更新日: 2024.11.26 貯金

40代以降の社会人の「自由時間」と「自由に使えるお金」ってどのくらい? 調査結果をもとに解説

40代以降の社会人の「自由時間」と「自由に使えるお金」ってどのくらい? 調査結果をもとに解説
40代以降の社会人のなかには、20代と比べて時間やお金に多少の余裕があるという方が多いかもしれません。また、時間とお金に余裕を持つことを目的に仕事を頑張っている方も少なくないでしょう。そこで、本記事では40代以降の社会人が、自由に使える時間とお金について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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40代以降の社会人の自由時間

NHKによる国民生活時間調査を基にした集計によると、40代の男性が平日に仕事と家事に費やす時間の平均が約9時間30分、50代男性では約9時間となっています。対して、40代女性では約10時間、50代の女性も9時間を超えており、わずかに男性よりも多くの時間を仕事と家事に費やしていることがわかりました。
 
また、洗顔やトイレ、入浴などの身の回りの用事にかける時間は、40代と50代の男女で若干の違いがあるものの、おおむね1時間ほどです。睡眠時間が7時間ほどだとすると、1日24時間から仕事や家事の時間、身の回りの用事に費やす時間、睡眠時間を引いたものが自由時間になるといえます。40代と50代の男女における、自由時間を以下にまとめました。

・40代男性:6時間30分
 
・50代男性:7時間
 
・40代女性:6時間
 
・50代女性:7時間

上記の結果から、平日における40代と50代の自由時間は6時間~7時間ほどといえます。なお、60代になると仕事をリタイアする方が増えると考えられますが、その場合は自由時間が増えるはずです。また、仕事がない休日は、通勤時間も含めた仕事にかける時間の分だけ、自由に使える時間が増えることが予想されます。
 

40代以降の社会人が自由に使えるお金

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が2022年に実施した調査では、40代の男女500人が「毎月自由に使えるお金」について回答しています。
 
最も多かった回答は1万円以下であり、全体の約30%を占めました。次いで1万円超~2万円以下という回答が約20%、続いて2万円超~3万円以下で約17%を記録し、全体の約67%が3万円以下という結果になっています。
 
全体平均は3万2213円となっており、年間にすると38万6556円です。なお、全体平均と中央値に多少の差がありますが、全体的な結果は50代以降であってもそこまで差は生まれないと予測できます。
 

年収を上げる方法

社会人が自由に使えるお金を増やそうとするなら、手っ取り早い方法は年収を上げることでしょう。以下に、年収を上げる方法の一例をまとめました。

・現在の会社で昇進、昇給する
 
・残業をして残業代を稼ぐ
 
・副業で収入源を増やす
 
・資格の取得など、スキルアップする
 
・投資で不労所得を作る
 
・年収が高い部署や部門に社内異動する
 
・同じ業界で、年収が高い会社へ転職する
 
・別の業界で、年収が高い会社へ転職する

スキルアップによる昇進や昇給など、本人の成長が年収アップにつながることは大いにあります。しかし、会社の規模や部署、業界などの環境次第である点も否めません。端的にいえば、稼げる環境に身を置くことも大切です。働き方や環境次第ですが、年収が上がって時間当たりで稼げる金額が増えることで、自由な時間を生み出しやすくなります。
 
たとえば、基本給が高ければ残業する必要がなくなり、結果的に自由な時間が増えるでしょう。また、お金に余裕があれば、日常生活の中で「時間をお金で買う」ことも可能です。
 
例えば、今までは節約の観点から電車やバスなどの公共の交通機関を利用していたところ、タクシーを使う選択肢が生まれます。割高ではありますが、快適かつ短時間で目的地に到着できるでしょう。
 

40代以降の社会人が自由に使えるお金は月に3万円程度

40代の社会人の場合、自由に使えるお金の平均額は月に3万2000円ほど、年間では約38万円です。50代以降においても、結果はそう大きく変わらないでしょう。多いと感じるか、逆に少ないと感じるかは人それぞれですが、平均額と中央値に差が生まれていたことは事実です。つまり、人によってはギャップを感じている可能性があります。
 

出典

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 30代・40代の金銭感覚についての意識調査 2022 P3
公益社団法人 日本マーケティング協会 40代は「暮らし」、50代は「仕事」へ~
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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