5人家族で戸建てを新築しますが、私は掃除や水道光熱費を考えて「トイレ」は一つで十分だと思っています。一方、夫は二つ必要だと譲りませんがデメリットも多いですよね?
配信日: 2024.11.24
この記事では、トイレの適正数を決める際に考慮すべきポイントについて詳しく解説します。ご家族の生活スタイルに合った最適な選択をみつけましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
5人家族におけるトイレの適正数は?
5人家族の場合、トイレの利用頻度は当然高くなります。特に朝の忙しい時間帯や夜間の使用が重なると、一つのトイレでは「使いたいときに使えない」事態が発生しやすくなるでしょう。
一方で、トイレを二つ設置すると、その分コストがかさみます。トイレの新設・増設にかかる費用は40~100万円程度で、平屋の場合はさらに高額になる可能性があります。また、掃除やメンテナンスの負担も2倍になりますこのような状況を踏まえ、多くの家族が「一つで十分なのか、それとも二つ必要なのか」と悩むものです。
トイレが「一つ」の場合のメリット・デメリット
トイレを一つにする場合のメリット・デメリットを具体的に見てみましょう。
▼メリット
・トイレの設置費用や水道光熱費を抑えられる
・掃除にかかる時間と手間が少なくて済む
・トイレ設置スペースを別の用途に活用できる
▼デメリット
・家族が同時にトイレを使いたくなる場合、待ち時間が発生する
・トイレとは別の階にいるときに距離が遠い
トイレが「二つ」の場合のメリット・デメリット
一方、トイレが二つある場合のメリット・デメリットはどうでしょうか?
▼メリット
・朝の準備や夜間の使用など、待ち時間が少なくなり家族全員が快適に使える
・トイレが一つ故障した場合でも、もう一つを使えるため安心する
・階段を昇り降りする必要がない
▼デメリット
・トイレの設置費用や配管工事費用が高くなる
・二つのトイレを掃除する手間がかかる
・トイレのために他の部屋を犠牲にしなければならない場合がある
家族構成や生活スタイルに合った選択をするポイント
トイレの数を決める際には、家族の構成や生活スタイルをしっかりと考慮することが重要です。家族全員が同じ時間帯に動き出すライフスタイルの場合、トイレの混雑が生じやすくなります。
特に、朝の忙しい時間帯にトイレの取り合いが発生する可能性が高いため、この点を踏まえて検討しましょう。一方で、生活リズムがそれぞれ異なる家庭であれば、トイレが一つでも問題ない場合があります。
また、将来の家族構成の変化を考えることも大切です。子どもが独立して家を離れる時期が近い場合や、親を介護する必要が生じる可能性がある場合には、それに対応した間取りを検討するべきです。トイレの数だけでなく、設置場所や使いやすさも含めて、今後のライフステージを見据えた計画を立てることで、家族全員が快適に暮らせる家づくりにつながります。
トイレの数を決定する際には、単に現在の状況を基準にするのではなく、家族の成長や生活スタイルの変化を視野に入れることが重要です。このように具体的な使い方をイメージしながら選択をすれば、後悔の少ない間取りを実現できるでしょう。
まとめ
新築戸建てでのトイレの数は、家族の人数や生活スタイルによって最適解が異なります。一つの場合はコスト削減や掃除の負担軽減といった利点がありますが、混雑や来客時の不便さが課題となります。
一方、二つ設置すれば利便性は向上しますが、費用やメンテナンスの手間が増える可能性があります。家族の今後の生活を具体的にイメージしながら、自分たちにとって最適な選択をすることが後悔のない家づくりにつながるでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー