更新日: 2024.11.01 その他家計

「電気ケトル」と「やかん」で「コスパ」が優れているのはどっち? お湯を沸かすために必要な「電気代」と「ガス代」を比較!

「電気ケトル」と「やかん」で「コスパ」が優れているのはどっち? お湯を沸かすために必要な「電気代」と「ガス代」を比較!
お湯を沸かすには電気ケトルややかんが必要です。どちらも便利で簡単にお湯を沸かすことができますが、気になるのは電気代とガス代です。今回の記事では、電気ケトルとやかんはどちらの方がコスパがよいのか、また電気代とガス代はどのくらいかかるのかを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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それぞれのメリット

電気ケトルとやかんにはどのような違いがあり、それぞれどのようなメリットがあるのでしょうか。具体的に解説します。
 

電気ケトル

電気ケトルは電源を入れるだけでお湯を沸かせる便利なアイテムです。メリットは火を使わずにお湯を沸かせることです。多くの場合、お湯が沸いたら自動的にスイッチが切れるため、お湯を沸かしていることをうっかり忘れても火事になる心配がなく、安全に使用できると考えられます。
 

やかん

やかんのメリットとして挙げられるのは、一度に大量のお湯を沸かせる点です。電気ケトルにはコンパクトなものが多いため、たくさんのお湯が必要な場合には何度も沸かさなければなりません。一度に多く水を使う場合や、家族がたくさんいる方はやかんの方が便利な可能性があります。
 

それぞれのデメリット

電気ケトルとやかんには、それぞれデメリットもあります。詳しく解説します。
 

電気ケトル

電気ケトルは定期的な掃除が必要です。長期間掃除せずにいると、水垢やカルキが溜まり汚れがひどくなるとされています。電気ケトルを使用した後は、なるべく湿気を内部に残さないようしっかりと乾燥させるとよいでしょう。
 

やかん

アルミ製のやかんは冷めやすい傾向があります。せっかくお湯を沸かしても冷めてしまうと再度沸かすことになり、手間のみならず光熱費も増えてしまう可能性があります。
 
また、やかんは火にかけないとお湯を沸かせないため、わざわざ水を入れて火を付ける手間もあります。沸くと音がなるやかんもありますが、ならないものだと消し忘れる危険性もあります。やかんでお湯を沸かす際は注意しましょう。
 

光熱費はどう変わる?

次に電気ケトルとやかんにかかる電気代とガス代の光熱費を比較します。電気料金は、全国家庭電気製品公正取引協議会による1kWhあたり31円で計算しています。
 

電気ケトルの電気代

今回は、電気ケトルの消費電力を1250w、満水で1リットル、お湯が沸くまでの時間を5分と仮定します。この場合、電気ケトルでお湯沸かす際にかかる電気代は、1.25kWh×0.083時間×31円=約3円となります。これを基に計算すると、1日1回沸かした場合、1ヶ月の電気代は3円×30日=約90円、年間だと約1080円となります。
 

やかんのガス代

やかんで1リットルのお湯を沸かす場合、3分~5分程度かかるといわれています。
 
今回は出力量を4.2kW、ガスの発熱量45MJ、ガス料金は東京ガスのガス料金表を参考に130.46円、お湯が沸くまでの時間は3分と仮定し計算します。この場合、4.2kW×3.6MJ×0.05時間÷45MJ×130.46円=約2円となり、1日1回沸かす計算だと、1ヶ月で2円×30日=約60円、年間で約720円となります。
 

安く抑えたいならやかんがおすすめ

今回の計算では、電気ケトルとやかんでは、年間でかかる費用に薬360円の差がでることが分かりました。ただし、使う商品や契約している電気会社などによっても異なる可能性があるため一概にはいえません。
 
早くお湯を沸かしたいときは電気ケトル、一度にたくさん沸かしたいときはやかんなど、そのときの目的に合わせて両者を使い分けるのもよいでしょう。
 

出典

全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
東京ガス ガス料金表(家庭用/業務用・工業用 共通)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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