「待機電力量」が最も大きいのは「ガス温水器」だそうですが、本体が「はめ込み式」なのでコンセントが抜けません…。待機電力を削減するよい方法はないでしょうか?
配信日: 2024.11.01
本記事では、待機電力の概要や電力消費の仕組みをはじめ、各家電製品の消費電力を紹介します。電気代を節約したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
待機電力とは
待機電力とは、家電製品やガス機器を使用していないときに発生する電力を指します。待機電力が発生する主な理由の一つは、タイマー予約や時計などの機能が作動しているためです。
環境省によると、家庭の消費電力量に占める待機電力量は1年間で285キロワットアワーで約6%です。そのため家電製品を使用しているときの消費電力を比べると小さなものだと考えられますが、積み重なると電気代が高額になる可能性もあるでしょう。
ガス温水器の待機電力はメインの電源を切って節約
多くの場合、ガス温水器ははめ込み式で、コンセントが抜けない傾向があります。そのため、使用しないときは「メインの電源を切る」ことが大切です。メインの電源を切れば操作パネルの点灯やセンサーの動作を停止でき、待機電力の削減につながるといわれています。
そのほか待機電力を節電したほうがよい家電
ガス温水器以外にも、待機電力を多く消費する家電製品は存在します。特に、エアコンやテレビ、DVD・ブルーレイレコーダー、電話機などは待機電力の消費が目立つ傾向があります。
エアコンはリモコンからの指示を受信するだけでなく、室内機と室外機の間で冷媒の温度維持に電力が必要です。頻繁にコードの抜き差しを行うのは難しいため、他の方法での節電が求められます。
また、テレビやレコーダー、電話機なども、リモコン操作や受電に必要な電力に加えて、ディスプレイ表示にも電力を消費します。それぞれの製品の利便性を考慮しながら、節電に取り組むことが大切です。
定期的なメンテナンスが大切
ガス温水器は、長期間使用することで内部に汚れが蓄積したり、部品が劣化したりする場合があります。機器のエネルギー効率が低下し、必要以上にエネルギーを消費してしまうおそれがあります。そのため、定期的なメンテナンスが重要です。メーカーや専門業者に依頼して、点検や内部クリーニングを行うことで効率を維持し、無駄な光熱費の発生を防げる可能性があります。
節電するなら家電製品の選び方も大切
節電を目指すなら、エアコン、冷蔵庫、洗濯機などの大型家電製品の購入時に、省エネ性能に優れたモデルを選ぶことも大切です。エネルギー消費効率がよい製品を選ぶことで、長期的な光熱費の節約につながる可能性があります。
また、窓に断熱フィルムを貼ったり遮熱カーテンを使用したりすると、冷房負荷や暖房負荷を軽減できる可能性もあります。
さまざまな工夫を取り入れ、エネルギーの無駄を減らし、快適な室内環境を保っていきましょう。
待機電力はコンセントを抜いたりメインの電源を切ったりして節約する
待機電力を削減するためには、コンセントを抜いたりメインの電源を切ったりすることが効果的だとされています。ガス温水器のようにはめ込み式の製品では、コンセントの抜き差しができないため、使用しないときはメインの電源を切るようにすると無駄な電力消費を抑えられる可能性があります。
待機電力は小さなものですが、長期的に見ると電気代がかさむ原因になることもあるため、日々の生活の中で節電を意識しましょう。
出典
環境省 家庭でできる節電アクション
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー