更新日: 2024.10.19 その他家計
4人家族で食費「月3万円以下」というママ友。同じ4人家族で食費「月6万円」のわが家は一般家庭より使いすぎなのでしょうか?
しかし、同じ4人家族で月々の食費に大きな差があると「自分の家は使いすぎなのでは?」と不安になることもあるかもしれません。
本記事では、4人家族の食費の平均やその内訳とともに、食費を上手に節約する方法についても詳しくご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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4人家族の食費の平均は?
総務省統計局の「2023年家計調査(家計収支編)」によると、4人家族における1ヶ月の食費の平均は8万6245円ということです。食費の内訳については、表1のようになっています。
表1
項目 | 金額 |
---|---|
穀類 | 7356円 |
魚介類 | 4389円 |
肉類 | 9337円 |
乳卵類 | 4947円 |
野菜・海藻 | 8078円 |
果物 | 2384円 |
油脂・調味料 | 4085円 |
菓子類 | 9175円 |
調理食品 | 1万1443円 |
飲料 | 5350円 |
酒類 | 2289円 |
外食 | 1万7412円 |
出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯(2023年)」を基に筆者作成
今回の事例では「4人家族で食費が月6万円」ということなので、平均と比べると2万5000円以上節約できていることが分かります。「食費が月3万円以下」というママ友の家庭は平均より5万5000円以上安く済んでいるようですが、子どもの年齢が低かったり、外食をまったくしないなどの方法で節約していたりするのかもしれません。
家計における食費が高いのか低いのかを確認するには?
家計における食費が高いのか低いのかを確認するためには、エンゲル係数をチェックする必要があります。
エンゲル係数とは、家計の消費支出に占める食費の割合のことです。「(食費÷消費支出)×100」で算出できるもので、所得水準が高いほどエンゲル係数は小さくなります。
同調査では、4人家族におけるエンゲル係数の平均が28.3%となっているため、自分の家庭のエンゲル係数を計算し、平均と比較して値が大きいか小さいか確認してみるといいでしょう。
4人家族の平均支出である30万4590円を使って今回の事例のエンゲル係数を計算してみると「食費3万円」の場合のエンゲル係数は約10%、「食費6万円」の場合は約20%です。いずれも平均より値が小さいため、十分節約できていると考えられます。
食費を上手に節約する方法
月々の食費を節約したいときは、食材のまとめ買いをしたり、事前に予算を決めてから買い物に行くようにしたりするといいでしょう。できれば、数日分の献立を決めておき、必要なものだけを購入するようにすれば、無駄遣いを防げるはずです。同時に、食材のロスの削減にもつながります。
また、仕事や育児が忙しくてお惣菜や外食に頼りがちな場合は、ある程度作り置きをしておくことで余分な出費を減らせる可能性があります。週末など時間があるときに用意しておけば、精神的にも余裕ができやすいでしょう。
休日などに家族で外出する際は、外食せずに済むようにお弁当を作っていくようにする方法もおすすめです。4人分の外食費となるとそれなりにかかる可能性があるので、お弁当に置き換えることで大きな節約効果が得られると考えられます。
4人家族の食費の平均は「月8万6245円」なので使いすぎではないと考えられる
総務省統計局の「2023年家計調査(家計収支編)」によると、4人家族の食費の平均は「月8万6245円」ということなので、今回の事例である「食費月6万円」は平均より2万5000円以上低く、使いすぎではないといえるでしょう。
しかし、同じ4人家族でも周りに「食費月3万円以下」という人がいると「自分たちは使いすぎなのでは?」と不安になってしまうかもしれません。
そのようなときは、家計における食費の割合であるエンゲル係数を計算してみるといいでしょう。家計調査によると4人家族のエンゲル係数の平均は28.3%ということなので、自分の家と比較してみることをおすすめします。
食費を少しでも節約したいときは、食材のまとめ買いや作り置き、外食を減らすためのお弁当作りなどを実行してみましょう。
出典
総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯(2023年)第2-7表
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー