母は節約のために「服」と「バスマット」を一緒に洗濯しますが「衛生面」が心配です。別々に洗ってほしいと思うのは、私だけでしょうか…?
配信日: 2024.11.25
そこで今回は、バスマットを服と一緒に洗濯した際に考えられる衛生上のリスクや、バスマットの代替品について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
バスマットと服を一緒に洗濯した際の衛生面のリスク
バスマットは入浴後のぬれた足で使用されるため、適度に湿っています。そのうえ足や浴室についていた皮脂や汗、髪の毛などが付着しやすく、雑菌が繁殖する可能性もあるでしょう。そのためバスマットはこまめに洗濯し、しっかり乾かして清潔に管理することが重要なようです。
バスマットの洗濯については、衛生上の理由から服と一緒に洗うことに抵抗を感じる人もいるかもしれません。
しかし、洗濯洗剤には除菌の効果や汚れが再付着するのを防ぐ働きがあるとされているため、バスマットを服と一緒に洗っても問題はないようです。それでも心理的に抵抗がある場合は、バスマットと服を分けて洗濯するか、バスマットだけ手洗いなどにするとよいでしょう。
1回の洗濯にかかる光熱費の目安
あるメーカーの縦型式洗濯機(容量10キログラム)を使用した場合、1回の洗濯にかかる水道代と電気代を計算します。なお、計算する際の洗濯機の使用水量と消費電力は以下の通りとします。
・洗濯機の使用水量:103リットル
・洗濯機の消費電力:60ワットアワー
仮に水道単価を1リットルあたり0.25円とすると、1回の洗濯にかかる水道代は25.75円です。電気単価を公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が定めている、1キロワットアワーあたり31円を用いて計算すると、1回あたりの洗濯にかかる電気代は1.86円になります。
以上により1回の洗濯にかかる水道代と電気代の合計は27.61円です。バスマットを1週間に一度洗濯するとして1ヶ月を4週と計算すれば、バスマットを洗濯するのに毎月110円程度がかかります。
これらを踏まえると、個人の価値観などにより異なる可能性はありますが、服とバスマットを分けて洗濯しても、それほど節約効果は得られない可能性があります。そのため、衛生面が気になる人は、手間はかかりますが分けて洗濯してもよいでしょう。
バスマットの代替品に珪藻土マットもおすすめ
バスマットの代替品として珪藻土(けいそうど)で作られたマットがおすすめです。植物プランクトンの化石や珪藻から作られており、高い吸水力を持つ特徴があります。珪藻土マットは、基本的には洗濯不要で使用後は立てかけておくだけでよいため、バスマットの代替品として人気があるようです。
メーカーや製品にもよりますが、1000〜3000円ほどで販売されています。バスマット自体の衛生面や交換、洗濯などが面倒な人は、珪藻土マットの使用も検討してみましょう。
バスマットと服を一緒に洗濯しても衛生面のリスクは少ない
湿気の多い浴室で使用されるバスマットは皮脂や汗、髪の毛などの汚れが付着しやすいことから雑菌の温床になる可能性があります。バスマットをこまめに洗濯し、よく乾燥させて清潔に保つことが理想的だと考えられますが、肌に直接触れる衣類と一緒に洗濯するのは、衛生面で気になる人もいるでしょう。
しかし、洗濯洗剤には汚れの再付着を防止したり雑菌の繁殖を防いだりする効果があるようです。そのため基本的には服とバスマットを一緒に洗ったとしても、問題はないと考えられます。
別々で洗濯したとしてもそれほど節約効果を得られない可能性はありますが、少しでも光熱費を節約したい人や心理的に抵抗がある人は、別々で洗濯するとよいでしょう。
出典
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー