入浴時に「シャワーの流しっぱなし」を避けるとどれだけ節約になる?
配信日: 2024.12.24
では、シャワーを流しっぱなしにせず、必要なときにだけ使うことで、実際にどのくらい金額が変わるのでしょうか。本記事では、シャワーを流しっぱなしにする時間ごとの光熱費を計算していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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シャワーを20分間出し続けたときの費用
シャワーを20分間流しっぱなしにすると、どれくらいのコストがかかるのか、実際に計算していきましょう。
シャワーを20分間出し続けたときの水道代
シャワーを1分間流しっぱなしにすると、おおよそ10リットルの水を消費します。20分間シャワーを流しっぱなしにした場合は、200リットルの水を使うことになり、1リットルあたりの水道料金を約0.24円として計算すると、200リットル分で48円の費用がかかっていることが分かります。
金額は少ないように思えるかもしれませんが、毎日シャワーを使うと、1ヶ月で1440円、1年で1万7280円と積み重なっていくことを考えると、確かに無駄をなくすことは節約につながっているようです。
シャワーを20分間出し続けたときのガス代
ガス代は、シャワーの水を温めるために使用されるエネルギー量によって決まります。1分間のシャワーでのガス代を約5円と仮定すると、20分間シャワーを流しっぱなしにした場合、約100円のガス代がかかる計算です。
水道代を合わせると、1回のシャワーで148円の費用が発生すると考えられるでしょう。1ヶ月に30回シャワーを浴びると、毎月4440円、年間で5万3280円の費用がかかります。
シャワーの使用時間が10分の場合
シャワーの時間を10分間と半分にした場合、費用も当然半分になります。10分間の使用で水道代とガス代を合計すると、148円の半分で74円です。月に30回シャワーを浴びると、月々2220円の費用がかかります。年間に換算すると、2万6640円の節約につながります。
たった10分の違いで、1年間で2万円以上の節約になるのです。個人差はあるかもしれませんが、シャワーを流しっぱなしにしないことによって、年間でかなりの金額を節約できることは分かります。シャワーを適切に使うことで、生活費の見直しにもつながるでしょう。
シャワーで節約するコツ
シャワーの使用時間を短縮すること以外にもシャワー代を節約する方法はあります。ここでは、シャワー代を節約する2つのコツを紹介します。
節水シャワーヘッドを使う
1つ目のコツは、節水シャワーヘッドを使うことです。節水シャワーヘッドは、通常のシャワーヘッドに比べてお湯の使用量を抑えられます。
シャワーの水量を減らし、必要な量だけを使用できるため、水道代の節約につながるでしょう。節水シャワーヘッドは、家電量販店やオンラインショップで購入でき、取り付けも簡単です。
ガス会社を見直す
2つ目のコツは、ガス会社を見直すことです。ガス会社は自由に選べるため、料金プランを変更するだけでガス代を大きく節約できる可能性があるでしょう。
例えば、都市ガスを提供する会社かプロパンガスを提供する会社かによっても、料金体系が異なります。また、ガスを多く使う家庭向けの割引プランを利用することでお得になる場合もあるでしょう。自分の生活スタイルに合ったガスプランを選ぶことで、ガス代の節約も可能です。
シャワーの使用時間を20分から半分の10分にすると、年間で2万円以上の節約になる
シャワーを流しっぱなしにするのを避けることで、水道代・ガス代の節約は可能です。水道代やガス代が無駄にかかることを避けるために、シャワーを必要な時間だけ使用することが大切です。
また、節水シャワーヘッドやガス料金プランの見直しといった工夫を取り入れれば、さらなる節約効果が期待できることでしょう。
今回は、ちょっとした意識改革で、年に2万円という大きな節約ができることが分かりました。つまり、生活の中に少しずつ工夫を取り入れることで、無理をしなくても毎日の生活費をしっかりと抑え、快適な一人暮らしを維持できるようになるということです。
出典
東京都水道局 節水について | よくある質問
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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