更新日: 2024.11.24 その他家計

先月の電気代が「3万円」でした…11月からまた電気代が値上がりすると聞いたのですが、どのくらい変わるのでしょうか?

先月の電気代が「3万円」でした…11月からまた電気代が値上がりすると聞いたのですが、どのくらい変わるのでしょうか?
水道光熱費を始めとした住居費や通信費など、生活するうえで毎月必要な固定費がいくらかかるかは、家計における大きな関心ごとの一つです。固定費にかかる支出をおさえることができれば毎月の支出を減らせるでしょう。
 
そこで今回は、電気代にかかる平均費用を見ながら月3万円の電気代が高いのかとあわせて、11月から電気代がどのように変わるのかを見ていきます。
 
節電方法についても解説しますので、電気代を少しでも節約したい方はぜひ最後までお読みください。
FINANCIAL FIELD編集部

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毎月の電気代の平均額はどれくらいか?

総務省統計局が2023年に家計調査(家計収支編)によると、1ヶ月にかかる電気代の平均額は1万222円です。このことから月3万円の電気代はかなり高めの水準であり、平均を大幅に上回っていることが分かります。
 

11月からどれくらい電気代が値上げされるのか?

東京電力エナジーパートナー株式会社によると、標準的な家庭での平均モデルにおいて2024年10月分から2024年11月分で月額負担は約396円増加するそうです。同水準で年間の電気代を考えた場合、1年で約4752円電気代が増える計算です。
 
電気代が上がるのにはいくつかの要因が考えられますが、具体的には電力を生成するときに使用する燃料の価格高騰があげられます。例えば、燃料価格の高騰による電気代の値上げ対策として行われた、国の政策である「電気・ガス料金支援」における電気料金の値引きの終了も影響しているようです。
 
ただし、実際の電気代は各家庭の使用量や契約プランにより異なるため、家計にどの程度影響があるかは個々の条件に左右されるでしょう。詳細は各電力会社の公式サイトでご確認ください。また、今後の電気代の動きについては、引き続き各電力会社の動向に注目する必要があるでしょう。
 

簡単に始められる節電方法

ここでは家庭内で無理なく実践できる節電対策をいくつかご紹介します。上手に節電できると電気代の削減につながりますので確認していきましょう。
 

家電製品の待機電力を削減

意外と見過ごされがちなことが待機電力の削減です。テレビやエアコンなどの家電は、使用していない状態でも電力を消費していることが多いため、使用しないときは電源を切るか、電源タップで一括管理すると効果的です。
 

照明をLEDに切り替える

照明はLEDに変更することで、大幅な節電効果が期待できます。LEDは従来の電球と比較して電力消費量が少なく、寿命も長いことが特徴です。特に、長時間点灯させるリビングやキッチンの照明をLEDに替えるだけでも節約効果が見込めます。
 

エアコンの温度設定を見直す

冬場のエアコン使用では設定温度を低めにし、サーキュレーターや扇風機を併用して効率的に室内を暖める工夫が必要です。また、フィルターの清掃を定期的に行うことでエアコンの消費電力がおさえられます。これにより電気代の負担軽減が期待できるでしょう。
 

11月の電気代から1ヶ月で約396円値上げされる見込み|早めの節電対策で電気代にかかる負担を減らしていこう

総務省統計局の行った2023年家計調査(家計収支編)によると、ひと月における電気代平均額は1万222円でした。このことから月3万円の電気代は平均よりも高い水準にあることが分かります。
 
東京電力エナジーパートナー株式会社によると11月から平均して1ヶ月で約396円電気代が値上がりする見込みであるため、電気代の高騰は避けられない現実となっています。
 
しかし、日々の暮らしの中で節電を心がけることで支出をおさえることが可能です。昨今の物価の値上がりから今後も電気代の上昇が見込まれることを考慮すると、早めに節電対策を取り入れることが得策でしょう。
 
エアコンの温度設定の見直しや家電の待機電力削減など、すぐに始められる工夫を積み重ね、家計における電気代の負担を減らしていきましょう。
 

出典

東京電力エナジーパートナー株式会社 2024年11月分電気料金の燃料費調整等について<参考1>
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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