6月までの単身勤労世帯の電気代に関するデータから分かることは表1の通りです。
 
表1

単身勤労世帯1ヵ月の電気代
1~3月(2024年) 5898円
4~6月(2024年) 4445円
7~9月(2023年) 5157円
10~12月(2023年) 5090円

出典:総務省統計局「家計調査結果」より筆者作成
 
冬(1〜3月)と夏(7〜9月)では電気代が高い傾向があります。冬は寒さ対策のために暖房を使うことが多く、夏はエアコンの使用が増えるためです。春から初夏(4〜6月)にかけての電気代は、他の季節よりも低く、電気使用量が少ない時期であることが分かります。
 

図書館での滞在により、自宅のエアコン使用を抑えることでの電気代

図書館での滞在により、自宅のエアコン使用を抑えた場合の電気代を計算してみましょう。
 
全国家庭電気製品公正取引協議会では全国平均の電気料金の単価を31円/キロワットアワーと定めています。エアコンの消費電力は400ワットとします。
 
【土日の電気消費量】
1日に10時間図書館に行くと仮定し、エアコンの使用を抑える時間が20時間(土日2日間)であるとします。


・電力消費量=消費電力×使用時間
・電力消費量=0.4kW×20時間=8kWh

【土日で削減される電気代】
全国平均の電気料金単価は31円/kWhです。


・削減される電気代=電力消費量×電気料金単価
・削減される電気代=8kWh×31円/kWh=248円

土日に図書館に行くことで、エアコンの使用を抑えると、約248円の電気代を削減できます。これが1週間の削減額になります。
 
【1ヵ月の削減額】
土日が1ヵ月に4週あると仮定して、1ヵ月の電気代削減額を計算してみましょう。1か月に4週ある場合、月間の削減額は次のように計算できます。


・月間削減額=週ごとの削減額×週数
・月間削減額=248円×4週=992円

土日に図書館に行くことでエアコンの使用を抑えると、1ヵ月で約992円の電気代を削減できる計算になります。
 

家電の電力使用量割合

夏は、エアコン(冷房)が電気消費の約40%を占めています。冬もエアコン(暖房)の電気消費が全体の17%と、最も高い割合を示します。したがって、電気代を抑えるためには、エアコンの使用を削減することが重要です。
 

エアコンの電気代を抑える方法(冷房)

エアコンの電気代を抑える方法をご紹介します。
 

・フィルターを定期的に掃除する

エアコンの冷房機能は部屋の暖かい空気を吸い込み、冷たい空気に変えて放出しています。フィルターが目詰まりすると、空気の流れが悪くなり、エアコンが効率よく部屋を冷やせなくなります。2週間に1度の頻度でフィルターを掃除することで、電気代を節約できるでしょう。
 

・室外機に日陰を作る

室外機が直射日光や地面からの照り返しにさらされると、放熱効率が低下し、電気代が増加する可能性があります。室外機を日陰に設置するか、植木や日除けを使って直射日光を防ぐことで、効率よく熱を放出できるようになります。ただし、日除けが吹き出し口を塞がないように注意してください。
 

・エアコンと扇風機やサーキュレーターを併用する

エアコンの冷たい空気を効率よく広げるために、扇風機やサーキュレーターを活用しましょう。扇風機をエアコンの風が当たる方向に向けることで、冷たい空気が部屋全体に広がりやすくなります。エアコンの設定温度を極端に下げることなく、快適な温度を保つことができます。
 

単身勤労世帯の場合、月に約992円電気代の削減ができる

単身勤労世帯の場合、月に約992円電気代の削減ができます。エアコンの電気代を抑えたいと考える人にとって、土日に図書館で「1日中」過ごすことは、電気代を節約する有効な方法です。
 

出典

全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
e-Stat 家計調査 家計収支編 単身世帯・勤労者世帯
経済産業庁 今夏の省エネ・節電の取り組みについて
経済産業庁 冬季の省エネ・節電メニュー
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集