友だちが「食費を月3万円におさえている」と言っています。値上げラッシュのなか、月3万円って厳しくないですか?
配信日: 2025.01.12
本記事では、一人暮らしで食費3万円は可能なのか、一人暮らしの理想の食費について解説します。食費を3万円におさえるためのポイントもまとめているので、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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一人暮らしで食費3万は可能?
総務省統計局の「家計調査 家計収支編 単身世帯 詳細結果表 四半期 2024年7〜9月期」によると、一人暮らしをしている方の1ヶ月あたりの食費は約4万円~4万5000円でした。食費を3万円におさえたいなら、自炊をする、コスパのよい食材を購入するなどの工夫が必要です。
1ヶ月3万円を30日で割ると1日あたり1000円となり、31日になると約970円で生活をしなくてはいけません。仕事が忙しくて自炊がどうしてもできない、そもそも料理が苦手という方は食費を3万円におさえることは難しいといえるでしょう。
一人暮らしの食費の理想はいくらくらい?
一人暮らしの食費の理想は、一般的に手取りの10~15%が目安だといわれています。たとえば給料が25万円の方は、2万5000円~3万7500円が理想の食費です。
収入に対して食費が高すぎると、貯金ができない、生活に余裕がないなどが生じる可能性があります。一方で、食費を節約しすぎてしまうと、栄養が足りずに体調を崩しやすくなるリスクがあるため、ほどほどを心がけましょう。
食費を3万円におさえたいのであれば自炊が基本
食費を毎月3万円以下におさえたいのであれば、外食やコンビニに行く頻度を下げて自炊をすることが基本です。雑誌やレシピサイトをチェックすれば、節約料理レシピが豊富にあります。動画でも作り方をチェックできるので、料理が苦手な方も始めやすいでしょう。
しかし、料理雑誌やサイトを参考にした場合、レシピ通りに作ると食費が高くなる可能性があります。そのため、取り入れられるところのみを参考にするとよいでしょう。本項では、食費を3万円におさえるためのポイントを3つ紹介します。
コスパのよい食材を購入する
スーパーでただ欲しいものを購入しても、食費をおさえるのは難しいでしょう。食費を1円でも安くおさえたい方はセールや割引を上手に活用する、季節の食材を購入する、まとめ買いを活用するなどがおすすめです。
また、もやしや豆腐、キノコ類などのコスパのよい食材を購入して、かさ増し料理を作るのも食費を上手に節約するコツです。
週にスーパーに行く回数を決める
1週間に何回スーパーに行くかどうかでも、食費は変わります。週2回の買い物で1回2500円使用した場合、1週間にかかる食費は5000円です。しかし、週3回で1回2000円使用した場合は6000円となるため、1000円も高くなります。
1回の買い物で使用する金額が安くても、スーパーに行く回数が多ければお金がかかるため注意が必要です。さらに、1週間の献立を決めてからスーパーに行けば、余計な食材を購入しなくて済むため、食費の節約になるでしょう。
時間のある時にまとめて料理する
平日仕事が忙しい方にとって、毎日料理をするのは時間と手間がかかります。また料理が苦手な方やこれから始めようと考えている方は、休日の空いている時間を活用して冷凍保存や作り置きをしておきましょう。
日持ちする料理は保存容器に詰めて冷蔵保存し、長めに保存をしたいものは冷凍用の保存袋を使用して冷凍保存します。また、お肉や魚などに下味をつけた状態で冷蔵庫に入れ、仕事から帰ってきたらフライパンで焼くだけにしておく方法もおすすめです。下ごしらえの手間を省けるので料理の時短になり、温かいご飯をすぐに食べられます。
食費の理想は収入の10~15%
総務省統計局の家計調査によると、一人暮らしの1ヶ月の食費は約4万円~4万5千円であることから、1ヶ月3万円でやりくりするには相当の節約が必要です。ただし、食費の理想は収入の10~15%とされているので、理想を大きく超えて節約をしすぎないように気を付けましょう。
本記事で紹介したポイントを上手に活用して、自身に合った節約を楽しんでみてください。
出典
総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯 詳細結果表 四半期 2024年7~9月期
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー