学生の頃からコツコツ貯めた「500円玉」貯金。先日ついに50万円貯まったので銀行に持っていこうと思うのですが、預けるのに「手数料」などかからないですよね……?
配信日: 2024.12.29
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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銀行で小銭を預ける際の手数料について
銀行で小銭を預ける際の手数料は、銀行によって異なります。ある銀行の手数料について表1の通りにまとめました。
表1
銀行名 | 店舗内ATM手数料 | 窓口手数料 |
---|---|---|
A銀行 | 無料 | 300枚以下:無料 301~500枚:550円 501~1000枚:1100円 1001枚以上:500枚ごとに550円加算 |
B銀行 | 無料 | 100枚以下:無料 101~500枚:550円 501~1000枚:1100円 1001枚以上:1650円 500枚ごとに550円加算 |
C銀行 | 無料 | 100枚以下:無料 101~500枚:550円 501~1000枚:1320円 1001枚以上:1980円 500枚ごとに660円加算 |
出典:筆者作成
一般的には、店舗内ATMを利用する際の手数料を無料にして、窓口での手続きに手数料設けていることが多いようです。また、取扱枚数が増えるにつれて手数料が加算される仕組みとなっています。
ATMでの小銭預入時の注意点
銀行によっては、1回の取引で投入できる硬貨の枚数が決まっており、それを超える場合は複数回に分けて預け入れる必要があります。例えば、1回に投入できる硬貨は100枚、500円硬貨の場合は75枚までとしている銀行もあるようです。
銀行によっては1日の取引回数に制限を設けている場合もあるため、事前にルールを確認しておくことが大切です。
大口枚数の預け入れ
大きな枚数を預けたい場合は、ATMではなく窓口を利用するといいでしょう。窓口ではATMよりも多くの硬貨をまとめて取り扱うことが可能で、手数料も明確に設定されています。
ただし、窓口での手続きには数えるための時間を必要とする場合もあることから、営業時間内だとしても余裕を持って訪れる必要があります。
500円玉50万円分を手数料無料で入金する方法
500円玉で50万円分を入金する場合、硬貨の総枚数は以下の通りです。
500円玉の枚数=50万円÷500円=1000枚
この枚数を無料で入金するためには、以下のポイントを押さえるといいでしょう。
ATMの利用
銀行のATMでは硬貨の取り扱いに制限があるものの、多くの場合無料で利用可能です。ただし、一度に投入できる硬貨の枚数は限られているため、複数回に分けて預け入れる必要があります。
銀行の窓口を活用
ATMの1回の取引では入金可能な硬貨の枚数には制限があるため、複数の支店窓口を利用して預け入れることで、1日で全ての500円玉を入金できる場合があります。ただし、支店ごとの取り扱いルールによって対応が異なることもあります。
例えば、一部の銀行では、同じ日に複数回の入金を行う場合、1日の総枚数に応じた手数料が適用される可能性もあるようです。そのため、事前に各支店のルールを確認しておくことが重要です。
500円玉で貯めた50万円を銀行に預ける場合、手数料が発生する可能性はある
500円玉で貯めた50万円を銀行に預ける場合、手数料が発生する可能性はあります。ただし、銀行のルールや預け入れ方法によって手数料を抑えることは可能です。
ATMを利用する場合は、無料で預け入れが可能ですが、一度に投入できる枚数に制限があるため、複数回に分ける必要があります。一方で、窓口を利用すれば多くの枚数をまとめて入金できますが、取扱枚数ごとに手数料を設けている銀行が多いため、事前にルールを確認しておくことをおすすめします。
事前の計画と確認が、手数料を抑えつつスムーズに入金を進める鍵というわけです。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー