愛猫2匹を迎えたので「暖房」を「24時間フル稼働」にしています。「1ヶ月」で「電気代」はいくらかかりますか?
配信日: 2025.01.17
そこで今回は、24時間暖房を使用した場合の電気代の目安や、快適な室温を保ちながら暖房費をおさえる方法について解説します。ペットと快適に暮らしながら暖房費用を軽減するために、本記事を参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
暖房を24時間使用した場合、1ヶ月の電気代はいくらかかる?
最初に、暖房を24時間使用した場合の、1ヶ月分の電気代について解説します。表1は、エアコンの畳数別に1ヶ月にかかる電気代をまとめたものです。なお、計算式には1時間あたりの消費電力(キロワット)×使用時間(時間)×料金単価(円/キロワットアワー)を使用しています。
なお、電力料金は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している31円で計算します。実際の使用では、室温設定や使用時間、外気温などの要因により、電気代が変動するためご留意ください。
表1
畳数 | 暖房能力 | 消費電力 | 1日の電気代 | 1ヶ月の電気代 |
---|---|---|---|---|
6畳 | 2.5キロワット | 465ワット | 約346円 | 約1万726円 |
8畳 | 2.8キロワット | 525ワット | 約391円 | 約1万1730円 |
10畳 | 3.6キロワット | 710ワット | 約528円 | 約1万5840円 |
12畳 | 4.2キロワット | 910ワット | 約677円 | 約2万310円 |
14畳 | 5.0キロワット | 990ワット | 約737円 | 約2万2110円 |
※筆者作成
6畳用(2.5キロワット)から14畳用(5キロワット)までのエアコンの場合、1日の電気代は約346円から737円の範囲で変動します。これを1ヶ月(30日)に換算すると、6畳用で約1万726円、14畳用で約2万2110円となります。
暖房の電気代をおさえる方法
ここからは、暖房の電気代をおさえる方法について解説します。電気代をおさえるためには、以下2つのポイントを心がけましょう。
・室温の設定は22度前後を目安にする
・フィルターを月に1~2回清掃する
猫にとって快適な温度は、20〜28度といわれています。そのため、最初から高い温度に設定するのではなく、暖房を稼働させる際は、22度前後を目安に様子をみながら設定すると節約につながる可能性があります。
ただし、これは愛猫の種類や年齢などによっても異なるため、子猫や高齢猫、持病がある猫などの場合は体調を優先してあげるように心がけましょう。
また、月に1〜2回フィルターを清掃することで、より電気代が節約できる可能性があります。
経済産業省資源エネルギー庁によると、フィルターが目詰まりしているエアコン(2.2キロワット)と、そのフィルターを清掃した場合は、年間で電気31.95キロワットアワーの省エネになるとされています。CO2削減量は15.6キログラムで、約990円の節約になる可能性があります。
エアコン暖房の電気代は適切な使用と管理で節約が可能
エアコンの暖房費用は、対応畳数によって異なります。そのため、部屋の広さに適したエアコンを選択することが重要です。
また、愛猫の種類や年齢などによっても異なりますが、室温の目安を22度前後に設定したり、定期的にフィルター清掃したりすることで、節約につながる可能性があります。暖房の使用方法を工夫することで、室内の温度を快適に保ちつつ、費用の削減につなげられるかもしれません。
出典
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
経済産業省資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 無理のない省エネ節約
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー