20代後半で一人暮らしをしているのですが、お金が全然貯まりません。一人暮らしの人はどのくらいのお金で生活しているでしょうか?
配信日: 2025.01.11
本記事では、一人暮らしの人がどれくらいのお金で生活しているのか、また貯金額はいくらなのかについて解説します。また、一人暮らしでお金を貯める方法についても触れていきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
一人暮らしで必要なお金
一人暮らしの人は、月にどれくらいのお金で生活しているのでしょうか。総務省の「家計調査 家計収支編 2023年」によると、単身世帯全体の消費支出は月16万7620円、34歳以下は17万281円だと分かりました。
一人暮らしの人の貯金額
次に、一人暮らしの人はどれくらいのお金を貯めているのでしょうか。
金融広報中央委員会の知るぽるとの「令和5年 家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]」 によると、単身世帯の貯金額は平均408万円でした。20代後半のデータはありませんが、20代の平均は65万円、30代になると一気に上がり289万円となります。
一人暮らしでお金を貯める方法
一人暮らしの場合、固定費を含めた支出のすべてを自分一人の収入でまかなわなくてはいけません。そのため、どうしても貯金は後回しになりがちです。
本章では、一人暮らしでもお金を貯めるためにできる方法について解説します。さまざまな工夫をして、お金を貯めていきましょう。
家計簿をつけて収支を把握する
貯金をするにあたっては、まず自身の収支を把握するところから始めます。そのためには、家計簿をつけていくとよいでしょう。自分にどれくらいの収入があるのか、毎月どれくらいのお金を使っているのかを知ることで、ムダな支出をおさえたり見直す部分が見つかったりします。
家計簿をつける方法として、手書きで家計簿ノートに書くといった方法のほか、家計簿アプリを利用する方法もあります。レシートを撮影するだけで家計簿をつけられるアプリなどもあるため、自分に合った方法で続けていくとよいでしょう。
固定費をおさえる
固定費とは、サービスなどに対して毎月決まった額を支払い続ける費用のことです。主な固定費には以下のものがあります。
・光熱費
・スマホ代
・保険料
電気代を減らすために、電気料金プランや電力会社を見直してみましょう。また、電気のつけっぱなし・水の出しっぱなしをしないよう気をつけてください。
スマホ代は、格安スマホや安いプランに変えるのもよいでしょう。現在契約中のプランで、使っていないけれど払い続けているサービスがないかもチェックしてください。
生命保険や自動車保険などの保険に加入している場合は、保険料をおさえるために保険の見直しをしてみましょう。不要な保障や特約を外すことで、固定費をおさえられます。
目標をつくる
何となくお金を貯めたいと考えるよりも、明確な目標があったほうがお金を貯めやすいです。例えば、「1年後に旅行に行きたいからそれまでに10万円貯める」「5年以内に結婚・出産資金を貯めたい」などといったものがあげられます。
目標があることで貯金の計画を立てやすくなるうえに、お金の使いすぎをセーブしやすくなるでしょう。
貯金方法を工夫する
「使わなかった分のお金を貯金しよう」と思っても、ついつい使いすぎてしまい、貯金に回せないこともあるでしょう。そのような事態を避けるためには、先取り貯金がおすすめです。
先取り貯金とは、毎月決まった額を先に貯金する方法です。銀行の自動積立などのシステムを利用すれば、指定日に指定の金額を定期貯金口座等に移せます。
ただし、早く貯金したいからといって無理な金額を設定してしまうと、生活が苦しくなって貯めたお金を使わざるを得なくなるかもしれません。家計簿を見て、無理のない自分に合った額を設定するようにしましょう。
一人暮らしでも工夫してお金を貯めよう
一人暮らしは、なかなかお金を貯めにくいものです。一人暮らしでなかなかお金が貯まらない人は、まずは家計簿をつけて収支を把握しましょう。
そのうえで、固定費の見直しや貯金方法を工夫することで、お金を貯められるようになる可能性が高くなります。自分に合った貯金方法を見つけて、実践していきましょう。
出典
総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯 2023年
金融広報中央委員会 知るぽると 家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和5年
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー