更新日: 2024.11.12 その他家計
「体臭」の対策に、毎朝「制汗剤」を使っています。40年働くとして、制汗剤の費用はどのくらいになるでしょうか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
タイプ別制汗剤の特徴
制汗剤には、スプレータイプやロールオンタイプ、さらにはクリームタイプや液体タイプなど、さまざまな種類があります。各制汗剤の特徴は表1の通りです。
表1
タイプ | 特徴・使い方 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
スティック | ・固形タイプで スティックのりのような形状 ・蓋を開けて肌に直接塗布する |
・手を汚さず、均一に塗れる | ・衛生面に懸念がある ・服や体毛につくとベタつく |
ロールオン | ・液体が入った容器に 回転する球状のロールが付いている ・直接肌に転がして塗布する |
・手を汚さず、均一に塗れる | ・衛生面に懸念がある ・乾くまで待つ必要がある |
クリーム | ・容器からクリームを取り出し、 手で肌に塗り込む |
・細かい部分にも塗りやすい ・成分が肌にしっかり密着し効果が長く持続 |
・使用後に手を洗う必要がある ・服や毛に付着するとベタつきやすい |
スプレー | ・エアゾール缶から成分を 霧状に噴射するタイプ |
・手を汚さず使用可能 ・背中など広い範囲に使いやすい |
・他のタイプより効果の持続時間が短い ・噴射音が気になる場合がある |
液体 | ・さらさらしたものから とろみがあるものまで種類が豊富 |
・清涼感が得られるタイプが多い | ・使用後に乾かす時間が必要 |
各制汗剤のタイプの特徴を基に筆者作成
各タイプにはそれぞれの特性があります。使い勝手が良い、高い持続性を持つものなど、目的に応じて選べます。
スティックタイプやロールオンタイプは手を汚さないというメリットがありますが、直接肌に塗布するため、衛生面に懸念があることがデメリットです。スプレータイプは使いやすく、広範囲に素早く塗布できるのが特徴ですが、効果の持続時間が短いので状況によっては、改めて塗布することが必要でしょう。
クリームタイプは肌への密着力が高く、狭い部分にも塗りやすい一方で、使用後の手洗いが必要です。液体タイプは手を汚さず使えるものの、乾かす時間を要します。清涼感を求める方には液体ロールオンタイプが適しているかもしれません。
使用シーンで見ると、例えば、忙しい朝には手を汚さないロールオンタイプやスプレータイプなどが便利ですが、長時間の外出時には持続力のあるクリームタイプが有効です。外出先での使用が多い方にはスプレータイプが便利です。
ところで、制汗剤の使用に関しては、メーカー側から回数の制限は特に設けられていません。正しく使うことで、朝に1回の使用でも効果が一日続く商品もあります。スプレータイプは、汗をかく前やニオイが気になるタイミングで使うのが効果的です。
人気の制汗剤は
人気の制汗剤とその価格を調べたところ表2のようになりました。
表2
商品名 | タイプ | 価格(円) |
---|---|---|
A | ロールオン | 2770 |
B | ロールオン | 3280 |
C | スプレー | 900 |
D | スティック | 830 |
E | スティック | 1129 |
F | 液体 | 1679 |
G | 液体 | 1119 |
H | スプレー | 1045 |
筆者作成
制汗剤には多様なタイプが存在し、価格帯も幅広いため、消費者は自分のニーズや予算に応じて選択できます。ロールオンタイプの商品は2000円台後半から3000円台前半と比較的高価格帯に位置しているのに対し、スティックタイプやスプレータイプはそれぞれ800円台、900円台からと、ロールオンタイプと比べると価格が手頃です。
人気が高いロールオンタイプの制汗剤(20ml)を1日1回40年間勤務前に使用した場合の費用
人気が高いロールオンタイプの制汗剤(20ml)を1日1回使用した場合の使用日数を計算します。デオドラントの使用量は約1回につき1ml程度とし、以下の条件で計算します。
●1個の容量: 20ml
●1個の価格: 2770円
●使用頻度: 平日のみ(週5日、年間約260日)
●使用期間: 40年
●総使用日数: 1万400日
この条件で制汗剤を使用した場合、約144万円の費用がかかると計算できます。
40年間働く際に制汗剤(2770円/個)を使い続けた場合のコストは約144万円
先ほどの条件で制汗剤を使用した場合、約144万円の費用がかかることが分かりました。年間でも約3万6000円ですので、安くはないでしょう。費用を抑えるには、例えば季節で使用するタイプを変えるといった工夫も必要かもしれません。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー